2009年5月5日火曜日

沖縄で潜ってましたヨ

長年にわたる研究の結果、沖縄旅行がボクにとって一番のストレス発散になることが判明しております。
以前はよくサイパンやグァムに行ったりしましたが。
昨今の(米国の)手荷物検査の異常さ(9.11のせいですな。)や関空からのサイパン便の激減(不景気のせいですな)や時間帯が異常なので行かなくなりました。

その後、沖縄に目覚め。☆
安近短であり、かつ海もきれい。
自転車で走り回るのも道が整備されているし、コンビニがたくさんあるのでグッド!
那覇市内を出れば信号も殆ど無いし。

苦手な山岳地帯もありません。(坂が全くないわけではない、適度に登りも楽しめます。)




それからというものトランクで自転車を別便で送り込んでの沖縄旅行が続いています。
前回、いわゆる「新都心」へ行けば映画も楽しめることを知り、夜は映画館に入り浸り、ということも覚えました。ハート

そして、最大の楽しみは「スキューバ・ダイビング」でっせ。
そりゃもう海の中にいればストレスから解放されるし、なんと自重(体重)からも解放されるのですよ!(笑)

重力から解き放たれれば、空を飛べるわけで。☆
海の中で中間浮力状態でフワフワするのが大好き。ハート
空を飛んでる、体重ゼロの状態が大好き。(o^^o)

沖縄のいまの海水温度は23度前後。
前回2月に来たときと大きく変わってない。
訊くところによるとこれから入梅し、それが終わると水温が「ぴょん」と上がって夏の海になるそうです。
でも透明度はたぶん今の時期の方が良いと思う。
ので撮影班はいまがチャンスだと思う。


ボクもいつものように撮影班としてハイビジョンカメラを海中に持ち込み。
下手くそカメラマンで頑張ってきました。
2日間で6本潜りました。
慶良間列島でした。

出発は朝の7時40分のお出迎え。
もう嬉しくて5時から起きてましたが。(笑)
前回とは違う港から出発でした。
天気はピーカン。
ナイスでした。
SANY1777
今まで、何度も来てますけど。
たいてい、一日は「天候不順でダメね」ってな目に遭うんですが。
今回は「当たり」でした。
晴天に恵まれました、いやっほーい。

----余談-----
昔と違い、1年間で数えるほどしかダイビングするチャンスがないので。
できる限り、少ないチャンスをモノにしたいのです。
その点沖縄本島だと、船がでなけりゃビーチで、とか何とか潜っちゃう、こともできるのだー

ダイビング1日目のデータ。
Diving Okinawa Kerama at EveryTrail

Map created by EveryTrail:GPS Geotagging



2日目のデータ
okinawa diving at EveryTrail

Map created by EveryTrail:GPS Geotagging

拡大してもらえばわかりますが、渡嘉敷島に行ってるんですが、潜ってるポイントは微妙に違う。
ポイントが変わればがらりと様相が変わるわけですが。
いつもながらランチ後はドリフトダイブというのが定番のようで。
オサーンにはきつかったりもしますが、そこはそれ、自転車で鍛えたスタミナで「しんどー」とは一言も言わずに(言えずに)頑張るわけです。

今回のビデオで、興味深かったのが。
コブシメくん。(♀)
撮影距離5センチぐらいまで近寄ってくれました。サービス精神旺盛だだだっ。
(産卵に来てたらしい。)

身体の色がころころ変わるのが面白い。
宇宙船みたいなんだよね、こいつ。
大好きだ。ハート

あと擬態するヤツもボクは好きでして。
枯れ葉に擬態?するオコゼも2回見たんだけど、2回目のがけっこうよく撮れた。

「ハダカハオコゼ」
葉っぱのようにゆらゆら揺れてますがサカナです。

最後は映画で有名になった「ニモ」(カクレクマノミ)のビデオ。
イソギンチャクの根元に産卵したばかりで卵が見えました。(茶色いの)
その卵を守るために御両親が警戒してうろうろしております。
ボクのカメラが近づくと「やめんかい!」と威嚇してくる様子も撮影しましたヨ。


今回も宿泊先ホテル近くのパライソさんでお世話になりました。(^。^)
今の沖縄旅行パターンが気に入ってるので、飽きるまでこのパターンで遊ぼうと思ってます。♪
あ、希望としては、あとパラグライダーしたい、という欲求はあるんだけどねー
時間もお金も足りぬ!(笑)

グラン・トリノ

「クリント・イーストウッドにハズレなし」

この言葉をよりいっそう「信じられるモノ」にした感がありますね、良い作品でした「グラン・トリノ」

奇しくも。
こないだ博多へ行ったとき。
旧友のJIM-BOY氏と話してたのが「頑固親父にボクはなりたいんだ」というテーマ。
この映画はボクが言葉で表現するより、具体的に「ボクが成りたい人間像」を描いてると思います。

グラン・トリノ (クリント・イーストウッド 監督・主演) [DVD]
B001V9KBSA

公開中の映画なので詳細は書きませんが。

とかく、最近の世の中の男性は「みんなから愛されたい」という気持ち強いのか、「頑固者」が居なくなりましたね。
ボクがガキの時分は必ず町内会にひとり(もしくはもっと多く)の「変人・頑固親父」がいたものです。
空き地で野球してたら勝手にやってきて監督し始めたり。(笑)
なんか、いつも無茶ばかりしてて子供たちから恐がられていたり、おばちゃん連中からも「あのおじさんと喋っちゃダメ」とか言われたりしてた、オサーン。(笑)
でもなんかの大事件ではかならず頼りにされたりする、ってタイプね。

最近はマスコミのせいなのか。
「K.Y」などと馬鹿にしたりして。
体勢に流されないタイプの人間は徹底的に排斥される世の中になったような気がします。
不思議に思わない?
なんで、そんなに顔色伺って生きていかなくちゃいけないんだい?
そんなに媚びへつらって生きていかないと、オサーンは邪魔者なのかい?
ばかばかしいじゃないか。
苦労して生きてきて、最後まで「いえー迷惑はかけたくないんでー」とか
「気にしないでください、ボクは空気ですから。」なんて台詞を吐いて死んでいくのか?

キヨシローの死でも考えたけど。
彼も「変わり者」。
彼はそれが許された人だけど。
ボクだって少しは許されるはずだ。(笑)

グラン・トリノは男が漢であるための映画なんでしょう。
彼はああすることで「自我を貫き」そして朝鮮戦争から続く自分の中の「もやもや」を解消したんでしょう。
彼の息子から見れば「変わり者」の「偏屈親父」「頑固親父」にしか見えないんだろうけど。
最後の友人「タオ」には「最高にかっこいい漢(オトコ)」に映るように仕掛けたわけです。
実に深く考えさせられたテーマであり、映画でした。

思ったとおりに生きたいように生きることの難しさと大切さ。
アメリカ人だけでなく今の日本人のほうが「自らがそんな環境を許さないようにしてしまった」人間社会を考え直す時期にきてるはずですよ。

いいじゃないか、変人で頑固者って。
バンザイ、だ。