「Inglourious Basterds」って直訳すれば「栄光無き野郎ども」みたいな感じで。
意訳すると「ろくでなしども」(?)って意味かなぁ?もうちょっと低い意味かもしれない。
まあ、そんなところ。
監督があのクエンティン・タランティーノだ。
日本のテレビCMなんかで観てた感じでは「ブラック・コメディ」なのかな?って思って観たんですが。
大間違いでした。(汗)
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(ショシャナが一番!) |
ノリ的には「
パルプ・フィクション」に似た感じ。
全体に共通してるのが第1章に登場してくるユダヤ人の女性「ショシャナ」。(メラニー・ロラン)
キル・ビルに通じる「女性が主役」で「復讐劇」が演じられるわけ。
ところどころに「うひっ」って思うグロなシーンがあったりもします。
イングロリアス・バスターズ [DVD]

これも監督のテイストですね。
そしてまたところどころで「西部劇」のようなテイストをがんがん入れてくるし。
「ごった煮」感たっぷりに仕上げてくるのもタランティーノ風味たっぷりです。
要はタランティーノ流が全部出てきますな。
ウルトラ兄弟勢揃い!みたいな感じ。
舞台が第2次世界大戦でドイツ占領下のパリ。
そこにブラピ率いるアメリカ軍がナチスドイツ軍の一掃を目論んだ秘密大作戦?みたいなのを仕掛ける。
ドイツ人のふりをしてナチス軍に近づき、スパイとともに「プレミア」と呼ばれる映画上映会に集まったナチス高官を殺しちゃうぜ!っていうストーリーです。
けっこう、ハラハラどきどきのシーンがてんこ盛りです。
あの辺のドキドキ感は「さすが!」って思う。
タランティーノ監督ってああいう、ハラハラどきどきさせるシーンを考えさせたら「天下一品」ですな、間違いなく。
「大脱走」とかああいうのに近い感じ!
そうかと思うとすげーくだらない子供じみたシーンを撮ったりもする。(ナチス野郎の頭の皮をはげ!ってシーンとかね。あんなの小学生男子の発想だよねー)
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(オレタチ・ロクデナシ) |
ハリウッド映画には珍しく「色んな言語」が飛び交います。
アメリカ人ってフランス人役が英語を話しても全然平気で作品を観る民族なんだけど。(笑)
タランティーノ監督は拘ったみたいね、、、ドイツ人役はドイツ語だったし。
フランス人はフランス語を話してた。(と思う。)
ブラピは英語でしたしね、もちろん。
(下手なイタリア語を話してるシーンもあったけどね。)
タランティーノが「映画好き」でしかも種々雑多な映画を観てて、それをパクってる?い、いや、「影響を受けている」ってのはよーーくわかりました。(笑)
んで、エンディングが…
「おでこに卍」ですか…orz
小学生じゃあるまいし…
ヤラレタぜ!!あんたの勝ちだっ!(>_<)