2009年6月5日金曜日

カロリズム

(◎-◎)つい先日、NHKの番組で取り上げられていたのを観て感動し、即購入しました。
ボクの考える「ダイエットの最終兵器」だと思います「カロリズム

実は何を隠そう「こういう機能をもつ製品はないものか?」と探して回っていたのでした。
素晴らしい、まさにボクの要求を満たすグッズです。
タニタ 活動量計カロリズム メタリックブラック AM-120-MB
B0027SF05I


さて、どんなものなのか?
説明していきましょう。

えっと、究極的に言うと、痩せようと思うなら、摂取カロリーと消費カロリーが明確にされていたとしたら、摂取より消費のほうが大きければ、人間の身体は痩せていき、摂取のほうが多ければ太っていくわけです。
これは「絶対的」であり、例外なんてないと思います。
ここまで理解出来ればあとは簡単。
食べる食物のカロリーは、昨今だとだいたいわかりますよね。
んで、次は消費カロリーはいくつ?となると、これが一番、わからないわけです。

普段、ボクはサイクリング時はEdge705を使って消費カロリーを計測しています。
まあ、あれも簡易的ではあるんですが、それでも「おおよそ」の消費カロリーは計算されます。

ところが!
ボクも一応、社会人。
毎日、ずっとサイクリングして生きていければいいんですが、それでは路頭に彷徨うことになります。
なので、まったく自転車に乗れない日々も多いわけです。
万歩計なんかに付いている機能で「消費カロリー」なんてのがありますが。
内勤のときなんか「万歩」も歩きませんし。
殆ど椅子から動かない日もあります。
じゃ、そういう内勤の日は消費カロリーゼロなのか?というとそんなわけはないわけで。
電話をとったり、トイレにいったり、事務所内をウロウロしたり、なんだかんだと活動しているわけで。
その活動もすべてカロリーを消費します。
そう!このカロリズムは「活動量」を測定し消費カロリーとして表示してくれます。ハート

使い方は超簡単。
時間、年齢、体重、体脂肪率、歩幅を最初に設定したら。
あとは何もすることは無し。
胸ポケットに入れておくか、まあ、何でも良いので身につけておけばいい。
機体内に3Dセンサーがあって、そいつが移動量を計測し、消費カロリーを計測。
寝てるときは身体から外して置いておけばいい。
その間も年齢などの基礎データから計算して寝てるときの消費カロリーを積算していってくれる。
これをメモリーで1週間分ぐらい蓄積してくれる。
機械の操作は何もない。
最初に設定したらズボンのポケットにでも入れておけばオッケーだ。

これで「何もしない日」の消費カロリーが明確にされるわけだ。

ちなみに逆に「今日は頑張る日」の場合、この「カロリズム」は使わない。
この「カロリズム」はアスリートレベルの運動の消費カロリーは計測できない。
(計測するけど正しい数値にはならないみたいだ。)
マラソン、サイクリングなんかするときは、専用の測定器で測定した数値を自分で足し算しましょう。(^。^)

何もしない(できない)日は、これで消費カロリー以上に摂取することを控えれば、、確実に痩せる!
(しかし、、、、腹は減りますな。(笑))
24時間安静時消費カロリーが、ボクは1656キロカロリーと表示されてるので。
丸一日、動かずにいても1600キロカロリーは食えるわけですが。
とてもそれだけじゃ、ハラヘリ大魔王になりそうです。(T_T)
でもダイエットのすごいモチベーションになりますね、これ!

しっかり、ダイエットしたいヒトにはお薦めです!
スポーツしてるヒトだと理解は早いかも?成果もはやいかも?

「食べながら痩せる!」とか「食事制限なんかしなくて痩せる方法」とか
「無理せず楽々ダイエット」とか「好きなモノを腹一杯食べて痩せる方法」とか
こういうダイエットを目指すヒトに無駄です!買わないで。(笑)
痩せないから。( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

セブン・イヤーズ・イン・チベット

1997年の作品なのが惜しいですね。
北京五輪開催の時に散々話題になったんですが、公開があのタイミングだったらこの作品もさぞかし盛り上がったんだろうと思います。

実在するオーストリアの登山家が主人公の作品。
随所にちりばめられたすばらしい山岳の風景。
これが秘境チベットなのか。
すごい、すごいぞ。

セブン・イヤーズ・イン・チベット [DVD]
ブラッド・ピット, デビッド・シューリス, B.D.ウォン, マコ, ジャン=ジャック・アノー
B00005FXM9

この映画の撮影に関して中国政府は強く反対していて。
中国国内での撮影を一切拒否している。
監督は無断でこっそりチベットのラサに侵入して撮影したことを後に明らかにしているけど。(笑)
ちなみにこの映画は中国国内では上映禁止。
またこの映画の主役を演じたBrad Pittも未来永劫中国入国禁止とされたらしい。

ストーリーは。
登山家ハインリヒが身籠もった妻を残し、ヒマラヤ山脈へ向かうところからスタート。
頂上まであと少しのところで雪崩にあい、登頂を断念し、下山する。
しかし、下山してみると戦争が始まっていてイギリス軍の捕虜となり収容所に入れられてしまう。
奥さんが恋しくなり手紙を出すも、返事は「離婚届にサインをして送り返せ。生まれた子供はすでにあなた以外の男性をパパと呼んでいる。」と書かれており、自暴自棄になるハインリヒ。
何度も収容所から脱獄しようとするが失敗。
その後、大がかりな脱獄計画が収容所内で計画されていることを知り、それに便乗して今度は脱獄成功。
登山仲間2人で国境を越え、チベットに亡命する。

映画は前半はこの登山家ハインリヒの物語で。
後半はチベットでの7年間の亡命生活をまだ幼いダライ・ラマ14世と過ごす様子を描いている。
たぶんハインリヒは会ったこともない自分の息子をダライ・ラマに見ていたんでしょうね。
ハインリヒの前では無邪気な子供の笑顔を見せるダライ・ラマがすごく印象的でした。

そんな亡命生活にピリオドを打ったのが中華人民共和国の誕生とチベットへの中国軍の侵攻。
映画では中国軍の非道さ、卑劣さを描いています。
公開時の中国の非難を受けて、チベット人への虐殺シーンはダライ・ラマの夢のシーンだった、という風に「ぼかされ」て表現されてますけどね。
あれはきっと中国政府の非難を受けての配慮のように思います。
それでもこの映画は中国政府をかなり怒らせたらしいですけど。(笑)

天安門事件から20年というニュースを見ました。
ちょうどその時期にこの映画を観たのも因縁のようだな。

一見、自由なように見える中華人民共和国ですが。
その内情は我々日本人とは「大きく異なっている」ことを少しは知っておかなくちゃいけません。
北朝鮮のことも中国国内では友好国なのであの国のことを悪く言う人はいませんし。
普通に行き来してるわけですからね。
実は北朝鮮も「民主主義」共和国なんですよねー。(笑)
一党独裁政治であるところが共通なんですな。
反論とか違うイデオロギーが入り込むことは許されないので。
中国の平等、中国の人権、という感じで接頭語に「中国の」が必ず付加されるわけです。

チベットのことも真実は語り継がれません。
外国人が必死に「記録に残そう」とするだけで。
中国国内ではチベットについて議論されることも語り合うことも「禁止」ですから。

映画は「アンチ中国」なことばかりではなく。
そこはかとなく寂しいハインリヒの人間性についても触れられていて。
オーストリアに残してきた妻への想いや、見たこともない自分の息子への想い。
一緒に収容所から逃亡した友人はラサでよき伴侶を得て幸福な暮らしを始めるのに、いつまでも自分は孤独で、言いようのない疎外感を感じ続けていたハインリヒ。
映画のラストシーンでは、関係を修復した自分の息子とのシーンが撮影されていますが。
ハインリヒは今度は容易に近づけなくなったチベット・ラサ、ダライ・ラマへの想いを登山と登頂により表現しようとします。
親子関係が時間とともに修復できたように、チベット問題も時間が解決するのでしょうかね?
今ではチベットを追われてしまったダライ・ラマ。
ノーベル平和賞まで受賞しているのに中国では「悪魔の使者」ですからね。
いったい何が真実なのか?
その多くの闇に消された真実の一端がこの映画の中にあるのかもしれないですな。

必見な映画でしょう。
語り継がれていくべき名作。