多くのルパン三世 VS コナン?を観に来たガキどもと戦いながら…(汗)
頑張りました…
もう五月蝿くって仕方なかったけどね!
まず、アカデミー賞候補の呼び声が高い!って聞いたんだけど、地味な?作品だとは思うので。
じっくり観る覚悟で。
さらに上映時間が134分と若干長め?なので身体から水分を絞り出してから鑑賞すべし。
(実際に上映中にトイレに行く残念な人、多数でしたから。)
作品は長めでも全然長さを感じさせない、、面白さ?でした。
まず、この作品は実際にあった話し。
ノンフィクションということ。
これだけを頭に叩き込んで観に行きました。
ソマリア沖の海賊の話は有名だったし。
日本でも何度かニュースで観たから知ってたけど。
その映画を観ることになるなんて!!
作品は大きく3部構成かな。
まず、バックボーン、登場人物の背景を紹介するパーツ。
そして事件勃発から貨物船でのシーン。
最期が救助船?小型船内での出来事から脱出まで。
よく書かれているのに「トム・ハンクスの一人舞台」的な感想が多いのですが。
たしかにすごい演技でした。
トム・ハンクス万歳な作品なんですが。
ボクは「ムセ」バーカッド・アブディ(ソマリア人役)の怪演にも、けっこう釘付けになりました。
あんな役者、よく見つけてきたなあ…(700人からのオーディションで選ばれたらしい。)
ものすごくリアリティのある海賊でした、ああこわい。
ムセ、すごい演技でした。 |
どのシーンもリアリティが高く、緊張させられる。
日本だと海賊と言えば、わりと「のんきな」とか「平和な」イメージが大きいと思うのですわ。
アニメで海賊とか平気で主人公で描かれたりしてますもんね。
しかし現実の海賊とは、この作品で描かれているように「非情で」「残忍で」「悲惨な」人たちなんですよね。こいつらは「海賊王になる!」なんてふざけたことは言わないわけです。
船長、必死 |
実際、海賊の最初のアタックは作品中でも描かれているとおり、船長の機転で回避してますもんね。
すごいもんだ。
そしてそれを上回る「ムセ」の執念。
久しぶりに緊張した作品に出会いました。
この緊張感はアル・パチーノの「狼たちの午後」に似た感触であり。
生への執着?ムセもフィリップスも、お互いが「生への執着」を見せたんだなぁ、と思った。
まあ、観終えて、最初に思ったのが「ソマリアには行かない」ですね。(笑)
アカデミー賞なのかどうか?わかりませんけど、観ておくべき作品でしょう、間違いなく。
トム・ハンクスの演技も、近年ではベストに近いもんだと思います。
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