2012年5月6日日曜日

テイク・シェルター

GW中に観に行きました。
京都でしか上映してなかったのでTジョイ京都まで行って観ました。

まあ、「大作」でないのはわかっていたので。
宇宙人が出てくるわけはなかろう、ということで、期待中ぐらいで。
肩の力を抜いて観に行こう、といった感じですかね。
殆ど事前に内容をチェックするようなことはなく、観に行ってきました。( ^o^)ノ
テイク・シェルター
あらし~あらし~♪


大まかなストーリーは。
小さな田舎町でひっそり暮らす御家庭が、ほぼ全ての出演者。
お父さん(カーティス:マイケル・シャノン)、お母さん、耳の不自由な女の子。
お父さんは肉体労働者。
真面目に働く、家族想いのごく普通のお父さんでした。
ところがある日、ふとしたキッカケで不安が心をよぎったのでした。
最初は1点のシミのように心に落ちた「不安」だったのですが。
徐々に徐々にそのシミは巨大化し。
もう抑えることのできない不安に発展してしまうのです。
それは「バカデカイ嵐がこの村を襲う」という不安でした。
カーティスはもう不安に取り憑かれました。
家族に内緒で借金までして「シェルター」を造ることにしたのです。
どんどん「不安」という闇に飲み込まれるカーティス。
勤務する会社の機械を無断借用し「シェルター」を庭に埋めたことが会社にばれてしまい解雇されてしまい。
愛する子供の「耳の手術」費用さえも捻出できないかも?という窮地に立たされながらも。
カーティスは「嵐が来ることの方の不安」を訴え続けるのです。
狂気とも思えるカーティスの行動を奥さんは必死で制止しようとします。
それでもカーティスは止まりません。
最期にはカーティスの狂気は村中の噂に…
さて、何が彼をそうさせたのか?
そういった「謎解き」みたいな作品ではなく。
ただひたすらにカーティスが狂気に落ちていく様を見せつけられます。
全体的な雰囲気は「アンノウン」に似た印象を受けましたが。
あの作品のように明確な着地地点がありませんね。
エンディングまでを観終えてからは「ミスト」のような雰囲気もありました。
ネタバレになるので最期までは書けませんが、観終えた感想は「なんだかなぁ…」って感じ。
「もし、それがそうなら、説明してよっ!」って言いたくなる感じっすね。

作品としては…
最初にカーティスを襲う「不思議な現象」がカーティスの「妄想」だった、というオチから。
連続していくつもの「不思議な現象」のオチがぜんぶカーティス妄想だったというのは。
観てて、「あ、今度も妄想なんでしょ?」という安心感?が先立ち、ぜんぜん怖くないんですよねー。
妄想じゃないのは最後の二つだけでしたね…あとはぜんぶ…(´д`)
なので、後半の盛り上がりまでは、少々「ダレます」な。
中盤のダレ気味なところで、もうちょっと面白い「サイドストーリー」を用意してくれりゃ、良い作品になったんじゃないかな?などと、脚本家のせいにしたりして!(゚Д゚)
そんな感じを受けながらエンドロールを観てましたとさ!!

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