2016年12月22日木曜日

I am ICHIHASHI 逮捕されるまで

映画はさほど興味なかったんですが。(すみません)
事件と本は興味あったんですよねー。
残念ながら本は読む時間なくて読んでませんけど。
映画作品の方は観れました。😀
こういうのってAmazonプライムビデオ向け作品じゃないですかねー

「映画作品」としては、ちょっと前衛的?な作品と言えるかもしれません。
 
映画より前に出版された書籍から創られた映像のようですね。
監督、主演、主題歌の3つを「ディーン・フジオカ」という俳優さん(よく知りませんでした)がやってます。
そのせいもあり中身は70%ぐらいディーン・フジオカの「独り芝居」の様相が濃いですね。
演技力が大切な「独り芝居」なのですけど、残念ながら「鬼気迫る」ような匂いがちょっと足りないかなぁ、と映画として観てるとそんな感じ。
リアリティを追求すると「そんなもんかな」とも思うのですけど、映画としては「もうちょい大袈裟に」と思っちゃいました。

逮捕されるまで
映画を抜きにすると。
実に興味深いものでした。
2年7ヶ月の逃亡。
どこをどういう風に逃げてたのか?
映画では時系列が入れ替わって表現されてて、最初に「逮捕される瞬間」から始まり。
一気に時間が事件発生時に巻き戻り、そこから逃亡劇が始まりまして。
マンションから逃げに逃げて。
北関東、熱海、青森、新潟、関西、岡山、瀬戸大橋を通り、四国、大分、鹿児島、最終的には沖縄の久米島から徒歩でオーハ島、、、、
映画では久米島に居た時からストーリー展開があって、人目を避けるため、久米島の隣島、オーハ島までは引き潮なら徒歩で渡れるという逃亡者には好立地条件。
なんと最長三ヶ月も独りで無人島で暮らしていたそうだ。(何度も久米島と行き来してたらしい)
捕まった原因は無人島暮らしに限界を感じて、金を稼ぎに名古屋に来て、そのときにホクロを取る手術をしたのが失敗。
この整形外科で写真撮影されてしまったのが運の尽き。
整形後の写真がテレビ報道され、働いていた建設現場の同僚に通報されて逃げ出し、また無人島へ行こうとフェリー乗り場に来たところを、作品冒頭の「逮捕シーン」に繋がります。
それにしても警察は何度も捕り逃がしてるんだなー。😕
あれって失態すぎるなー。
市橋は若くて脚とか速そうやもん。
それに対してブーデーな「お巡りさん」だもんな、見た目に運動不足な感じでした、映画では。
あれじゃ、逃げられるよー。
そして「また逃げられる」と思われちゃうよねー、情けない。

こういう実録事件モノが大好きなボクには大変満足できる楽しさ?興味深さでした。
(ボクはテレビ番組で「警視庁潜入24時」みたいな番組大好きデスカラ!)
やはり日本じゃ指名手配されたら逃げるのって「並大抵なことじゃ無理」やね。
改めて思い知らされて、悪いことしたらアカンなって思いました。

映画的には前半の「マンションから逃げて、自分で唇を切る」というシーンがクライマックス。
脚本をもうちょっと…でもドキュメンタリーだからこれでいいのか?
映画作品としてはそういう感じでしたー!😬