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2009年9月6日日曜日

サブウエイ123激突

あああああっ!
久しぶりに映画館でゆっくり映画観たっ!
幸せイッパイ、夢イッパイだっ!
自転車レースシーズンに入ると、もうなかなか劇場で映画観れないんですけど。
「もう辛抱たまらんわ」状態になったので観てきました、「サブウエイ123激突」でやんす。


さて、まったく何の意味もないんだけど。
この映画のタイトル、ボクは当初「サブウエイ、わんつーすりー」だと思っていた。
数字の123の部分はカウントダウンか?なにか?だと思ってましたが。
映画館にいくと案内アナウンスが「サブウエイひゃくにじゅうさん」と読んでまして。
(おや?カウントダウンじゃないのか。)
と認識を新たにし、映画の作品中でもガーバーは「わん・とぅえんてぃすりー」と読んでましたね。
ちゃんと劇中に説明があり、とある駅を出発する時刻が「1時23分発」なので、そう呼ばれてる、ということでした。

んで、この「激突」の部分はトラボルタVSワシントンの衝突という意味?と思って観てたんですけど。
この二人はさほど衝突しないんだよね。(-.-)
ここは素直に電車が暴走して激突「しそうになった」っていう意味なのか?と思ったけど。
なんにせよ、この邦題ってなによ?って感想。(笑)

公開中の映画なので内容は書きませんが。
トラボルタの悪役は大好きです。
いろんなパターンの悪役を観てきましたが、今回のは「完全悪」ですね。
今までの「チンピラ」や「気の弱い悪党」ではなく人殺しもやっちゃう悪党。
バッチリ格好良かったです。(^^)

一方、デンゼル・ワシントンの方ですが。
最初、「え?だれ?この人?」ってずっと思ってました。(-.-)
デンゼル・ワシントンが出た映画でボクがもっとも印象に残って好きな映画がアメリカン・ギャングスターですね。
あの映画の印象が強烈だったのですが。
今回のガーバー役でのワシントンは全然別人でした。
すごい、すごいな。
これが一流の俳優なんだねぇ。
トラボルタもすっかり「悪人」になってたし。(その体型や喋り方まで)
ガーバーのワシントンも仕草までなんか「サラリーマン」って感じになってた。
そういう意味では「俳優プロ根性」をまざまざと見せつけられた気がします。
(邦画の学芸会とは、まったく異質なものですね。)

映画そのものはハラハラどきどき系なんですが。
特に「ひねり」とかアリマセン。
ど真ん中ストレートですね。
もうちょっと変化があれば良かったな、脚本家が悪いね。
映像は凝っていてオモローです。
ニューヨークの地下鉄には乗りたくなくなる度120%です。
地下鉄の構内にネズミおるんかいっ!?と思ったでしょ?ボクもそう思った。(笑)

トラボルタ好きなら観て満足!(^。^)
実に爽快に壮快活劇でやっちゃいますよ、イカレっぷりも最高だし。
偏差値30ぐらいの頭の悪い英会話が乱れ飛んでます。(笑)
(字幕には書かれてませんので安心。(笑))

2008年11月27日木曜日

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DVDが安く売られてます、値段から考えると良い作品です。
コスパ高し!年末年始休暇に狙い目でしょう!

主役は、、うーん、、、個人的にサムを演じる「ジョン・トラボルタ」だと思ってます。
そして同じぐらい重要な役がマックスの「ダスティン・ホフマン」ですね。

テレビ局リポーターのマックスが地方に転勤?左遷?されて、嫌々引き受けた「博物館の予算削減によるリストラについて」の取材中に、、当のリストラされた警備員、サムが館長に「頼むよ~なんとかまた雇ってくれよ。」と頼みにきた、ところから、この物語の「ボタンの掛け違い」が始まる。

サムは館長に頼みにきたのは2度目。
1度目はまったく取り合ってもらえなかった。
なんとか話を聞いてもらいたいサムは銃を持ってやってきた。
そもそもサムは小心者。
銃なんかでヒトを撃ったり出来るような人間じゃないことを館長も知っていた。
ところがサムは何とか雇ってもらおうと威嚇射撃をしてみた。
ところが運悪く、以前の同僚の腹部にその威嚇射撃の銃弾が命中してしまう。

これをたまたま「リストラの取材」に来ていたマックスが「特ダネ」として放送する。
この結果、サムは「人質立て籠もり籠城犯」として「凶悪犯人」にされてしまう。

当初、サムの気の弱さや優柔不断なことを良いことにマックスは、うまく誘導し、どんどん自分の「好み」(?)のように事件を脚色していってしまう。

マックスはサムを「リストラされた可哀想な犯人」としてマスコミで祭り上げる。
その結果、全米でサムを同情する声が沸き上がる。

しかし、「度が過ぎた」のであった...

次第に、サムへの同情心は薄れ...
また単なる凶悪犯に戻されていく世論。
人質となった小学生はサムを怖がるわけでもなくいっしょに博物館内で遊んでる始末。
なのに、その光景を見て「子供達が襲われてる」と勘違いするFBI。

サムは言った「何かの間違いなんだ。オレはもう家に帰りたいんだ。子供が待っている。」
しかし、そんな声はもう何処にも届かなかった。

恐ろしいまでの報道合戦。
サムがどんな人間で、どんなことを考えているのかはマスコミが決めた。
サムがあったこともない人間を親友としてインタビューし、まったくデタラメの事を喋らせた。
挙げ句の果てに、間違って撃たれてしまった同僚のガードマンを絶対安静の中、無理矢理、インタビューで喋らせ、死なせてしまう。
マスコミが殺したわけだが、結果的にはサムの銃弾による死亡となり、サムは「殺人犯」になってしまう。
サムは驚いた。
「え?オレが殺人犯?」
彼は絶望した。
絶望のどん底に落ちた。
なんとか救おうとするマックス。
この頃のマックスは既に過熱する報道合戦を疑問視し、このままではサムが射殺されてしまうと危惧していた。
いつのまにかサムとマックスの間に変な友情が芽生えていたのかも。

ジョン・トラボルタは悪役を演じさせると格好いいし。
こういう「ダメなヤツ」をやらせても天下一品だよね。
ブロークン・アローのときのトラボルタとは違い、別人のように「情けないヤツ」になってます。(笑)
口元がだらしないし、シャツの裾がズボンから出てるし...
下腹部がだらしなく飛び出した見事なメタボ体型。
徹してますね!
片やホフマンは「定規で測ったような性格」を表現してました。
名優ですね、さすがだと思いました。
ラストは壮絶ですし、悲しみを味わいましたが。
もうちょっと他のエンディングは無かったモノかと...悔やまれますねぇ。
途中までは名作アルパチーノの「狼たちの午後」にそっくりですよね。
まあ、「狼たちの午後」は銀行強盗で、最初から真っ黒な悪役でしたけど...

見終わった「感じ」は、なんかこう「虚脱感」みたいなのを少し味わいました。
名優、2人の演技に注目だな!

最期まで「ボタンの掛け違い」は「掛け違ったまま」で終わってしまう...(T_T)