2010年6月20日日曜日

第44回全日本実業団西日本サイクルロードレース大会

第44回全日本実業団西日本サイクルロードレース大会に参戦してきました。(^。^)
44回ってことは44年前からやってるの?これ?すげーなー。

コースは3月に走ったコースと同じです。

とにかく、キツイ、泣きたくなるようなコースです。(T_T)
前日に福山からエアポートバスで広島空港へ。
午後4時頃到着。
エアポートホテルにチェックインして、バイクを組み立て、午後4時半ぐらいから試走開始。
(今回、まったく写真撮ってないんです、そんな余裕がなかったっす。)
2周(20kmぐらい?)走ってギブアップ。
相変わらず脚を痛めつける厳しいコース。(変わっているわけないし。)

そそくさっとホテルに戻り。
5時半ぐらいに晩飯喰って。
コンビニで買い物して部屋に引き籠もる。
ワールドカップ、日本対オランダを観て、部屋で勝手に盛り上がってた。
サッカーが終わって、就寝。
午前5時起床。
6時にホテルをチェックアウト。
会場へ移動。

珍しく今回はERのスタートが遅くて。
時間に余裕があったので嬉しかった。

チームメイトと合流して受付を済ませてそのまま再度試走。
わずか1周で気が遠くなりそう。(笑)
(こんなんでいけるかな?)とかなり不安になる。

その後はチーム監督のまんまさん(@manma3)の固定ローラーをお借りして、悶々、黙々とウォーミングアップ開始。
iPodを聴きながら、、、かなり集中して回した。
ケイデンス85ぐらいで心拍数が140まであがるまでずっと回して。
140を越えたら130ぐらいまで抑えて今度はケイデンス90まで。
1時間近く回し続けました。
おかげでBR-1のレースは殆ど観てない。

雨が降る、と言われていたけど、寸前のところで降らずに空が耐えてる感じ?の空模様。
湿度が凄く、ミストサウナの中にいるいみたいだ。(^_^;)
ローラーを終えてみると汗がフレームに滴り落ちるぐらいになってた。
汗を拭いて、息を整え、チームメイトと出走サイン&スタート位置に移動。
今日のレースは179名エントリーで160名ぐらい出走らしい。
スタートはもの凄い数のライダー。
(こんだけの数で一斉スタートですかー、こわいなー)
と思いつつ。
10時10分スタート!
開幕と同時に飛び出せるだけの脚力なんて無いので、じっくり見てからターゲットを決めて後ろに付いて集団が落ち着くのを待つ。
最初の下り坂に入ると、コーナーでいきなり「かめぇっ!かめぇっ!」と叫び声が。
「落車!」とかそんなかけ声は聞いたことがあるけど「かめぇー!」は初めて聞いた、なんじゃそりゃ?
と、思って前方のライダーが指さす方を見るとコースになんと亀が歩いてる。(汗)
(なんじゃーこりゃーー?)必死の回避。
まだそんなに速度が出てなかったので左側に回避できた。
思わずボクも「亀?ってなんじゃーそりゃー!」と声を出してしまった。(^_^;)
(踏んだらマリオカートみたいに加速するとええよなぁ。)とバカなことを考えながら走ってると。
いきなりすぐ前方で2台が接触して落車。
しかも今度は速度が出てた...
(ひぃぃぃぃ!!)
必死の回避。
前輪が浮いた。
腕で押さえ込む。
次は後輪が流れた。
クリートを外して転ける準備。
なんとか転けずにコースの左端まで逃げて回避できた。
チームメイトも回避できたようだ、良かった。
ボクの背中では「がしゃがしゃっ」と落車の音が聞こえた、、、

しばらくチームメイトの後ろでへばりついて走ることに。
集団が落ち着かないことには何も出来ない。
まだ抜いたり抜かれたりを繰り返していた。
やっと下り坂が続くところを過ぎて登り基調になると落ち着いてきた。
そして、ガツンと3回登る登り坂で集団後方から中盤まで上げた。
登り坂は稼げる、たぶん負けない。
順位を少し上げたけど、平坦になるとまた抜かれ、結局、元の集団後方に追いやられちゃう。(--;)
明らかに3月のときと違う。
ペースが速い。
さすが実業団レースだ。
1周目が終わる頃には、集団後方どころか、千切られて、独りぼっちに。

しばらく独りで走ったけど、ぜんぜん速度が出ない。
このまま単独走を続けると完全に脚を使ってしまい走れなくなる。
そう考えたので下り坂で速度を出さずに、後ろから来る次の集団に吸収されて、その中で走ることに。
次の集団に入ると、少し楽になった。
でも下り坂の速度はボクは遅い、上手くない。
ダウンヒルなんて練習したことないし、怖いしさ。
あっという間にこの集団でも集団後方に追いやられる。
(ちくしょう、ちくしょう)と歯を食いしばってついていく。
そして登りになると集団の真ん中ぐらいまで上がってみる。
でもすぐ平坦でまた抜かれる。
これの繰り返し。

2周目が終わり最終周回に突入。
この頃になるともう汗は滝のように流れ出し。
アイウエアなんか曇っちゃうので外してポケットに突っ込んで走ってた。
3周目、きつい。
記録を見るとどうやら2周目でボクの脚は終わってたみたいで3周目になるとがっくり記録が落ちていた。(自分ではわからない。必死で走ってるつもりだった。)
最終周回はもう決めた選手の後ろに付いていく、これしか頭に思い浮かばなかった。
あんまり考える能力も無かったし、朦朧としてたし。
集団らしい集団もなく4~5人でくるくる回してた感じ。
コムレイドのヒトが声を掛けてくれた。
でももう着いていけなかった。...
得意のはずだった登りでももう登れなくなっていた。(--;)
ボードを見るとトップとの差が6分50秒になっていた。
まあ、これで足切りはないな、と思って安心したら、余計に脚に力が入らなくなった。

一緒に走ってたヒトに追いつく、ことより、後ろから追いつかれる、ことに気を遣うようになった。
時折、後ろを振り返りながら走る。
(まだ誰も来ない)と思いつつ、平坦路を走る。
しかし、もう追撃されていた、、ボクだけが気づいてなかっただけ。
あのコースは終盤は曲がりくねっていて、後ろを見渡せるのはせいぜい20mぐらい。
ヘアピンを曲がって最後の登りを登ってスプリント箇所になったとき...
4名~5名の追撃を喰らい、撃沈。(T_T)
ゴール手前100mで抜き去られ、追いつくことが出来なかった...
もう脚が動かなかった。
心拍数もこのとき最高値を叩き出してた、もう限界だったんだ。
最後のスプリントであれだけ大勢に「ごぼう抜き」されたのは初めての経験。
ものすごく悔しい。
そして自分のふがいなさ、、まいったな。
ゴール後しばらく呆然としちゃった。

3月に走ったときは1時間8分11秒(自己計測)。
そして今回が1時間6分49秒(自己計測)
1分強、速くなってる。
これはこれで自信となった。
わずか数ヶ月だけど特訓して少しは速くなったんだ、ウレシイ。
トレーニングは無駄じゃなかった、ボクは強くなってる。
次に走るときはもっと速く、強く走る。
またトレーニングを重ねて次はもっと順位を上げよう。
まだまだ強く速くなれるはず。


@manma3から写真を戴いたのでスライドショーにしてみました。♪




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