2009年7月5日日曜日

ヒルクライム神坂峠(2009)

去年に引き続いて走ってきました、神坂峠
去年の記録はここ

今年は去年よりも参加人数が多く120人だそうです。(去年は95人)
ヒルクライムレースは大人気ですよねっ!?
なんでやろ?
ボクは相変わらずヒルクライムは一番苦手だし、出来れば避けて通りたい種類のレースだが...(汗)

コースは去年とまったく同じ。
Hill Climb Race at Misaka Tohge at EveryTrail

Map created by EveryTrail: Travel Community

ボクは金曜日が東京出張だったので、土曜日の朝に岐阜の中津川へ移動。
お昼頃に中津川に到着して、ホテルに荷物を預かってもらって、試走にイキマシタ。(._.)

これは美ヶ原で体験したことなんだけど、やっぱ前日に試走しておくと全然違うなぁってことで。
心理的に余裕が出来るし、スパートをかける地点のチェックもできるし。
色々、有利になるんだよなー

試走してわかったことは。
スタートしてからすぐ10%越えがあって、4km地点まではきつい。
そこからしばらく6~8%ぐらいで中休み?地点になって8km過ぎてつづら折りになってからがきつい。
こんだけわかった。
んーあんまり大差ないか?(笑)
コースを走るのに必要なカロリーも知りたかった。
試走では2000kcalほど燃えた。
これはホテルからのカロリーだけど、まあ、ダラダラ走って2000kcalだったので。
本番でも「2000kcalだけ喰っておけばいい」ってことがわかった。

いつも失敗するのが「食べるタイミング」
今回は「前日の夜」を摂取ポイントにした。
いつもは試合の当日の朝飯もがっつり食うんだ。
だいたい「前日の晩飯+当日の朝飯」でレースで燃やす、、って思ってたんだけど。
これがどうもうまくいかないんで。
美ヶ原で速い人たちから言われたことで「必要な分だけ前日に喰っとけ、朝は要らん。どうせ喰っても間に合わんから重いだけ。」っていうアドバイスを試したのでした。

前日の夜に鉄板焼き屋さんで喰った。
肉はそれほど多くないけど。
野菜とかタンパク質を摂った。(何を喰ったかは別で書きます。)

んで、もう早く寝た。
起きてたってすることないし。

起きてからはカロリーメイトを200kcal程度食っただけ。
レース中はいっさい喰ってない。
これで完璧だった。
お腹も調子いいし。軽いし、腹が減って動けなくなることもない。
エネルギーになって身体に蓄積されるのに7時間~10時間ぐらいは必要だってことだ。
朝飯なんか食っても間に合わんのだっ!☆
今回のレースでの収穫ですなー。

レース前に布目ダムサイクルフェスタで「ぶち抜かれた」方に話しかけられた。
本当に速かった人だ。
ボクはもう既にグダグタで走っていたのに、後ろからさーーっと抜かれて、追いつけなかった。
少しお話しさせてもらったけど、布目ダムではあの後8周回で棄権されたそうです。(雨が降ってきたから。)
他にも今回の神坂峠では、色々な人から話しかけられました。(^。^)
たしかに「神坂峠」で検索するとボクのブログが上位に出現するなぁ。(笑)
「ブログ見ましたよ。」っていう人が多かった。(--;)
他にも「美ヶ原で」とか「伊吹山で」とか、、色んなレースに出てますから。(^^ゞ
成績はどれも大したことはないですけどね。


そうこうしてるうちに9時ちょうどにスタート。!
今回はいつもと違って30番目ぐらいからスタート。
後方スタートにしなかったのは、スタートしてすぐにある10%の坂を集団で登りたくなかったから。
試走のときに見て知っていたんだけど、舗装工事をしている最中で、路面が荒れていて。
集団で走ると、イヤでも荒れた路面を走る可能性が高くなりパンクリスクが高いと思ってた。
なので、最初に先頭集団から少数グループでこの地点を抜けたかった。
レースは想像通りの展開になって、荒れたポイントも避けて走ることが出来た。
あとは辛抱。
美ヶ原より勾配はないけど、最初から最後まで「ずーーーーっと登り」なんです、神坂峠。
2009y07m05d_192610269.jpg
4kmを過ぎたところにキャンプ場があってそこで少し平坦?があります。
そこまでずっと一人の選手を追いかけて着いていきました。
残念ながら、このキャンプ場の平坦で千切られてしまいました。(T_T)
去年のボクなら無茶をして千切られまいと脚を使い切ってしまってたでしょう。
今年のボクは違う、目標があるから。
「1時間を切りたい」と「ゴールスプリントで抜きたい」という大目標。
このためにずっと辛抱。
千切られたけど、あとの登りでまた追いついたり出来たので、ああ、やっぱみんなキツイんだなぁ、と少し安心したりもした。(^^)

しかし、、、
8km過ぎたあたり、、きつくなるのは知っていたんだけど。
大きな問題、、「単独走行」に陥っておりました。(-.-)
後ろから追いかけてくるモノもなし、前を走るモノもなし。
これがボクには非常にまずいのです。
ヒルクライムはペースをつくるのが難しいんです、ボクにとって。
自分のペースで、、、なんてことをするとどんどん遅くなってしまうんです。
(あくまでボクの場合ということです。)
他の誰かがペースメイキングしてくれないと、、、まずい、、、まずい、、、
つづら折りの登りで下から来る選手を探すと、かなり離れている。
(こりゃ、前方の選手に追いつくしかないな。)
ということで見えない前方へ向かってペースをあげる。
これがまた辛い。
そりゃそうだ。どれだけ前方に選手がいるのかわからない?
そもそも追いつけるのかどうかわからない。
それに追いつこう、というわけだから。
必死で回す。
誰も見えない。
また回す。
まだ見えない。
(こりゃ、ぜんぜん引き離されてるんとちゃうか?)
と、、、諦めかけたとき。
ぽつん、と選手の後ろ姿が見えた。
(おおおーー助かった。)
今度はその選手に追いつけ!というモチベーションを奮い起こし。
ただひたすらペダルを回す、、、、わけですが。
地点はもう10kmを越えていて。
ゴールまであとわずか。
そしてペース配分を壊していたので、もうこの辺ではボクはフラフラ状態。
(くっ、、、追いつけるか??)
歯を食いしばった。
呼吸の音が荒くなった。
「がーーーぜーーーはーーー」みたいな呼吸音になった。
下を見て、ペダルを回し、また前方を見て、前の選手との距離を確認。
(あ、距離が縮んでる!)
前方の選手も辛そうだ。
残りは1km程度。
追いつけるか?抜けるか?
必死の追跡。
残り500m。
もうボクも前もフラフラ。
残り100m。
前の選手がボクに気づいた。
でもペダルを回す脚は速くならない、売り切れ状態のようだ。
ボクはハンドルの下を持ち、いっぱしにスプリントスタイルだ!(でも時速10kmも出てないかも?(笑))
残り30m。
先にゴールした選手が声援をかけてくれる。
残り10mで抜いた。
抜かれた選手が抜き返そうとスプリントをかけてきた。
負けるかっ!!
さらに喘いでボクもラストスプリント!!

勝った...

よっしゃ。
スプリント勝ちだ。
うれしい。

最大心拍数が172bpmまであがった。
そのときの速度はたったの時速15km。(笑)
なんてへぼいスプリント勝負だったんだろう。(恥)
それでもボクのようなライダーには「必死」だったのです。
そして目標だった「スプリントでキメてやる。」を達成。
気持ちよかったです。

残念ながらタイムは1時間2分。
1時間キレませんでした、無念。
来年、また頑張ります。
順位は120人中20位でゴザイマシタ。(^^ゞ
去年よりタイムを3分縮めたのに順位はそれほど上がらなかったです。
ってことは今年はレベルが上がってるんですね、みなさん。
(去年の優勝タイムが53分で今年はなんと49分だそうです。

レースそのものは目標2つのうち1つを達成できたので「まずまず」満足。
楽しかったです。
色んな人に話しかけられて嬉しかったです。(^。^)
また「いずこかの」大会でお会いしましょう-!


Created with Admarket's flickrSLiDR.

0 件のコメント: