監督: J・C・チャンダー
いわゆる「低予算モノ」かと思ったんだけど、そうでもないみたい。
ロケはしっかりやってるし。
CGも使われてるっぽいし。
なんといっても名優ロバート・レッドフォードのギャラを考えれば低予算モノとはいえないか!
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オレのギャラは高いよ! |
しかも役名すらわかりません。
このオトコが何者なのか?最後まで明かされません…
冒頭にいきなり回顧録?のようにロバートの「語り」があります。
その内容から好きだった女性と別れ、それが原因?で世俗を離れ自由気ままにヨットで旅行中?!
って感じですかね。
ほんとに詳しいバックボーンは明かされないんでわかんないんですよ。
そしてヨットで寝てる間に海上漂流物(コンテナ)にヨットが衝突。
この一件から始まって、あっという間に漂流。
インド洋にひとりぼっち。
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ポツリ… |
大自然は徹底的に残酷です。
そう人間のいかなる努力もすべて大自然の前では殆ど無力。
幾度と無く通り過ぎる貨物船に見捨てられていくロバート。
なかなか凄まじいです。
<感想>
オープニングの「語り」から以降、まったくセリフがありません。
最期の方に「ガッデム!」とか「ファック!」とかいう呻き声?みたいなのがあるだけです。
あとはまったく無声。
なので吹き替え版も字幕版も要らないかもしれません。(笑)
原語で観て十分理解できましたもの。
もう「生きてるってなあに?」な感じです。
ものすごい孤独感と絶望感が漂います。
これは昨年観た「ゼログラビティ」の絶望感と似ています。
しかしゼログラビティのサンドラ・ブロックは孤独時間を「ひとりごと」で紛らわしています。
無線で見知らぬオジサンと会話したりとか。
つねになんだかんだと喋ってました。
しかし!さすがロバート!寡黙でした!
事故があり、嵐にあい、ヨットを捨て漂流を覚悟しても「ヒトコトも喋らない」のです!
実際、色んな映画やドラマ観てて、「こんなにひとりで喋らへんやろ?」っていつも思ってました。
現実にシリアスな事故に遭遇したら喋る余裕なんてないやん!って思いますもん。
でも喋らなかったら映画とか成り立たないし。
それはシャーナイやろ、って感じでしたが。
寡黙!寡黙!寡黙!
ロバート、、、シャベリません、、、、リアリティあるわー。
何があっても耐えます。
必死に事態を好転させようとしますが、まったくダメ。
自然は残酷にロバートに襲いかかりますが、、最期の一瞬まで、、、彼は頑張りました。
ほんとに「凄かった」です、凄惨?とまで言えるかもしれません頑張りでした。
こういう映画を観た後はやっぱりゼログラビティの感想と同じで。
「絶対、ヨットで海なんか旅行しない!」
と固く思ったボクでした!
『オール・イズ・ロスト 最後の手紙』 ロバート・レッドフォードの「無声映画」みたいなもんで。
最初に少しセリフがあったあと、まったくセリフなし。
ゼログラビティーに似た「サバイバル」なのですがあの映画のように独....http://t.co/Q0dFmK9c2h
— しんちゃん (@susamishin) 2014, 2月 14
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