2017年11月27日月曜日

未来は誰の手の中にあるか


AIはひょっとしたら人間の仕事を奪ったりしないかもしれない

もう最近のニュースで話題になるのはAI(人工知能)が将棋の世界で人間より強くなった、とか。
囲碁の世界でも人間を負かせるようになったとか。
今年になってそういうのをよく見聞きするようになりましたなぁ。
恐ろしいことですが!
deep learningという手法でCPUが自分で勝手に学習できるようになったそうで。
人間がこれまで創り上げてきた棋譜とかそういうのを学習して覚えて、新たな一手を産み出すそうです。
ボクは自慢じゃないですが将棋がものすごく弱いです。(笑)
囲碁に至っては「出来ません」から。😖
たぶんAIと将棋したら10分以内に負ける恐れがあります。😓
そんなすごいAIのおかげで、今後数十年で人間の仕事はAIに奪われる、なんて報道をよく目にするようになりましたけど、沖縄で遊んでて理解したんです…AIはひょっとしたら人間の仕事は奪わない、ってことを。

例えば。(喩えがわかりにくいかも)
コンビニのオニギリを製造する工場で「オニギリの真ん中に正確に梅干しを埋め込む」仕事をしているAくんが居たとします。
来る日も来る日も、毎日、数千個?のオニギリに梅干しを埋め込んで年収200万円ぐらいだとします。
この会社の社長は「梅干し入れるぐらいならロボット(AI)でいけるんちゃうん!」とロボット導入を考えます。
そこでロボット製造会社から提案されるのが。
「梅干し投入ロボ:5,000万円」って提案を受けるわけです。
社長は「5,000万円かー高いなー梅干し入れるだけやのになー」って思うわけですよね。
そしたらロボット製造会社から「9,000万円出せば、オニギリの製造ラインに原価計算自動管理システム、異物混入センサまでできます。さらに売上げ管理、仕入れ管理、在庫管理まで人工知能がやりますよ。」とか言われちゃいますよね。
そしたら社長は「すげー、そんだけできるんならそっちのほうがいいよねー」と導入を決意します。
9,000万円は株を増資して手に入れることにしました。
売上げが増え、利益も増えることが見込めるから、簡単に資金調達できました。
ってことで「梅干し入れるだけーみたいな簡単な仕事は人間でいいよ。そのほうが安いし。」
ってなるわけですよね。こうしてAくんは工場で働き続けることが出来ました。😀
ただし、気がついたら、、オニギリが運ばれてくるベルトコンベアの速度調節はAIがやるようになり、あれ?これってロボットにこき使われてる?って気づくのに時間はかからないでしょう。

自動車の運転だって、ひょっとしたら「人間に運転させてる方が安上がりなんじゃない?」ってなって「人工知能は渋滞抑制と事故抑制、エネルギーロスの計算に全力を注いだ方が良い」ってなるんじゃないですか?
ただし、この場合、「人間の賃金は未来永劫上がらない」ということになりますけどね。
資本主義社会で機械は投資で購入されるモノなので、資本家だけがモノの価値を左右できるシステムを構築するような気がします。
持たない人たちはロボットといつの間にか競争させられ、ロボットの価値以下でないと賃金が貰えない社会になるんじゃないか?と気がついたわけです。
職業は奪われないけど、収入は奪われますね。(笑)
ソフトバンクのロボット、Pepperくんは苦戦してるみたいですが。
あれだって人間のやってることを置き換えようとするから無理があるわけで。
人間のできないことをやればいいんですよね。
そうすればみんな欲しがるわけですよね。
というわけで
人間で出来ることは人間にやらせておけば良い、そのほうが安上がり」な世界がすぐやってくるんだ、と覚悟しました。

もう隠せない


こないだ読んだ朝日新聞の記事で
拓殖銀行の破綻のとき、あちこちの金融機関で「取り付け騒ぎ」が起こったんだけど。
各マスコミは申し合わせたようにその事実を報道しなかった、という記事を読みました。
報道してたら日本の金融はあのとき崩壊したかも?って思えるぐらいヒドかったそうです。
リアルタイムにそのときに生きていた人間なのですがちっともそんな緊迫感は知りませんでした。(恥)
つまり報道されないと、それぐらい「知られない」世の中だったのです。
さて、現在は?と言うと、道を歩いてるヤツの殆どがスマホというカメラを持っていて、写真撮ったら即シェアされてあっという間に国内、、数秒後には世界中にシェアされているわけで。
世の中に起こった出来事を、マスコミが気を利かせて「隠しておこう」と思っても、数秒後には「誰もが知る事実」に変わってしまう世の中なんですよね。
そんな恐ろしい端末「スマートフォン」が世の中に生まれて10年経過してるわけです。
この間にスマホのおかげで革命が起きたり(ジャスミン革命とか)、本当に世界を変えてしまってるわけです。
そして小学生で生まれて初めて持った携帯電話がスマートフォンな子供が、いま22歳ぐらいになって社会人になってくるわけですわ。
そういう人間は「一瞬たりともスマホの画面から目が離せない」奴らばかりですね。
まぁ、そうだと思います。
物心ついたとき、最初の通信デバイスがスマートフォンなんですから。
「刷り込み」キツすぎるわな。(笑)
たぶん両親や教師の言葉より、スマホで検索して得られた言葉の方が彼らには胸に響くのでしょう。
彼らは良いも悪いも関係なく、目の前の真実を写真に撮ってシェアしてきますからね。
良くも悪くもそんな世の中で生きていくわけです。
免疫を持たなければならないと覚悟しました。

コツコツやっていくこと


夢も希望もないようだけど。
これからの世の中は、今までとまったく違う価値観になるのは明白で。
誰もが次の価値観を求めて彷徨ってる感じ。
もはや僕らの親父世代の「ベンツ乗って良い酒飲んで遊ぶ」ことが人生のステータスじゃなくなったわけです。
その証拠にゴルフ場なんて景気が戻っても、バブル期のようにみんなこぞって行かなくなりましたからね。
あの当時のオサーンどもは価値観が一つしかなくて「スポーツ=ゴルフ」だったわけですが。
最近はゴルフ?どこが面白いの?な人も大勢いますし。
色んなスポーツを楽しむようになりました。
ボクが知る限り、、あの頃のオサーンどもで「本当にゴルフが趣味だ」と言えるオサーンは100人中、、せいぜい3人ぐらい?ですかね。
残りの97人は「ゴルフが趣味だ、と言うのが趣味」な人たちでした。(笑)
今の人たちにそんな趣味の人は居ないように思います。

ボクもロードバイクやダイビングが趣味です。
ゴルフはまったくしません、できません。
面白いとも思いません。
趣味は長く楽しみたいし。
特に「すげえ!」と言われることがなくても構わないのですが。
自分なりに目標をつくり、それに向けて「コツコツ」と積み重ねることが大事と思うようになりました。
小学生の頃、先生によく言われた「コツコツ」です。😓
ものすごく嫌いで苦手だったのですが。
いまやAI(人工知能)が「一足飛びに人間を凌駕する」ようになったのですから。
人間が対抗するには「コツコツ」が大事、と再認識しました。
なぜなら人間は、、とりわけ日本人は「努力を積み重ねた結果」を重んじるわけです。
そしてその努力の成果に感銘し拍手し、もしかしたら幾ばくかの報酬をくれる?かもしれません。
いつの時代になっても人間が人間に報酬を与えるときってのは基本的に「ありがとう」だと思うからです。
「…してくれて」ありがとう。
これで対価を得るんだな、って感じ。
AIに人間がそれほど「ありがとう」って思わないと思うんですよねー。

そこにしか人類がロボットに勝つところがないと思いました。
高校野球が感動を産み、すげえなー、立派だなー拍手喝采やーになるのは、彼らがものすごい努力を重ねてきているからです。
もし高校野球にロボットチームが誕生し、甲子園に来てものすごい成績で勝っても誰も感動しないでしょう。
ボクの好きなツール・ド・フランスでも人間が走ってるから興奮するんで。
ロボットが自転車に乗って走ってても1度観れば2度目は観ないでしょう。
なのでもう人類はコツコツ努力してそれを同じ人類に認めてもらう、ということに頑張らねばならないんだなぁって思ったのでした。
そういう「コツコツとした努力」を実らせて、何か結果を出していく。
それがスポーツでなくても良いし、仕事であってもいいわけだし。
趣味でも構わないし。
今は多種多様な世の中なので「こんな趣味って他に居ないでしょ?」って思ってても。
SNSで呟いたら「いやーボクも同じ趣味です。」なんて人はものすごくたくさん見つかるような気がしますし。
レアな趣味はレアであるほど価値が高まる可能性が高いような気もしますし。(笑)
そしてそれをコツコツと積み上げていく様は、同じ趣味をもつ人間なら感動モノなんじゃないですかね?

もうボクがそういう「新たなムーブメント」に身を委ねる年代ではないので。
残念ながらこれからの主役になる人たちがもっと深く考えるべき事象なんでしょう。
AIに生き様まで奪われる人生なのか?
新たなる価値を見いだしてSPECを上げていくことの出来る人生なのか?
なかなか楽しみなことですよね、羨ましい。(笑)

こんなことを沖縄に居る間、考えてました。
まぁ、もっと色々考えていたんですけど、考えをまとめることが出来たのはこれだけでした!ごめん。