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2011年2月27日日曜日

ヒア アフター

クリント・イーストウッドにハズレなし」
この言葉に噓偽りなし。
今回も間違いなし、でした。
感服しました。

マイルス・デイヴィスが「俺は音楽を喰って生きているんだ」と言ったように。
クリント・イーストウッドも「映画を喰って生きているんだ」ろうと思う。
スティーヴン・スピルバーグが名を連ねてますけど何やったんだろう?と思って観たんですが。
作品が始まってすぐわかりました。
(ああ、、、、この津波シーンか…)
紛れもなくあの迫力、、、スピルバーグの仕事じゃない?!きっと!!
たぶん制作費の殆どマット・デイモンギャラとこの「津波シーン」で使ってると思うな!
ヒア アフター
津波シーン

2011年1月7日金曜日

The 11th Hour

レオナルド・ディカプリオが製作、脚本、ナレーションを担当する、環境保護をテーマにしたドキュメンタリーです。
なので観ていても特に「すげー」とか「うひゃー」とかいう作品ではありません。


淡々と「語り部」として出演している人達が延々と話してるカットと、地球の自然、そして破壊されている自然の様子?なんかを交互にインサートしてる感じの作品。


だいたい欧米人に多い「成功者はボランティア活動に目覚める」って感じなんですかね?
この映画にも多くのお金持ちが登場して、切々と「地球を守ろうよ」と訴えかけます。


作品は全部で90分弱。
半分ぐらいまでは延々と「死にかけている地球の自然」と「壊しているのは人類である」ことを、多くの著名文化人が訴えかけます。
「人間は自然を必要とするけど、自然は人間を必要としない」
という一文が殆ど全てと言っていいぐらい要約されちゃってる一文なんですけどね。

他にも印象的なのは
「人類は石油石炭などの化石燃料を手に入れてから爆発的に増えた」ってことかなぁ。
それまで何千年もかけて地球上の人口を10億人にまで増やした人類が。
石油を利用することを覚えてからわずか200年ほどで人口が60億人を超えちゃったこと。(汗)
とくに、ここ50年ぐらいは爆発的に増えてる。
ニクソン大統領が就任演説をしたときの地球人口は今の半分の30億人程度だったんだそうだ!
石油すげえ!
しかし、その石油はもうすぐ無くなる…
無くなったらどうなるの?元の人口10億人にまで減るのかな?
そうなると6人のうち5人は死ぬことになるよ!(>_<)

…というようなネガティブなお話が前半戦。
中盤から後半にかけては
「いやいや。人類はバカじゃない。」っていうポジティブなお話。

THE 11TH HOUR 特別版 [DVD]
B002UVJQE8

ポジティブ部分は割愛しますが。
まあ、想像通り、石化燃料以外のエネルギーを使って生きていこうよ、ってことで。
エコを考えるばかりに文明を後退させるようなことは「しなくてもいい」でしょ、って語り部達が言います。
いまさら、江戸時代の生活が出来るわけ無いしね。

地球温暖化を止めることが出来るかどうか?まずはここが勝負だよねぇ。
次が石化燃料が無くなってからのそれに代わるエネルギーの調達だよね。
この2つに失敗すると、人類なんてあっという間に滅びちゃいます。

地球が誕生して40億年とか言われてますけど。
その間に誕生した生物の99.9%が絶滅してますからっ!(>_<)
残念!(>_<)(>_<) (ギター侍口調)

ちなみに映画でも語られていましたが。
「Save The Earth」とかいう思想そのものが「おこがましい間違い」であるとボクは思います。
地球温暖化がもたらす結果は、すべて人類に襲いかかってくるものであって。
地球が死んだり、狂ったり、壊れたりなんかしない、と思ってます。
人間が壊しているものは「人類が地球上で生存できる可能性」であって。
人間みたいな、地球から見ればミジンコ以下の生物が、ちょっとやそっとで地球を破壊したり出来るわけがないと思います。
なので、人類が地球温暖化を制することが出来なくて、その後、石化燃料も掘り尽くした後は、絶滅するだけです。
地球はそれまでと変わらず、太陽の周りを回り続け。
また数億年ほどしたら、違う生命体が地球上で「のさばって」生活を始めるんだ、と思いますね。
この辺は手塚治虫大先生の「火の鳥」とか読むといいヨ。

火の鳥 全13巻セット (角川文庫)
手塚 治虫
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