2010年2月22日月曜日

第5惑星

まず、最初に普通に感じたのが「B級SF映画ってやつね。」って。(^g^)
ボクは嫌いじゃないけど。
多くの人はこの映画のタイトルと雰囲気で「こんなん、観ないわ」って思ってるでしょう。

第5惑星 [DVD]
クリス・ウェイラス
B000E42Q0O



雰囲気から言うと「宇宙人と戦争するぜ」って感じにみえると思う。でも実際のストーリーは全然違う。
はっきりいって戦争とかあんまり関係ない。
派手なSFXもないっすね。
ざっとしたストーリーを言うとですねー

未来の地球人はどんどん宇宙の星を植民地?みたいにしていって勢力を拡大していくんだけど。
同じように拡大してくる宇宙人(異星人)ドラック星人との間で戦争が勃発。
んで、ある日、宇宙船同士の戦闘があって、人間の飛行士ダビッジ(デニス・クエイド)がドラック星人の攻撃を受けて、第5惑星に不時着する。ダビッジは墜落間際に敵の宇宙船を攻撃して同じ第5惑星に墜落していくのを確認している。
第5惑星は無人。
そこに人間のダビッジとドラック星人のジェリバ(ルイス・ゴセット・
Jr
)の2人だけが。
最初は敵対して殺し合う二人。
しかし、第5惑星では時折隕石が落下してきたり、奇妙な生物がいたりと、人間とドラック星人が力を合わせて生きていくしか生き残る術は無さそう。
一人じゃ無理...そう感じた二人は力を合わせて生き抜くことを決意。
しかし、戦争中の人類とドラック星では墜落死しただろう二人を捜索に来るわけもなく。
生き残った二人は次第に焦り出す。
「このままじゃ気が狂いそうだ。」とダビッジは荒れ狂う。
二人はそれぞれの文化や考え方、言語などを教えあい、宗教観についても語り合う。
徐々に、お互いを認め合う二人。
異なる文化を持つんだけど、それぞれが高い文明と文化を築き上げてきたことを知る。

って感じのストーリー。
アバターに似た感じの「異文化、異教徒への関わり」ってやつね。

古い映画なので(1985年)派手なSFXやCGとか使ってないし。
登場人物も多くない。
でも地味に良い映画でしたね。
途中で「あ、これハッピーエンドじゃない?」って思ってしまいましたが。
ちゃんとハッピーエンドで心暖まるエンディングになってましたです、はい。
アバターでもそうだけど、最初気味悪いなーっておもう異星人でもわかり合えるとだんだん可愛くなってくるからね。(笑)
ザミスも可愛く思えたものっ!

弾突 DANTOTSU

オヤジ!オヤジ!オヤジ!オヤジ!オヤジ!オヤジ!
スティーヴン・セガールのオヤジが「沈黙しなくなった」作品☆
2008年製作で監督はロエル・レイネっていうオランダ人らしい。はっきり言って無名。(笑)

公式サイトを見ると「スティーヴン・セガール芸能生活20周年記念作品」とか。
もはや杉良太郎の域に達したか。?
すごいぞ、オヤジ。

弾突 DANTOTSU [DVD]
B002JGMPYC

主なストーリーですが。
今回初めてセガールは汚れ役?あんまり格好いい役じゃない。
ギャンブル好きで借金だらけになり、署内のお金を盗んだという冤罪を着せられて退職した元刑事って役。
おまけに嫁さんに離婚され、刑事時代の元同僚と再婚されちゃう。
愛娘までいなくなる。(でも元同僚と近所に住んでる。)
酒浸りになってカジノでポーカーにはまっていると、ボロ負けしちゃう、セガール
借金のために秘密組織みたいなところに入会しちゃって、殺人を請け負うことになる。
まあ、でも一応、この秘密組織は「世の中で法律では裁けない悪人を殺しますよ。」って感じの「必殺仕事人」みたいな組織だったわけね。

最初、いやがってた割には、途中からノリノリで殺人していくセガール
(おいおい、ええんかい?)と思いつつ、関係なく、容赦なく撃つ。
「ヤツは麻薬のボスだ。」と言われて納得して撃ち殺すセガール
麻薬は悪いことだけど、殺人はもっと悪いんじゃないかい?と思って観てましたが、オヤジは気にせず殺します。(汗)

最終的には嫁さんの再婚相手の元同僚ってのがターゲットに指定される。
焦るセガール。
元同僚の罪は「警察署内のお金を盗み、セガールに罪を着せたこと。」である。
怒るセガール!

「おりゃー!おまえは悪だ!」と吠えるセガールのオヤジ!!

って、、、おいおい、、セガール、、、お金盗むのと、拳銃で大量殺人するのとじゃどっちが極悪なんだい?と思いますが、誰も突っ込みません。
怒り心頭のオヤジは元同僚と同僚に着いてきた罪もない警察官など数十人を墓場で全員射殺。
元同僚に至っては射殺後、ガソリンをかけ放火、死体損壊までやってのけます。
セガール、にっこり笑って愛娘と、その場を去ります...

あああ、あかんやろーーーっ!

近くで見てたら間違いなく極悪非道なのはセガールでしょう。
もう無茶苦茶やなぁ...
離婚した元嫁はどうなったんだろう??

それにしても凄い映画だった...
ある意味、超越したな、これ。