2014年1月20日月曜日

人生の特等席

原題は「TROUBLE WITH THE CURVE」。監督はロバート・ロレンツ
邦題はどうやら作中のセリフで「いつも人生は三等席ばかりだった。」に関連してるんだろう。
その後のセリフに「お前(娘に)はこれからはスペシャルシートの人生だ。」というイーストウッドの言葉にジンと来たわけね。
でも原題は直訳すると「曲がったトラブル」。
意訳すれば「曲がりくねった事故」みたい?な感じ。
トラブルだらけの人生?みたいな意味?
それと「投手の投げる球種」のカーブもこの原題に含まれてますね…(観ればわかります。)
頑固爺さんとその娘のストーリー
かなーり、年配のプロ野球スカウトマンのガスが主人公。(クリント・イーストウッド
その娘、幼いころに母親が亡くなり、ガスはすぐに親戚に預けてしまい、自分は父親に嫌われている、と思っているのがミッキー。(エイミー・アダムス

離れて暮らす二人にガスの仕事仲間から「ガスの調子がおかしい」と連絡を受けるミッキー。
渋々、会いに行くと、どうやらガスは失明しかかっていて視力が極端に悪くなってきている。

しかし長期間、話もしない父娘の関係はとうぜんギクシャク。

弁護士になりエリート街道まっしぐらの娘ミッキーに、地方巡業だらけの野球バカなガス。

ガスは「俺にかまうな。おまえはおまえのエリート街道を行け。」とミッキーを突っぱねる。
ミッキーはそれならせめて最後になぜ自分は父親から嫌われ、捨てられたのか?を知りたがる。
ガスは昔のことは話そうとはしない…

しかし、仕事に戻らないミッキーに仕方なく、あるヒトリの高校生のスカウトのために見えづらい眼をミッキーに託し、二人でスカウト業をやることになる…



こんなストーリーです。

とにかく頑固です。
しょっちゅう家具とかヒックリ返しますし。
クルマもあちこちぶつけまくり。
星一徹(米国産)みたいなオヤジです。

すごいところは…

見た感じ、、、ガスの年齢は70歳以上の役どころだと思うんですが。
イーストウッドの実年齢は今年84歳!!だし。
そして作中にミッキーは「わたしももう33歳なんだから!」ってセリフがあるので。

ガスが40歳ぐらいのときの子供やん、ミッキーって!!
もし実年齢なら50歳越えてからの子供ということですよ、ミッキー!!
やるねー
その辺がイーストウッドならではの「凄さ」ですかね。

この作品、映画をよく知っている人が創ってるなあ、と観てて思います。
それが故に、ミッキーの恋愛もさり気なく織り交ぜてるのが「娯楽作品をよく知ってるよなぁ。」と感じました。
逆にそこがちょっと鼻につく、気もしましたけど。(笑)
まあ、映画をよく観る人なら「あ、このラブ・ストーリー、視聴者用やね。」ってバレバレっす。
観せたい部分はラブ・ストーリーではなく、当然、いつものように、「普通に生きているオトコが、普通に老いていくんだけど、ある日、ありふれた日常に異変が起きて、普通の人生が輝き出す。」というイーストウッド節、みたいなのが炸裂してます。
そしてだいたいが「平穏な日常に戻っていく」でオシマイ。
そんな花火みたいな一瞬の輝き?みたいなのを作品にするのが「非常に上手い」監督ですね。

たぶん誰もが体験?するようなことじゃないのかもしれないし、するかもしれない、みたいな。
「平凡こそ非凡になる最大公約数」みたいなのを思い知らされます。

だいたいイーストウッドを観たら、、「ボクもああなりたい…」と思うわけですよ、なかなかなれんけど。(笑)

90歳まで俳優やるんかなー。
やりそやなー。(汗)
「映画人」やもんなー。







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