2009年11月16日月曜日

イースタン・プロミス

ぱっと見、どこの国の映画なんだろ?って思うぐらい、すごく暗く淡々とした色彩の映画。
イースタン・プロミス [DVD]

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たぶんね、もの凄く評価が分かれると思うんだよね、この映画。
たとえば「起承転結」がしっかりとあって、少なくとも「どこか救われる部分」があって。
最後には「ふーむ、納得できるか。」っていうエンディングが用意されてるなら。
万人ウケするとは思うんだけど。
悲しいかな、まったくそんなストーリーではなく。
最後まで「痛い」「苦しい」「やるせない」で終わっちゃうんだ。

14歳の少女がレイプされて妊娠し、出産時に死んじゃう。
赤ん坊は無事。
助産師の女性がその14歳の少女の身元を探していくうちに。
少女はロシアンマフィアのボスと関係があったことがわかる。
助産師の女性が「ナオミ・ワッツ」が演じてる。
マフィアの経営するレストランにナオミが訪れると、ボスとボスの息子、そして運転手と出会う。
マフィア独特の非情な考え方や、ファミリーの扱いなどなど。
この辺は普通のマフィア映画と変わらない。
運転手が結局「主人公」になるわけで。
最初はわからなかったけど、途中から「ああ、この運転手は...」って先読みできちゃった。
運転手「ニコライ」を演じてるのは「ヴィゴ・モーテンセン」で。
渋い演技でした、かっこいい。すごい俳優だな。

見てて「うへー」ってなるのはサウナの中での殺し合い。
マフィア同士らしい、殺し合いです。
ああいうのを「修羅場をくぐる」っていうんでしょうなぁ、マネできんわ。

最後まで死んだ少女が救われることはありません。(--;)
赤ん坊は、まあなんとか殺されずには済んだけどね。
マフィア対マフィアの映画ではなくマフィア対一般人ってのはどうもなぁ。

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