2010年8月19日木曜日

ジョーズ

以前、怒濤の「SAWいっき観」ってのをやったんですが。(後悔しました。)
懲りずにまたやりました。
今度は「ジョーズいっき観」です。(汗)
JAWS/ジョーズ 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]
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DVDのコレクションを見ても解るとおり1作目だけが別格で2~4までは「その他大勢」な感じです。(笑)


それもそのはず。
列挙すれば一目瞭然、創ってるスタッフが違います。(汗)
  1. ジョーズ
    監督 スティーヴン・スピルバーグ
  2. ジョーズ2
    監督 ジュノー・シュウォーク
  3. ジョーズ3
    監督 ジョー・アルヴス
  4. ジョーズ'87/復讐篇
    監督 ジョセフ・サージェント
こういうわけで、スピルバーグが監督したのは1作目だけですよ。
あとは模造品。(汗)
そして、物の見事に主役のジョーズくんが回を追う毎に劣化し、人形丸見えになり、怖くなくなります。(T_T)
もうジョーズ'87に至っては「おもちゃのジョーズ?」って思えるほど人形です。(笑)
そして止めておけばいいのに09年に「ジョーズ・イン・津波」という新たな作品も出たそうです。(未見)
ジョーズ・イン・ツナミ [DVD]
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どうやらアメリカーンな人種はよほどスピルバーグの最初の作品が脳裏に焼き付いたようで。
「サメ=ジョーズ=人を襲う」という図式が形成されているようで。
単純思考なアングロサクソンにありがちな「とにかくサメ出しておけば、あいつら怖がるでしょ?」みたいな「安物な脚本家」がわんさか生まれたようですね。

もう続編は創らない方が良いベスト10で必ず上位にノミネートされる「ジョーズ」。
それでもきっと奴らは続編を作り続けると思う。
そしてそれらをボクは観てやろう、と思うわけです。(笑)
バカだから。

あ、いちおう1~4までのジョーズはストーリー的には繋がっています。(監督は別だけど)
1に出てきたポリスはfinalまで引っ張ります。
アミティの街はずっと出てきますし。
あの家族はずっとジョーズにストーカーされて襲われ続けますね。(笑)
「1」以外はもう開いた口がふさがらない風味で耐えるように観るべし。
一番古い作品の「1」が一番怖いジョーズであることに改めて驚かされるわけです。
技術は新しい作品のほうが特撮でも何でも進んでるはずなんですけど...
「3」に至ってはもうジョーズは動かなくなってましたしね...(汗)
「4」では動かないのでジョーズに咥えられた人間がバタバタ動いてなんとかジョーズを動かしてた?感がたっぷりとアリマス。(T_T)

でもまあシリーズものを一気に観る!という豪快さがたまりません。
頭の中が「海に行きたいなぁ」にナリマシタよ。ハート


2010年8月18日水曜日

ミルク

観たかったんだけど残念ながら映画館では観れず。
(こういうちょっとマイナーな作品は地方都市ではまともに上映されないのだ。)
ミルク [DVD]

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まあ、問題作と言えば問題作。
至る所に男性同士が愛し合う描写が盛り込まれています。(汗)
変な偏見を持ってると最後まで観れないでしょう。

たしかに70年代からこういうマイノリティに関するムーブメントはサンフランシスコを中心にあったのは覚えています。
ちょうどその頃、数ヶ月だけサンフランシスコに滞在してたし、ボク。(^^)
ヒッピー、フラワーチルドレン、ゲイ、レズ、マリファナ、とかそういうの。
そんなのが蔓延して。
世の中が怠惰な雰囲気になって「なんとなく」ってのが普通な感じ?
そんな雰囲気だったように記憶しています。

この映画は実在したハーヴェイ・ミルクというゲイの男性が政治家を志し、ゲイでありながら初めて公職に就き、様々な差別や好奇の目にさらされるマイノリティな人たちを助けよう?いや、違うな...ゲイも普通の人間だ、ということをわからせようとした?って感じの活動をするわけだ。

映画は時系列が逆で、遺言?ミルクが「もし私が殺されたら」の出だしで始まるテープを録音中のシーンから始まる、回顧録のような感じ。
ニューヨークで働いていたミルクが20歳年下のスコットに一目惚れ。
街でいきなり声をかけてナンパするシーンから回顧録は始まる。
ゲイっていきなり恋に墜ちるのね...(汗)
その後、二人でサンフランシスコに移り住み、カメラ店を開業。
あっという間にゲイ・コミュニティの中心地にそのカメラ店は変貌。(笑)
商売やってないんじゃない?ってぐらい大勢のゲイに囲まれて生活するミルク。
幾度かの落選を経てようやく当選し、特定のコミュニティから熱烈に支持されるけど。
また逆に常に命の危険も感じるようになる。
新しいボーイフレンドに自殺され、ますます、政治活動にのめり込むミルク。
ゲイは病気じゃないし、犯罪者予備軍でもない、と訴え続け、ようやく市民権を得ようとしたそのとき。
ミルクは元同僚の市会議員に嫉妬心?から銃殺される。(T_T)
まあ、なんと激しい人生だ。
壮絶に駆け足で走り抜けた人生だったなぁ、このヒト...

エンドロールで実在の人物のスナップ写真とその後の人生が流されるんだけど。
けっこうジーンとこみ上げてくるモノを感じました。
まあ、人間、ゲイであれなんであれ、普通なんだなぁってことで。
あ、ロリコンは犯罪者になりましたけどね、21世紀になって。
(映画ではロリコンも普通扱い。)

確かに同性愛者というだけで会社を解雇されたり教員がクビになったりってのは行き過ぎでしょうねぇ。
性癖だけはどうしようもないってわけだよねぇ。
とにかく「何をもって『普通』とするか?」ってのはなかなか境界線が曖昧だよね!ってことだな。