昨今の世の中、この手の話はあちこちに転がっている、そして殆どの場合、気づかない。
自分もそうだと思うし。
あいつもそうだ。
あの会社もそうだ。
そしてあの業界もそうだ。
さらに、きっとあいつも、、、そうに違いない。
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- 外見だけ整えているが内面が伴わない
 渋谷なんかをうろうろしてる若造?なんかのことか?と思いきや。
 スポーツや、ゴルフや、ダイビングなんかするとき「とにかく道具だけは一人前(以上)のものを揃えてからでないとやらない」タイプの人間も含めるのだろう。
 こういう人間はやたら多い。
 かくいうボクもそのうちの一人なんだろう、と決して否定しない(できない)のも情けない。
 ただ、最近は気にしなくなった。(老化か?)
 ダイビングなんかは痩せてから軽機材以外すべて使えなくなったんだけど。
 いまだにレンタル機材で潜ってます。
 まぁ、単に買う気がない、というだけか。
- 情報の流れを阻害する
 これはまさしくボクが当てはまる。(恥)
 稚拙で姑息な手段ですね。めんぼくない。
 構図があまりにも見え見えだと恥ずかしいと書かれていますが、その通りだと思います、反省。
- 議論や交渉を拒否し自らの主張のみに固執する
 これは身近にいますね、こういう人。
 大嫌いですし、苦手です。
 特に中小零細企業経営者に多いのがこのタイプ。
 こういう人って自分が決めた結論に向かってしか議論を進めないわけです。
 だからいくら議論したって無駄なんだよね。
 端から見ていてすごく恥ずかしいですよね、かっこわるいし。
 最近、酷いのになると「自分の意見に賛成しないやつは仲間はずれにしてやる!」みたいな論調でまくし立てる人物も見ました。
 もう死んでください、って感じ~
- すぐ極論に走る
 日本のマスコミがこれですよね。
 全勝しなくちゃ意味がない、っていう考えの人。
 こういうのが会議に混ざると、大変ですわ。
 高校野球の監督とかならちょうど良いんでしょうけどね。
 そりゃ全勝できればこれ以上良いことはないんでしょうけど。
 相手も、プロなんだし、負けたくないと全力で戦ってくるんだから。
 全勝なんてできないし、したら、次のリーグ戦を戦う力が残ってないよ。
 僕らはプロ。
 延々と生涯、戦い続けるんだから。
 6勝4敗で勝ち越す技術も十二分に必要なのだ。
- 極端な一部を取り上げて全体はこうだと決め付ける
 これも日本のマスコミ全体がこの病気に陥ってる感があるし。
 こういうことを言う人間が会議に混ざるとこれまた大変。(笑)
 商品開発のときでもよくあるんですが。
 「こういう商品を開発すれば大ヒットする!」って息巻くヤツが居るんですが。
 「して、、そのこころは?」と訊いてみると。
 「誰々さんがそう言ってた。」か「そう思った。」というだけのアンニュイな返事なんだよね。(笑)
 そんな「ひらめき」だけで...公の場で発言しないでほしいです。かっこわるい。(恥)
 そう言うヤツに限って、意見を却下すると、「激しく怒る」から不思議だ。(笑)
 いつも思うんだけど、、そう言うヤツって会議には来なくていいから寝てて欲しいんだよね...邪魔だし。
- よいところを見ず悪いところだけに着目する
 これはボクもよく陥る。
 どうしても人間って「悪いところを見つけた方が優秀だ。」と捉える悪しき習慣があります。
 そして魔女狩りのように悪いところをみんなで吊し上げてしまう感がある。
- 責任を誰かに負わせないと気がすまない
 これはボクには無い発想だけど。
 多くの企業でこの病気が蔓延しているように思います。
 いつも思うんだけど「責任」ってなんだ?ってね。
 「責任をとれ!」なんて言われて始めて考えるわけだが。
 「責任」とか言われても、そんな曖昧なことわかるわけないやん!
 はっきり「辞めろ」とか「弁償しろ」とか言えばいいのに、なんで「責任をとれ」なんて言うんだろう?
 これは「作戦」なのか?
 なので個人に「責任をとれ」なんてボクは言いません。
 そんな曖昧な言葉で済まされちゃ、こっちが迷惑。(笑)
 はっきり「辞めろ」とか「弁償しろ」とか言ってあげるようにしています。
 そして最初にそう断っておくと、安易に「もしもの場合、ボクが責任をとります。」なんていう安物のテレビドラマの見過ぎちゃう?というようなセリフをはく人間も居なくなりますね。(笑)
- ちゃんと聞かない、読まない、理解しようとしないで主張ばかりする
 自分の父親がそう。(笑)
 遺伝的には自分もそうなのか?と自己分析してみたけど、どうやらボクはこの悪性遺伝子は遺伝していないようだ。(と思う。)
 ボクは他人の話を聞くのが好きだし、他人を理解したい、と常々思っていると思っている。(変な日本語。)
 ただ主張は激しくする。(笑)
 よく読まないで主張することは「あるような気がする」(笑)
 それは手渡された資料の出来も悪いんだよ、きっと!
 もっと読みやすくして!(汗)
- 自らが無知であることを自覚しない
 自分より「優秀」で「頭脳明晰」な人間と30歳を過ぎてから、何人も出会った。
 これはボクにとってすごい収穫だったと思う。
 それまでは「人間の力なんて大差ないなぁ。」と正直思ってた。
 3流大卒でも十分やっていけるや~ん!とか気楽に思っていた。
 と・こ・ろ・が...
 やっぱり、一流大卒はすごいなぁ。
 っていうか「頭の良い人間」っていうのはスゴイ。
 運動能力でもそうだけど、トップになる人間の能力ってのは凡人の理解をはるかに凌駕し。
 「努力して追いつこう」とする「意欲すら失わせる」だけの差がありますね。
 ボクは無知だし、凡人です。
 兵隊さんの位で言うと「2等兵」が精一杯ですね。
- 自分を棚に上げて他人を批判する
 他人を批判することは「楽」だし。
 割と安易にしちゃうんだよね。
 んで、振り返って考えることもあまりしないのですが。
 会社の中だと指摘してくれる人物なんて居ないのですが。
 友人たちとならズバリと「自分を棚に上げてるなぁ!」と指摘されますね。(笑)
 そして、指摘されたら(ああ、なるほどなぁ。)と素直に反省できる自分がいます。
 そういう友人たちに囲まれている間は、まだ「大丈夫」なんでしょう。
 お互いが良い意味で刺激し合っている、と解釈できるね。
 そうでない人間との付き合いってほとんど意味がないと感じられるようになってきたな。
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「自由論」によると「多くの人がやることをやらない。」で「多くの人がやらないことをやる。」人間ってのはいずれ「多くの人」によって葬り去られるのだそうだ。
「その他大勢」の趣味趣向で生きていくのか?
「いやー自分は自分っす」と他人の存在なんか気にしない!で生きていけるのか?
この辺が分かれ道っすね。