2013年5月1日水曜日

ジャッキー・コーガン

原題は「KILLING THEM SOFTLY」。
「優しく殺す」
非常にカッコイイタイトル。

ブラッド・ピット主演。
ジャッキー・コーガン
マネー・ボール以来ですね。
チンピラが賭場を襲うってヤツです。
そして、その犯人を追って殺す役目がジャッキー・コーガンの役目。
ジャッキー・コーガンも警察組織の人間じゃないわけで。
どうしようもないヤツをどうしようもないヤツが殺す、浄化作用?を描いた作品?なのかな。
日本風に言えば「血を血で洗う」的な雰囲気なのですが。
どちらかと言えば「そんなに死にません」でしたよ。
もっとバンバン撃ちあうのか?って思ってました。






似たような映画で、たけしの「アウトレイジ」があって、あっちはもっとバンバン撃って死ぬんだけど。
ブラピはそんなに撃たない。
全部で死ぬのは三人だけ。
そのうち一人(マーキー)は犯人グループとちゃうし…(汗)
ジャッキー・コーガン
い、いや、オレちゃうし。
途中から出てくる同業者の太っちょ野郎(ミッキー)なんか、ネーチャンとエッチしただけやし。(汗)
ジャッキー・コーガン
あんた、何しに来たん?
なんかもう観てて「あーーなんてどうしようもないクズばかりなんだ、アメリカって。」って思った次第です、はい。

作品の途中にBGMのように流れる「オバマ」の「アメリカは素晴らしい国」演説との対比が、一番の皮肉な演出なんでしょうね。
殆どがジャンキーで働きもせず、前科もちばかりか…

最終的には「射殺三人、逮捕されちゃった二人(うち一人はミッキー)」で終わり。

そしてストーリーはジャッキー・コーガンの「もっとカネクレ。」で唐突に終了!バタン!
まいったな…こりゃ…
「優しく殺す」ってのは相手に命乞いさせる時間を与えず、あっという間に殺す、ってことらしい。
もう否応なく撃つってこと。
至近距離から、遠距離から、構わず撃つ。
アメリカ映画でよくある「最期に言い残すことは?」なんてジャッキーは訊かない。
いきなりコメカミを撃つ。
そういうことらしい。
どっちみち生きてても、刑務所で半生を過ごし、シャバに居てもクスリに溺れてるか、オンナを追いかけるか、犯罪するか、しか生きていく方法のない野郎どもばかり。
躊躇なく撃つ。
そして、カネをもらう。
「アメリカは国家なんかじゃない、アメリカはビジネスだ。」というセリフそのもの。
すべてカネ。
そういう後味だけ残す作品でゴザイマシタ。(汗)

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