2008年12月15日月曜日

ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習

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山寺宏一 斎藤志郎 斎藤恵理

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「桑マン」をちょっと細くした感じ?の「ボラット」さん。
カザフスタンの人気者ジャーナリスト。
映画は「ドキュメンタリー」らしいんだが?ほんまかいな?って思っちゃう。
それほどブラックなユーモアがいっぱいです。(汗)
これを「モキュメンタリーコメディ」と言うんだそうだ。?

アメリカでは公開されて初登場1位という人気だった作品なんだってさ。
(日本じゃイマイチ)

まず思ったのは「これ、カザフスタンの人が観たら怒りまくるんじゃない?」ってこと。
事実、カザフスタンはこの映画と主役のコーエンを法的措置に訴える準備中だとか。

次にびびったのが「ユダヤ人差別」の表現の仕方だ。
「これ、まずいよなぁ。」と思える箇所がいくつも。(汗)

最後に、こりゃぜったいまずい!のが「女性蔑視」と「女性差別」なんだけど。

結局、最後まで見終わって判ったのが。
何もかもがアメリカに対するアンチテーゼ。
この作品は巨大な合衆国に対する「大きな皮肉」であったんだ。
深い!実に深い!
かなり深く読めないと真意が伝わらないぞ!こりゃ!?

ボラットは「小学校低学年」の悪ガキがそのままオトナになったみたいなもんですね。
もの凄く「悪くて」。
もの凄く「まっすぐ」で「純」なわけです。

しかしそのユーモアを理解できなかった人たちが...
ユダヤ人協会(名誉毀損で訴訟)
撮影に使われた村「強姦と売春の村」と紹介されたため訴訟準備中
などなど。

多くの人たちから訴えられてボラットは2度と続編は創らない、と宣言したそうです。(笑)

奄美大島チャレンジサイクリングを走ってきたヨ

12月14日に行われた「第1回奄美大島チャレンジサイクリング」に参加してきたヨ!
コースは最長コースの240km!
スタートは日の出前の午前6時の名瀬運動公園から!
そして奄美大島をぐる~~~っと1周してまた名瀬運動公園に戻ってくるわけです。
081214_054724.JPG
真っ暗闇の中での開会式。
もの凄い強風で、寒かったです。
雨が降る、と聞いてたのですがスタートまではなんとか降らなかった。(のちに裏切られて大雨に)

スタートは10名ごとの1分間隔。
ボクは第3集団のスタート。
ところが、スタート直前、壁に立てかけていたマイバイクが強風で転倒。
左側STIレバーを強打。(汗)
内側に曲がってしまい、このままでは走行不能。
慌ててレンチセットを取りだし、レバーの位置を治さなくちゃいけなくなり。
焦りに焦りました。
スタート30秒前になんとか修理終了。
慌ててスタート位置に並んだとたん「スタート!」の声が!!
(ひぇ~~)大慌てで240kmの旅が始まったのでした。

日の出前で真っ暗闇なので(みんな、最初は慎重に走るのかな?)と考えていたら。
なんのなんの!
スタート直後から、みんな飛ばす飛ばす!
メーターを見ると時速35kmぐらい?
(おいおい、こんな速度で240kmを走るつもりか?)
ボクはこのままついていったら自滅する、と思ったので、マイペースで行こうと思ったのですが。
ちょっと離れると、こりゃたまらん!真っ暗闇だ!
そう、集団の中でみんなのライトを使わないと殆ど何も見えないわけです。
否応無しにハイペース集団の中に日の出までは居ないとダメってことか!!
ひ~
と心の中で叫びながら走り続けると。
ひとつめの「峠越え」がやってきました。
ここが大きな「分かれ目」だったと思います。
それまでだいたいスタート時の集団で走ってきたのが、この峠で、一気にバラバラになりました。
ガタガタと墜ちていく選手たち。
この一つ目の峠の登り時に日の出時間になり、もはや灯りほしさに集団で居る必要もなくなり。
登りに自信のある選手はガンガン引き離しにかかりましたね。
(場所は奄美カントリークラブゴルフ場の付近)

この峠を越えてからは、きつい登り坂は無かったんですが。
恐ろしい強風に悩まされました。
正直、普段、あんな強風の日はサイクリングしません。
12月14日奄美大島の天気
をみると「風速6m」となっておりますが。
海岸線を走ると海の波しぶきで濡れてしまうぐらいの大時化。
まぁ、風速6mを時速に換算すると時速21.6kmですよ!!
ボクの貧脚では必死に走ってもせいぜい時速30kmそこそこ。
向かい風だと30-21.6kmで時速8.4kmしか出せないわけです。(笑)
実際には必死に風を避けるため前屈みになりますし。
ずっと完全な向かい風ではないのでなんとか走ってますが。
それでもたまに「おいっ!前へ進まんぞ!」と怒鳴ってしまうぐらいの強風でした。

100km地点付近でチェックポイントがありまして。
そこも厳しい峠でした。
強風&峠でもう最悪。
勾配は10%越えでしたし。
向かい風がガンガン吹いてくるし。
(こりゃ、きっついわー)と思っていると、、あとで聞くと、多くのライダーがこの100km地点でリタイアもしくは制限時間で足切りだったようです。

120kmを越えて、後半戦に突入する頃になると。
殆ど単独走行になりました。
時折、抜いたり抜かれたりはありましたけど。
単独走行は辛かったです。
さらにこの奄美大島チャレンジサイクリングの恐ろしいコースは前半戦より後半戦、、つまり島の南部のほうが峠が多く険しいのでした。
既に足が終わっている状態で、さらに容赦なく襲ってくる勾配10%以上の峠。
まず、最初に135km地点でガツンと峠。
次に170km地点。
さらに190km地点。
そしてこのあたりで大雨が。(笑)
もう感覚が麻痺して雨が降ってきたときには笑ってしまいました。
(もう、どうとでもしてくれ)状態で走り続けました。
何人かのライダーたちとお喋りしながら走り出したのも180km地点ぐらいから。
この辺から3~4時間ぐらいはずっと同じメンバーで抜きつ抜かれつを繰り広げてましたので。(笑)
すっかりお喋り仲間になってました。(^^)
ゼッケン10の方が地元の方だったのか?コースに詳しく色々教えてもらいながら走りました。
「ここからゴールまでだとあと2回、峠があるよ。」と教えていただき、軽く目まいに襲われたりもしました。

ゴールはさすがに感動しました。
(おお、おれ、凄いやん)とか軽く興奮しました、はい。
これは完走できたヤツしかわからんですね、ぜったい。
「そんなん、アホらしくてやれるかい!」なんて言うヤツも多いでしょうが。
「Can Not」と「Do Not」の違いですよね、この達成感と感動は「口だけ人間」には理解もできないし、価値も判らないでしょうね。
海を観たことのない人間に、話して海を説明するようなもんだ。
奄美大島チャレンジサイクリング at EveryTrail

Map created by EveryTrail:GPS Geotagging

今日初めて出会ったヒトと肩を抱き合って完走をお互い喜び合い、名前もわからないヒトと「また来年あいましょう!」と何度も握手して解散しました。

写真は殆ど撮る暇がありませんでした、ごめん。
それでも数枚は撮ってみました。
(上の地図の赤丸にマウスを持っていくとその地点で撮影した写真が見えます。)
Flickrで観るにはここ

08年のシーズンはこれで終わり。
今シーズンはほんとに最後まで雨にやられたなー。
来年は天候に恵まれるといいね!

奄美大島チャレンジサイクリングは「1年の締めくくり」には「ぴったり」なイベントだな!!
来年も走りたいっ!
今度は10時間をきりたい!!(^^)

第1回奄美大島チャレンジサイクリングの記録
走行距離  236.86km
走行時間  10:53:44
総登坂高  3863m(富士山より高いやんけ!
消費カロリー 驚異の8606キロカロリー!
平均速度  時速21.7km

12月の総走行距離  669km
目標(1000km)まで 331km(残り16日しかありませんね、どうしましょ?)