居酒屋で飲んで帰ったので、疲れと相まって、猛烈に寝た。（笑）
起きたら５時半。
ホテルを出たのが６時半ぐらい。
サーキットまで１０分の距離。
７時過ぎには到着し。
ダラダラと準備開始。
今日はオープンⅡだ。
はっきり言って自信ナッシング。
ボクの実力じゃ完走するのが精一杯。
最後までプロトン内にいれれば御の字でしょう。
昨日と同じように。
２時間前からコンペックスで電気ショックを与え。（笑）
「起きろよ、筋肉くん！」と身体を起こす。
その後、ちょっと早めから３本ローラーに乗っかる。
チームメイトから「まだ早いよ！」って言われたけど...
他にすることもないし。
じっとしてると気が滅入ってくるし。（小心者）
iPodで音楽聴きながら「いつものように」回す。
この「いつものように」が大切なんだなぁ、と最近思う。
いつもと違うことして負けると、どんどん「いつもと同じようにしよう」と思うようになる。
「縁起をかつぐ」ってやつ？こういうの？
まあ、わからんけど、同じようなことをしないと気が済まなくなってくるんです。（笑）
１０時。
スタート集合へ。
tanuさん、Hiroくんの３人で出番待ち。
バラバラに並んだので独りで集中する。
周囲にいるやつが皆自分より速く見える。
（ちくしょう、ちくしょう、スタート前から飲み込まれてるやんけ）
と思いつつ。
去年も負けてるし、イメージがヨクナイ。
コース上に出て再整列。
ありゃ？前方に並んでたのに、コース上にでたら後ろになってる！
いつものマジックか？（笑）
うしろからHiroくんに笑われた。
なんでやねん！と思ってたら号砲とともにスタート！オープンⅡが始まったっ！！
スタート・ダッシュはまずまず。（大して速くないけど。）
シケインまでは合格点。
と思ってたらチームメイトははるか前方へ。
（はえーなー）と思って眺めていると、シケインへ。
さすがにオープンⅡの選手になるとシケインぐらいじゃ、、、、と思ってたら、、意外とそうでもなく。
危なっかしいのも混ざってる。（汗）
「斜行すんなっ！」といきなり後方から罵声。
一瞬、緊張が走ったけど、なんとか崩れずにシケイン脱出。
下りでトップスピードへ。
ここまでひとかたまりで走れてまずまず合格点。
プロトン内はここで落ち着いてきた感じ。
少しずつ、、気づかれないように（誰に？）前方へ位置取りしていく、ボク。
２周回目に入り、プロトン中央ぐらいで頑張るボク。
チームメイトはプロトン前方。
いまだ追いつけない、、けどボクの今年の目標は「集団ゴール」だから、この位置で良い。
最終コーナーを抜けて２周目が終わり３周目に突入、、、、
そのとたん！
目の前で落車！
（ぎゃーー！死ぬ！死ぬ！）
１０人前後が折り重なるように横たわる。
一番下の選手を踏んじゃったっ！
カーボンホイールが真っ二つに折れるっ！
折れた破片が飛んでくる！
慌ててクリートを外す、両足同時に「がつーん」とクリートが外れる。
フルブレーキ＆足でも地面を蹴ってブレーキ！！
右にかわして、、なんとか回避。
左手の指２本をどこかにぶつけたけど、どこにぶつけたのかわからん。（笑）
（いてて、、ちくしょーちくしょー）
前を見るとプロトンははるか彼方に。
３人ほどの選手が「追いかけましょう！まだ大丈夫！」って叫んだ。
ボクは思った...
（エー、ムリ...）
あっけなく折れた。
ロードレースは「気持ち」が７０％だと思う。
折れたらもう戻せない。
そして折れた気持ちはもの凄く正直に、身体を鈍らせる。
こんなことはこれまでにいやというほど味わってきた。
そして今日もまた味わうことになった。
内心は「気持ち複雑」になりながらも。
取りあえずチームメイトが応援してくれるピット前までは走ろう。
心配してるかもしれないし。
と思ってピット前までいくと
「まんま」監督から「おらーっ！最後まで走れーっ！」と罵声が。
（えーーDNFしちゃダメなの？）
思わずこれにはボクも苦笑い。
はいはい、そうですか、最後まで走って晒されましょうぞ！
グルペットで走りながら他の人たちと...
「こうなると５周回は辛いですよねー」
「まったくですねー晒し者ですよねー」
とか世間話。（笑）
途中、チームメイトのtanuさんも落車時に巻き込まれメカ・トラブルで落ちてきて、走行不能でリタイア。
ボクは新品ジャージと新品のピナレロだけは守り抜き。（笑）
１１６位で完走。（笑）
最後はスプリントもさせて貰えず、一列に並んでゴール。
（もう次のレースの準備に入ってたため）
まあ、落車が無かったからといってどこまで食らいつけたか？ボクの脚力はまだⅡには足りないのかもしれないし。
色々考えさせられてレースが終わりました。
来年もオープンⅡは出ますけどね！
自分の出番が終わると
黙々と後片付け。
さっさとクルマに荷物を詰め込んで、３時からの「プロレース」観戦に備えました。
これ観たかったよー
目の前を猛スピードで駆け抜けていくプロレーサー。
誰も彼もが憧れですわ。
目一杯、プロレースを楽しみました。
興奮したなぁ。
いちど、落ち着いた身体がプロレースのおかげでまた火がついてしまいアドレナリン放出状態に。
（無意味だっ！）と思いつつ、、家路についたのでありました。
頭の中が「自転車１００％」の二日間。
こういう幸せな二日間を過ごせるのは鈴鹿だけですね、本当に楽しい。
来年もまた皆さん鈴鹿であいましょう！
チームの皆さんもお疲れ様でした。
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