2015年12月6日日曜日

冬の長良川クリテ - チャレンジリーグ15

自宅から近いので毎年参戦することにしてます「冬の長良川クリテ - チャレンジリーグ15」。
2015年も2日間、頑張って出席しましたのです。
(2014年の死闘はこちらこちら

まずは1日目、12月5日の日記

朝は8時ぐらいまで寝てた。
レースは午後からだし。
寒いし。
起きれん…
前日(4日)は遅くまでテレビで映画(アイアンマン1)を観てたし…
フラフラと起き上がりやるべきことはやろうと決意…
まずはPARIS号の洗車。
それからホイール選択してスプロケ交換。
その後にタイムトライアルバイクを引っ張りだしクランクセットを選んで取り付けパワーメーター(Stages)を取り付け、ちょっと近所を乗って感覚を思い出しつつ、サドル高調整して終了。
明日(6日)は朝が早いから今日のうちに2日分の用意をしちゃうという真面目っぷり。
タイムトライアルバイクはちょっと心配だった。
なんせ殆ど乗ってないからなー。(恥)
変速もなんかガリガリいってるし…ポジションもイマイチしっくりこないしなぁ。
実はDi2化目前なんですよね、もうパーツは購入してあるし。(早く装着しろよ!って話ですね。)
まぁ、オフにやりますわー。
というわけでクルマに搭載して準備完了。
今年はレース会場に向かう前にひとつ仕事がありまして…
なんと!この日が会社の忘年会でゴザイマシタ。
しかも真っ昼間から開始するという暴挙。
ボクは夜だと思ってたのでレースが終わってから駆けつけるつもりで出席表明したんですが、まさか正午スタートとは。(汗)
レースに出たいけど忘年会も出なくちゃいけないというダブルブッキング。(*_*)
致し方なく忘年会は「乾杯の挨拶」のみ。(泣)
ご馳走を目の前にして…無念。
ここ、美味いんだよねー
美味しいお店だと知ってたんでなおさら残念でした。(*_*)
食いたかったなー。
またコソーリ、プライベートで行くかぁ。

そんなわけで。烏龍茶を片手に「かんぱい!」と叫んでから、すぐさまお店を出てクルマでレース会場へ。
ちょっと涙目
1時間15分ぐらいで会場到着。
まだチームタイムトライアル戦やってた。
堺浜に続いて中川選手が来てて、隣に駐車。
挨拶してからダラダラと準備。
最近の暴飲暴食で身体がすっかり重いし。
二日前に施術された鍼灸で脚が痛くなっとるし。(笑)
治療しにいって更に痛くなるってなんやねん?とか思いながら着替える。
変身!準備完了!
1時間エンデューロなので、時間的には短いし。
着いていけるか?とかいう不安はなかった。
去年は4位だったけど、悪天候だったんでデンジャラスだったという記憶があり。
今年は天気は良いけど風が少し強くてコーナー折り返しで横風だと怖いかなぁ?って心配してた。
作戦はナシ。
走りながら他の選手の脚をみて考えることにした。
自分がどれだけ走れるか?もあるしね。
レースの様子。全編ノーカットでどうぞ。

開始から30分は先頭でプロが牽くんで高速が続きます。
だいたい40km/h後半から50km/hぐらいで走り続けないと千切れます。(泣)
地獄の時間帯が終わるまでずっと耐えるだけですね。(笑)
プロ選手が先頭から降りてフリーになるとガックリとペースが落ちるんで。
そこで数周回、休めます。(苦笑)
待ってました、と言わんばかりに休みます。
すると後続が追いついてきて集団が大きくなり、するとどこからともなくプロがやってきて、また前を牽き始めビローンと集団が一列に引き伸ばされ、休めなくなります。(泣)
去年は鎖骨骨折のせいで上半身の力が足りず時速50km/hの速度帯の維持が難しかったボクですが、今年は完全に復活してるので、その速度帯でも生きていけます、ですが長時間は無理です。(笑)
(どこかで脚を休めたいなー)と思いつつ、残り時間を気にしながら、コソーリと下がって休んでました、中盤以降。
残り時間45分経過でまた徐々に前へ。
先頭付近のメンツをチェック。
あーこいつはたぶん千切れるやろな。
あーこいつはスプリンターやろなー。
あーこいつ、めっちゃ脚残してる風味やなー。
一人ずつチェック。
こうして導き出したボクの作戦は「みんな脚を残してるから最後集団スプリントになったらボク、スプリントないし負け負けやな?スプリント勝負にしたらアカン。」という作戦でした。
さて、スプリント勝負させないにはどうすりゃいいかな?
とウロウロしながら考えて、脚残してて同じこと考えてるヤツとアタックかけてみる、という作戦を考えた。
こうして走りながら一緒にアタックしてくれそうなのに声をかけてリクルートするというオトナな行動。
「このままだとスプリントになるからいっしょにアタックせえへん?」と言ってみる。
無反応。(笑)
他の選手に「みんな脚残してるよねー」と声をかけてみる。
「そうすね。」とニヤリとされただけ。
うーん。
協調できんか?
ボヤボヤしてたらレース終わるやん?

最終ラップを告げるジャンを聴いてもほぼ変化のないプロトン。
(うーん、こりゃまいった。)
成り行きに任せてると最悪のシナリオになりそう。
(自分だけで仕掛けるか?)と考えていた時、ナッカンが前に出てきた。
コースが細くなる箇所で前を牽いて安全確保らしい。
これをキッカケにしてボクは単独アタック(1:39:55あたり)を試みた。(人生初)
脚が千切れるか?と思うぐらい踏んだ。
10秒ぐらい逃げたらすぐヒトリ後続が来たんで、協調できるか?と思ったけど、まったくその気なしで置いて行かれた。(恥)
でも彼も逃げきれずタレて落ちる。
折り返して最後の直線へ。
まだ先行で二人で逃げる。
とにかく思惑通り、活性化させた。
「追いかけあい」にしとけば集団ゴールにはならないだろう。
後は自分の脚でタイムを稼ぐだけ…
と、、ここまではプランどおり。
先行して走ってるヒトリもフラフラだし、追いつけるだろうと…

と、、ところが。
肝心の自分も、もう脚が言うことを聞かない。(笑)
(ぜ、ぜんぜん、、、アカンやん?!!)
心拍はまだイケると思ってたのに、脚がもうパワー出ない。
必死で踏み直す。
200wまで落ちたり400wまで踏み直したり。
(ありゃりゃ?)ってオモタわ。(苦笑)

ずるずると落ちて、後続に刺されて、、、それでもなんとかかんとか5位でゴール。

去年より順位落ちたけど(去年は4位)今年の方がレースを自分で動かせた?という感覚があって、すげーーー楽しかった!!ヽ(^。^)ノ
こんな経験は初めてでしたわー。
レースの醍醐味を味わえました。
こうして1日目終了。
お世話になった小渡選手と中川選手に挨拶して会場をあとにしました。
帰路で久しぶりに大好きな伊賀ドライブインで好物の「カツとじ定食」喰ったった!
腹いっぱいで苦しくなった!!
これで600円という激安
帰宅したら疲れてたんであっという間に就寝。
お風呂入って膨らんだ胃袋を押さえこんで…布団に潜り込む。
明日は午前5時起きだ…(*_*)


二日目、12月6日

目覚ましの音で飛び起きる。
久しぶりの感覚。
いつもだいたい寝たいだけ寝てるから「飛び起きる」ってないんだよねー。
6時少し過ぎに自宅を出てレース会場へ向かう。
だいたい午前7時半ぐらい到着。
黙々と準備開始。
1レース目は9時出走の「タイムトライアルレース」。
ボクのもっとも「苦手」な種目だ。(恥)
逆に言えば、まだ伸びしろあるかな?とも思ってます、マジ。

ワンピースジャージで走ろうか?と持ってきてたのですが、何度も着替えるの寒いし、ゼッケンの付け替えとかめんどくさくなって中止。
普通のジャージで走ることに。(笑)
そんなもんナンボも変われへんやろー的な情けないヤツ。
チームメイトのFrankさんがやってきて挨拶。
東近江では負けちゃったんで今回のcriteriumは完全Frankさん追撃モードですよ!と宣戦布告。(笑)
すごく楽しみになってきたな!
同じくチームメイトのKazさんとも挨拶。
残念ながら今回は組み分けで同じ組になれずいっしょにレースできず、無念でした。
次回、いっしょの組になれたら超楽しいことになりそうやね!

そうこうしてるうちにタイムトライアルのスタート時間に。
出走待機場所で待ってるとタカちゅかが上着を貸してくれた、ありがとう、持つべきものは友達やなー、寒くて仕方なかってん。生来の寒がりやからー。

そしてボクのすぐ後ろで順番待ちしてるのが、これまた友人のE1レーサーポール・吉Dとキテるし。
焦るわー。
タイムトライアルだと吉D選手に抜かれるかもしれん…かなりビビった。

恥かくんちゃう?という焦りでスタートから踏みまくってしまい。
バイクの上で(ああ、これアカンわー)ってオモタ。(苦笑)
やっぱりロードバイクの方が速いわ、、、ボク。(恥)
DHポジションすると上半身が安定しない。
左右にブレそうになる。
たまらずDHポジションを崩してしまう、これを繰り返す。
下手くそすぎて話にならない。
でも来年の北海道までに少しでも上達しておかないと…なぁ…ああ…課題山積。
こうしてタイムトライアルは20位という結果で終了。
可もなく不可もなく、、自分の実力だと「こんなもんでしょ?」的な着順でした。
せめてもう10秒短縮したい。

タイムトライアルレースが終わるとしばらく時間が空くのでクルマの中で待機。
待機中、猛烈な睡魔に襲われ、ウトウトしてしまう。(恥)
なんかもうこのままDNSして帰ろうか?という不埒な心に襲われるぐらい眠かった。
心を鬼にしてクルマから降りて固定ローラーへ。
黙々と20分ローラーを回し、その後、ウロウロと周囲を徘徊するようにウォーミングアップ。
集合時間の15分前に集合地点へ。
もうボチボチ集まっていて、顔なじみばかりになってきたし、色々雑談。

今回のレースの目標は宿敵Frankさんに勝つことと、50歳になった記念に「50歳代優勝」という金星が欲しかった。
なかなか貰えるもんでもないしね。(笑)

スタート位置はGENさんのすぐ後ろで2列目。
中川選手の鬼牽きは覚悟してたんで、崩壊するプロトンの前列で生き残っていれば勝機はあるだろう、と思ってた。

11時25分スタート。
最初は緩やかに。
そして折り返してリアルスタート。
一気に駆け出す。
まぁ、想像通りだ。
きっと殺す気だ。
一列棒状に伸びた状態で尻尾を掴んで離さない。
ギリギリで着いて行く。
後方カメラ観てると、何度も後ろは「千切れかけ」てたんだ。
苦しい展開だったんだねー。(動画観て初めて知る)
3周目ぐらいから高校生軍団が駆け上がってくる。
これがまたものすごい頑張りを見せる。
ちょっとオヂサン、後ろで見てて感動してた。(笑)
コーナーで千切れそうになるけど、ものすごいパワー出してまた戻っていく高校生を見て(すごいなーでも最後までもたんだろうなー)って思って見てた。
プロの先頭鬼牽きが終わるとちょっと速度が落ちたんで脚を休めようと思ってたんだけど高校生軍団の熱い走り&それに混ざって番手をアゲる卑怯なFrankさん(笑)を見て「休んでられない!」って思った。
そしたら前でGENさんがアタックして逃げてるし。(笑)
うわーーーっ!!なんて面白いんだ!このレース!!
と走りながらニヤニヤしっぱなし!!ヽ(^o^)丿
もうドキドキ、ワクワクが止まらないわ!!こんな展開!!
久しぶりやー仲間とレースで競うのわー!!!
N迫さんもY野さんも虎視眈々と狙ってるし。
やっぱりレースは楽しいなぁーー!!うひゃー!

取り敢えず、いつもの分析を開始。
GENさんのアタックは続かないだろうし。(笑)
放置してても自分から降りてくるか?奇特な他の選手が追いかけて潰してくれるだろう。
高校生軍団も勝手に崩壊するから放置。
Frankさんの位置は要注意だ。
常に自分から見てFrankさんが右側に見えるように位置取りを開始。
早駆けしたらすぐ反応できるように身構えてた。
ジャンを聴いて最終回。
冷静に見ても脚を残してる選手が多い。
GENさんが思ったより食らいついてくる、これは予想外。
Y野さんの位置がアゲてきてちょっと気になる。
Frankさんは射程距離内にいる。
N迫さんはうしろか?見えない、不気味。
バックストレートでは大きな動きはできなかった、向かい風だし、道幅狭いし。
前でかなり牽制?が入ってプロトンが膨らむ。
小渡選手の「前で牽いて」という指示が聞こえる。
想像以上のペースダウン。
牽制しすぎや、こんなん。
昨日のエンデューロと同じか。
ボクも十分脚は残ってるんで出たかったけど、ココで出たらまたエンデューロの二の舞いになるんで耐えた。
プロが前を牽くと伸びるからそこで3番手ぐらいで出る、と決めた。
折り返して最終ストレート。
何人か、耐え切れず?アタック開始。
ボクは待った。
(ここからじゃ脚がもたない)
しばらくじっと待ってると中川選手がスイっと前に入って伸ばし始める、と同時に「師匠、師匠」とボクを呼ぶ。
(お?!このタイミングやね!)とすぐにピンときて、追随。
シケイン過ぎるとプロ選手は離脱、あとはレースだ。
ボクは前に2人を風よけにしてアタック開始。
既に数名?前に居たけど、届くか?前が2人いるんで見えない。
50km/hぐらいで逃げ続ける。
後方はだいぶ引き離した。
このままいけるはず。
でも前の2人がイマイチ伸びない。
(切り離すか?)と思ったけど自分の脚ももちそうにないし。(恥)
最後の最後まで連れて来てもらって右に進路を変えて抜きにかかり、そのまま雪崩れ込んでゴール。
後方からもう0.1秒以内にまで追い込まれてた!!うはー!!

面白かった、面白いレースでした!
終わってすごく興奮したし、ピリピリアドレナリン吹き出てたのが分かったし。
面白いレースだったなぁ、と頭の中がぐるぐるしてた。
こういうレースをしたかったんデス
華麗なるアタックを見せたGENさん
総合成績では9位でした。
そして念願の年代別で
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50歳代優勝に輝きました
宿敵Frankさんを押しのけて優勝させていただきましたっ!ヽ(^o^)丿
アラフィフしかもらえない賞なので別な意味で「重要な優勝」だと思ってます。
だって50歳になるまでレースを続けてるってことだし、そんな奇特なオサーンてそう多くないでしょ?(笑)
そんな変態オヤヂたちの中での優勝だもの。
いうなれば「ザ・キング・オブ・ヘンタイ」ではないかいな?と。
非常に嬉しく…思います…きっと…

賞状以外にもいろいろいただきました、アリガトウゴザイマス。
終わったらいつものようにネックス杯には参加せず(スンマセン)まっすぐ帰宅。
午後2時頃?にはたぶん帰宅してました。(^^)
よほど疲れていた?眠かった?のか帰宅したら荷降ろしもせず、GOPANだけ貪り食って、布団に潜り込んで寝ちゃいました。(恥)
気がついたら午後7時でしたねー。

帰宅してからレースのことを思い出してニヤニヤしっぱなし。
ああいうレースなら毎週でもやりたいなー。(笑)
それぐらい楽しかったです、また走ろうねー。



これにてボクの2015年レースシーズン終了です。
明日からオフになります。
再開は3月末からです。
それまではブルベしたりはしますけど、基本的に競技には出ません。
寒いもん。(笑)
2015年もいろいろありましたが、まず最初に「落車なく怪我なく終われた」ことに感謝します。
2月の恒例の「伊勢神宮無事故祈願」でお礼を言いますよ、ちゃんと。
次にレース仲間、みんなに感謝。
個人競技のように思われがちですが、仲間なしに多くのレースは闘えません。
サポートしてもらったり、練習に付き合ってもらったり、色んな仲間が居てくれたから今年も走れました、感謝。


また来年もよろしくお願いします。