2010年12月4日土曜日

デイブレイカー

すごいシチュエーションを創りだしてきたなぁ。(感心)
こりゃ、まいった、アイデア賞か、ってな感じ。


どうしてこうなったのか?
詳しい説明は一切省略されてるけど「コウモリ」のせい?らしい。
人類は汚染されバンパイアに変貌する。
そして人類とバンパイアが地球上に「普通に」存在するようになり。
やがてバンパイアの人口?のほうが増え、あっという間に人類は絶滅寸前。
ここまではわかりやすく言えば「ゾンビ」映画とあんまり変わらない。
ここから違うのは、バンパイアに変わってしまった人間?ってのは人間だったころと殆ど変わらない社会生活、経済活動を営んでいる。
ただし、人間の生き血を吸わないとおかしくなって死んじゃう、っていうルールね。
かつまた自分で自分の血を吸ったり、まったく血を吸わないでいると「サブサイダー」っていう「完全化け物」に変貌しちゃうっていうルールもあるわけ。

んで、世の中、バンパイアが増えちゃって、人類はどんどん減って。
慢性的に「血液不足」に陥るわけ。

困った挙げ句にバンパイアは人間を捕まえて「血液製造工場」として「飼い」始める。
この辺の描写は「マトリックス」の「電池」のところと似た感じ。
デイブレイカー
血液製造工場で飼われる人間の図

それでも人間は「死ぬ」けどバンパイアは「不老不死」。
血液がどんどん足りなくなる。
焦りだしたバンパイアは「代替え血液」を研究開発しようとするわけ。
そこの研究員が主人公のエドイーサン・ホーク)ってわけ。
エドは絶滅寸前の人間に対して「なんとかしたい」と考えている。
そんなとこに逃亡していた人間に出会い、助けてしまったことから、人間に「信頼」され、ある男を紹介される。
その男は「元バンパイア」で、ある事故からまた「人間」に戻ってしまったヤツ、ライオネル・コーマック(ウィレム・デフォー)でやんす。
えー?バンパイアになってもまた人間に戻れるの?ってビックリ仰天のエド。
でもエドの勤める会社の社長は「代替え血液」の開発で「大儲け」しようとしてるわけで。
デイブレイカー
「治さなくてもいいんだよ!お金儲けしたいんだからっ!」と叫ぶ社長の図

人間に戻る、なんてどうでもいいわい!ってね。
そんな感じでストーリーが進みます。


正直、「こんなにオモローだとは期待してなかったっす。」な風味です。
良い意味で「期待を裏切られた」っす。
すげー面白かった。


ひとつ観てて気づいたのが。
エドはバンパイアのときは超ヘビースモーカーで。
ずっとタバコを吸いながらの演技でしたが。
人間に戻ってからはまったくタバコを吸いませんでした。(笑)
不老不死だと、みんなヘビースモーカー!!(そりゃそうだ。死なないからな!)


あと、こんなオモローな映画なのに。
やってる劇場数が少ないし、今日、観に行ってもガラガラだったし。
モッタイナイなーって思いました。
よくあるミスマッチってやつですね、日本の映画界ってずっとこんな調子だからダメなんだよね、ってしみじみ再認識したです。(TдT)

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