2009年2月2日月曜日

博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか

もう多くを語らなくてもこのタイトルだけでいいんじゃない?と思える傑作。
Dr.Strange Loveが大活躍です。(笑)
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ピーター・セラーズ, スタンリー・キューブリック, ジョージ・C・スコット

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舞台は冷戦時代の米ソ。
アメリカ空軍基地の司令官が突然発狂。(笑)
ソ連への核攻撃を命令する。
すごい!なんという安直。( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
しかし!ソ連側もアンポンタン!
ソ連はなんと誰かに攻撃されたら全人類を殺してしまう「皆殺し」兵器を開発し、そしてその稼働をコンピュータに任せ、設置していたのであった。( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
「皆殺し」だぜ!すごいネーミング!

なんとも愉快なのが緻密に計算され尽くしてあるが故に、一度動き出すと絶対に止められない核攻撃。
しかも「攻撃されたら、皆殺し」のシステムも「絶対に停止できない」ようになってるってところだな。
この映画はキューブリックの「ギャグ・コメディ」なんだけど。
「あるある」探偵団で「あるある~」って言いそうになるぐらい現実味を帯びたブラックジョークだ。

核攻撃に出て行った飛行機に通信で攻撃中止を命じようとも暗号通信になり、その暗号解読パスワードが発狂し拳銃自殺した司令官しかわからない、というお粗末ぶり。

そして最後にアメリカ大統領がDr.StarangeLoveと話し合う内容が。
「皆殺し兵器」から逃れるための地下洞窟を捜索。
その洞窟に入れる人間の人選。
男性1に対して女性10にして人口を爆発的に増大させる計画。
などなど、相談してる間に核爆発しちゃうけどね。(笑)
モノクロ映画で古めかしいんだけど内容は十分ブラック!現在でも十分です。

ウィッカーマン

ニコラス・ケイジ主演の映画でやんす。
ニコラス・ケイジは好きな俳優のひとりです。
彼の凄いところは「どんなブッキングにでも応える。」という姿勢ですね。
「なぜ名優の彼がこんな作品に出るんだろう?」と思える作品がいくつもあります。
そしてこの「ウィッカーマン」もそんな作品のひとつ。(-.-)
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ニコラス・ケイジ, ケイト・ビーハン, エレン・バースティン, ニール・ラビュート

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リメイク版なんだそうです。オリジナルは1973年のイギリス映画らしい。
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オリジナルの方が評価が高い。(笑)

カリフォルニアで白バイ警官をしている「メイラス」はある日、親娘の乗った乗用車を白バイで止め、警告している間にトラックが正面衝突し、親娘が死んでしまったというトラウマから抜け出せずにいた。
そんなときに「かつての婚約者」ウイローから手紙がやってくる。
手紙には「娘が疾走したので助けて欲しい」と書かれている。

メイラスはウイローを助けるためにワシントン州にある「私有地」の孤島「サマーズアイル」へ向かう。
その島は独自の文化?風習で島民達が生活していた。
外部の文化はまったく寄せ付けずに。
島民達はなんとも不気味で不思議だった。
何とも言えない恐怖を感じながらウイローの娘を捜し始めるメイラス。
しかし、島民達は誰もそんな娘は知らない、と言い。
挙げ句の果てには「死んだ」という。
そしてウイローは「娘は死んでいない。そして娘はあなたの子供よ。」とメイラスに告げる。
自分の子供であったという衝撃の告白を受けたメイラスはよりいっそう必死に娘を捜索する...
メイラスはある仮説を立てた、それは「収穫祭の儀式」と「神様への供え物」だ。
メイラスは儀式で昔ながらの生け贄を必要としその生け贄に自分の娘が使われるのではないか?そのためにさらわれたのではないか?と考える。
そしてその「儀式」が始まった...

っていうストーリー。
結末はいちおう「大どんでん返し」の部類に入るかな?ってかんじ。
っていうかー
結末までに至るストーリーは「けっこう面白かった」のに。
最期のどんでん返しを聞いたら一気に萎えた。(笑)
っていうことは「どんでん返し」方が悪いわけだね、なんじゃそりゃ?って感じの「ひっくり返し」方なんだよなぁ。
途中まではホントに不気味で良かったしミステリーイッパイで謎めいてたなぁ。
惜しいなぁ...
ニコラス・ケイジはあのゴースト・ライダーといい、この作品といい、ブッキングされたらどんな仕事でも引き受けるイイオトコ!ってことだね!(汗)