2016年9月2日金曜日

ツール・ド・北海道 2016

2年前はDNS。(怪我のため全キャンセル)
去年はフル参加。
そして今年は残念ながら1レースのみの開催となってしまいました「ツール・ド・北海道」。(第30回なんですって!)
それでも行く!って決めました。
(けど、1レースのみ、しかも平日開催って敷居高いっす!😣)
風邪っぴきオサーン、怪しく行ってきます

8月31日「風邪オヤジ、北へ行く」

数日前からの体調不良(夏風邪)はさっぱり良くならず。
あかんのんちゃうん?と思いながら電車で関空へ
フライトは午後2時ぐらいだったので、朝からゆっくりと支度して、予定よりも早い電車で関空へ。
家でも待ってても仕方ないので関空で待つことにした。
2時間ぐらい早く到着したので回転寿司喰って、関空内で「動く歩道」に乗ってずっとPokemonGOしてた。(笑)
動く歩道に乗ってたら、卵が孵化しましたね。😆
楽でええなーこれ。
ついでにGYMでガンガンバトルしてメダルもゲットしたところで、飛行機の時間に。
(遊びすぎ)
JETSTARで飛びました
飛行機の中では一転して大人しくKindleで読書、、、、するも30分程度で眠くなりKindleを握りしめたまま熟睡。
気がついたら機内アナウンスで「まもなく新千歳空港着陸」とのこと。
早いな!近いな!北海道!
感覚的には1時間足らずで着いた気がしたけど寝てたからか!
いつものように予約したレンタカー会社の名前が思い出せず空港内をうろうろ徘徊する。
なんであんなに似たような名前のレンタカー会社があるんだろう?
もっと個性的にしないとちっとも記憶に残らない。
しばらくすると業を煮やしたレンタカー会社の方からボクの携帯に電話してきてくれたので、ほっと一安心。
さもトイレが混んでて、遅くなりましたー風味な応答をしてレンタカー会社の受付に行き、クルマをゲッツ。
しかしETCカードを持ってくるのを忘れる。😥
まぁ、いいわ、高速乗るときに気をつければええやん、と開き直って。
Google様に今夜のホテルまで案内させる、、、
なんとホテルから2時間か!遠いな!
途中の道は高速どころか県道?道道だし!
真っ暗だし!前にも後ろにもクルマが居ないので不安だし!
途中にコンビニないし!
やっとホテルに着いたらもう夜でした。
セイコマで🍱弁当買って部屋で食べてこの日はおしまい。
することなし。
あ、自転車の組立は翌朝にしました。

9月1日「ニセコデビューしました」

この日の出来事は基本的にもう書いている
基本、自分に甘い性格なので、まったく起きれなかった。😣
それでも急いだつもりで、待ち合わせ場所へ行って仲間と試走。
試走したことによって、後のレースに大きな影響があったことは確信できたので。
結論として「試走しといて良かった。」と思いましたよ、ええ、間違いなく。
試走の様子を動画でお見せしましょう。
まぁ、普通にサイクリングしてただけですけど。(笑)
お喋りタイムでしたね。
風邪はあまり良くなってません。
喉が痛くて鼻水出ます。(泣)

ああ、今回からビデオカメラはシマノになってます。
Shimano CM-1000

天気がすごく良くて景色がグンバツで、とても楽しかったですなー。
試走を終えて前日受付して、カフェでランチしたら解散。
その後はプロレースをちょろっと観戦、、帰り道にスーパーで買い物して就寝。
第2ステージ観戦
あとは先に書いたブログ参照ね。

9月2日「レース本番の日」

さあ、やるぞ!闘うぞ!
前夜は何喰ったんだろう?思い出せない。
起きたら体調のチェック!
やっぱ喉が痛い。😣
鼻水は治ったかな?
息をするとまだ「ゼーゼーハーハー」な感じ。
まあやるだけやるしかないな!
前夜に買っておいた菓子パンを頬張り、あれこれ考えるも、考えたところで意味がないことに気づき。
それでもまた数分後にはレース展開で頭がいっぱいになる、、の繰り返し。
キツイのは百も承知。
「完走を目指す」なんていう低いことは言えないけど、どこまで食らいつけるか?
10kmもの登りでどこまで耐えられるのか?
千切られてからどうモチベーションを保つのか?
などなど。
頭の中は「❔」がいっぱいでした。
4時起床。
6時ぐらいにホテルを出て会場へ。
いい場所に駐車できて、黙々と支度。
支度終了後、検車にいってそのまま出走サイン。
駐車場に戻ってるときに、チームメイトのたかdと遭遇。
少し話してその後は黙々と、、最後の直線登りを使ってウォーミングアップ。
何度も登ったり降りたり。
すぐに心拍数は上がりきった。
呼吸が早くなると喉が痛いし、ゼーゼーハーハーになる。
(しんどいなー)と思いつつ、ウォーミングアップ終了。
前日から考えていたとおり、早めに招集場所にいき、前列にバイクを置いて位置取り確保。
スタートしてから急勾配の下り坂なので、、危険度が高そうと感じてたので前で並ばないとって思ってた。
開会式での説明だと「気温が高くなることが予想されるので審判車に水を積んでいく。」と説明があった。
マジで暑くて水分が心配だった。
北海道は補給所が用意されてないし、ルールでも補給禁止されてるんで、どうしたもんか?と思ってました。
取り敢えず自分でも大きめのボトルを2本用意、1本はアクエリアス、もう1本は経口補水液。
水分だけは節約ってできないんで、奪い合いになったら負けない自信はあるし。(笑)
あとはいつものパワージェルを3つだけポケットに入れてスタートを待つ。
レースバイクはcervélo S3にホイールは今回は前後輪とも55mm(だっけ?)のEaston。
登りが多いので後輪だけ110mmディープホイールという好きな組み合わせは止めました。
スプロケは前は53~39Tで後ろは25T~11Tです。

スタート直前に宮澤元プロの「ガンバレよ」と激励挨拶を受けて、定刻どおりスタート。
スタートして数キロはパレード走行なんだけど、下り坂なので密集して怖い。
色んな声援を受けながら坂を降りて左に曲がり、市街地へ。
後方から学生さんがヒトリでアガってきて先頭を走る。
ボクはまあ20番手ぐらいで安全な場所を探しつつ位置取り。
そしたらすぐ後方でパンクの音。😣
びっくりした。
パレード走行中にパンクとは可哀想。
そしてその直後にリアルスタート。
先を行く学生さんが飛び出したのか?一気に一列棒状。
殆ど平地なので着いていくのは難しくなく。
みんなサラ脚だし、逃げられはしないだろう。
案の定、10分ぐらいでアタックは終わり。
下がってきた学生さんは「ウォーミングアップで逃げただけ」とか言ってた。
(ふーん、そんなもんなのか。こっちは必死やけど。)とか思いながら10番手ぐらいでずっと様子見。
ローテーションが回ってるようでうまく機能してないので、それに乗じてしっかり位置取りだけしてた。
小さな数回のアップダウン後、先頭集団は20~30人ぐらいに縮小。
50人ぐらい居たのに、あっという間に、小さくなった。
さすがに、みな「慎重だな」と思った。
距離は94kmと短いけど獲得標高2000mでキツイレースを予想してるから。
早々にみんな「自分のペース」で走り出す。
ボクも何処かでこの「決断」をしなくちゃいけないと思いながら着いて走ってた。
いつまでも先頭集団に居れる自信は無かったし。
無理に着いていったら、後半ガタガタになるだろうと思ってた。
(試走の感想からKOMの登りもキツイけど、その後の登りが大変なのを感じていたから)
それでも「なんか悔しい」というだけの理由で食いしばって先頭集団についていった。
しかし…
(そろそろキツイ)と感じ始めた頃、、、
プロトンの後方まで下がってしまい、、登りで遅れて降りでなんとかしがみついてを繰り返してた、、、そんなとき、追いつかなければならない下り坂で突然ハンドルが振れる。
(あれ?)
と感じたときはもうアウト。
前輪がパンクした。😣
そしてすぐ前でも別の選手が後輪がパンクしてた。
どうやらパンク多発地帯に突っ込んでしまったようだ。
二人とも苦笑い。
プロトンには機材バイクがすぐ後方に居てくれるので、すぐ新しい車輪を供給してもらい、ロスタイム2分程度で復旧。
落ち着いて、タイヤをセットし、深呼吸してから再スタート。
猛烈なスピードで下り坂を降る。
プロトンはもうはるか前方だ。
ここで目標を切り替える。
「如何に自分のモチベーションを下げずに走り続けるか?」
ここにフォーカスして自分を鼓舞した。
(諦めない、諦めない)
ツブヤキながら走る。
降りの先に左に急カーブ。
ブレーキ。
あれ?
前輪のブレーキが効かない。
スカスカだ。
ホイールの厚みがまったく違ってて軽くしかブレーキ効かない。
(ありゃ、こりゃ止まらない)
そう思って早々に曲がるのは諦めて「止まれへん!」と大声出しながらオーバーラン。(笑)
「ぴーぴー!」とホイッスルを鳴らされても仕方ない。
ぜんぜん違う方向に進んでいってようやく停車。
その後、すぐまたレース復帰。
前輪のブレーキは60%しか効かない)と頭に叩き込んで走るしかなかった。
このあと、延々とKOMまで10kmの登り坂がつづく。
苦しかった。
ちょっとオーバーペースで走ったためにフラフラになってた。
別カテゴリーの選手に追いつかれ、抜かれ、ちょっと凹んだ。
(少し落ち着かないと)と焦る自分をコントロールしようとしてた。
抜いてった選手に追いついて後ろに張り付いたら、目ざとくチェックされて「牽く気、ある?ない?」と訊かれた。
訊かれるパターンは初めてだったんでちょっと面食らったけど、すぐ「回しましょうか?」と応えると。
「OK」と返事が来たので前に出て牽く。
何回か回したんだけどどうもうまく回らない。
何でやろ?って思ってたら、どうやら相手は回す気がないみたいで、前に出るときは目一杯加速して抜いていく。😣
しかも薄い登りでもしっかり下がってくるんで、どうやら「協力して前に追いつこう」という考えではないと判断。
数回、回して、うまく千切れたふりをしてローテーションを止める。
でもおかげで少し楽に走れたので、パンク後のペースの乱れは少し解消。
前から落ちてくる選手のゼッケン見てると、先頭集団に居た選手もチラホラ混ざってたので、、、(ああ、、プロトンはもう崩壊してるんやろなー)と勝手に想像してた。
10km以上、続く登りにさしかかり、「ここから10km登りが続くよー」とボクが叫ぶと、落ちてきた選手が「まぢすか」と諦め口調でペースダウンして離脱。
ボクのいつもの「クチで威嚇する攻撃」は今回も成功だ。😆
脚を鍛えるよりクチを鍛えたほうが良いんじゃないか?と自問自答しながら登る…
延々と続く登り。
KOMの付近までだいぶ来た。
(もう少しでKOMでしょ?)と思って黙々淡々、、、なんか時速一桁になってる?
と走ってたら後ろからダースベーダーのような呼吸音が聞こえてきた。
振り返ると別カテゴリーの選手だった。
物凄い呼吸音だ。
ジャージャージャージャジャーン♪というあのダースベーダーのテーマ曲が聴こえて(幻聴)きた。
(なるほど、呼吸ね)
とボクも「登りは呼吸大事」ってのを思い出して、真似をしてわざと呼吸音を激しくして登ってみた。
これがなかなか良くて。(笑)
KOMまで「はーはーぜーぜー!」と喚きながら登ってみた!
KOMには数人の応援観戦客が居て。
ボクが通り過ぎるとき「ほらほら!しっかりせんかい!トップと14分差だでぇ!(方言?)はよせんと!足、切られるで!」と怒鳴られた。😫
(ええ?!足切り?!)
コレにはボクもかなり動揺した。
まさか北海道まで来て足切りになるのはイヤだ。
金かかってるのに!「1km=1000円」ぐらいの費用かかってるやんか!😥
降りでは必死で飛ばした。
前輪はブレーキが甘いんだけど。
委細構わず、飛ばした。
前日の試走のおかげで降りのコーナーはだいたい記憶に刻んでおいた。
最初から降りで稼ぐつもりだったし。
試走のときに「見た目ほどキツイコーナーは無い」ことは覚えてた。
なのでぶっ飛ばした。
せめて一つ前のグルペットまでジャンプしたかった。
一度だけ、、前輪のブレーキのせいでオーバーランしかけたけど、、、気にせず、その後も攻めて降り続けた。
パンクする前に一緒に走ってた選手たちともジョインしたり、別れたりと繰り返して、レースは続いた。
先頭集団には追いつけないのは明白だったけど、KOMを過ぎてから、かなりを順位を上げることに成功してる。
(こんだけ前に来たら足切りは無いやろー?!)と思いながら、必死で回す。
でも、今の順位がわからないし。
そもそも足切りの規定時間とか知らないし。
全力で前に行くしか無いね。
試走時にたかdから指摘された「実は2度目の方がシンドい」と言われる登りに差し掛かると。
多くの選手が急激にスピードダウン。
ボクもスピードダウン。
なぜなら「もうボトルの水がない」状態。😫
前方ではここまで来て両足痙攣で降りてる選手も居た。
脱水症状だ。
脱水症状に陥ると復帰は困難。
レース終盤でDNFは辛い。
なので、ここからは「脱水症状との闘い」もプラスされる。
レース前に「審判車にボトルがある」と教えられていたので。
後方から審判車が通り過ぎるとき、必死でアピールしてボトルを要求するも無視。😥
ボクの前の選手も大きく手を挙げてアピールしても無視。😫
(なんやねん!結局、補給なしやんか!)と憤慨するも、、ちょっと予想はしてた。(笑)
たぶん補給は先頭集団だけやろうなぁ…グルペットには無いと思ったほうがイイです。>来年参加予定の選手たちへ
2度めの「ウンザリする登り」を終えたら、2度ほど登ったり降りたりを繰り返してニセコ・バブルシティに戻ってくる。
もうここではスタート前に見かけた「シマノジャージのムキムキ選手」とタイマン状態。
内心、「ぜったいこのシマノジャージには勝つ」と誓ってたので。
虎視眈々とタイミングを見てた。(卑怯)
左に曲がって、ゴールまでの直線、、、だけど急勾配の地獄ゴールラインに差し掛かる。
曲がってすぐは二人ともアウターでガシガシ攻撃。
でもすぐにインナーに落として、お互いに牽制。
スタート前に試走を繰り返して「踏める距離」をあらかじめテストしてたので。
ゴール手前50mまでは「ぜったいに前に出ない」&「踏まない」ことを決めてました。
しっかりインナーローで着いていって、、、、着き位置からのギア上げ50m手前でちょい差しスプリントでシマノジャージに競り勝って、、ゴール。😁
いやぁーーー
過去、最高強度のゴールでした。😫
キツかった…
あんだけ走ってきてカラノー、、勾配12%登りゴールですかー。

キッツイ

逝きそうになりましたわー。😫😫
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ゴール直後
 ゴールしてから「いろはす」を3本、一気飲み。
指先や脹脛がピリピリ痺れてて脱水症状の前触れを発症してた。
しばらく座り込んで動けなかったんだけど。
たかdのゴールを観に行ったら、ちょうどのタイミングでたかdもゴールしてた。😁
こうして北海道が終わりました…
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27位
公式記録は「27位」でした。
去年の総合6位から比べると落ちちゃいますけど、比較できないですねー。
まったく去年と違うレースでした。
たぶん過去最高強度のレースでしょう、キツかったです。
ほぼ「ニセコクラシック」と聞いてるので、来年のニセコクラシック参戦を考える良い材料になりました。
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札幌駅
市民レースが終わるとプロレースのゴールシーンだけ観戦後、大急ぎで札幌へ移動。
レースの打ち上げはチームメイトたかdとオサーンふたりで。😁
大好物のホッケを頂きました。
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ホッケ、まいうー
ホッケだけでなく、ジャガイモとか、お店のバイト店員(女のコ)の言いなりになっておすすめ商品をばんばんオーダーして食い漁りました。😉
楽しい、一夜でした!

最終日
北海道、最終日はプロレース「観戦」のみ。
ホントは色んな事したかったんだけど、まったく余裕なし!
身体、動かへんし!!
マッサージに行ったり、飯食ってたら、レースのゴール時間に。(汗)
慌てて観戦にいってきました。
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北海道まで乗ってきたん?

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ゴール前の風景
ゴール前でPokemonGOしながら待つこと1時間ぐらい。
大迫力のゴールシーンを観戦。
興奮したわ!やっぱり生はゴイスー。

終わったらホテルに戻って帰り支度。
翌朝、イチバンのフライトで帰路へ。
帰路の様子は既にブログに書きましたのでそちらを参照してね。

こうして2度目の「ツール・ド・北海道」を終えました。
正直言って、月末月初の平日開催って「どうよ?」って思いました、今でもそう思ってますけど。
これ「ツール・ド・北海道」という大舞台だから、無理して参戦したけど、その他の大会なら来なかったなぁ…そう感じました。
来年は「ニセコクラシック」「シマノ鈴鹿」「ツール・ド・北海道」という順序になるんで。
かなり考えて参戦を決意することになるでしょうねー。
来年も平日ワンディレースだとちょっと凹むわー。