2015年3月15日日曜日

BRM314 近畿300km 京都 Check Point2

2度目の300km。

前日から天気予報ばかりチェックしてた。
かなり破天荒な感じだった。
午前3時頃からミゾレ、午前7時スタート時まで雨が降り、その後晴れになり気温上昇、という予報だった。
雨だったらDNSするつもりだったけど、スタート直前で雨が止むという予報だったので、、走る決意を固める。

13日の金曜日という不吉な日にバイクの整備と準備。
いつもの冬用ジャージにレインジャケットだけ持っていくことに。
雨が止んだら邪魔になるだけやなぁ、とも思ったけど。

9時半ぐらいに就寝。
午前4時起床。
長い一日が始まった。

5時に自宅を出発。
目的地のタイムズに6時ぐらい到着。
身支度を整え、スタート地点に。
まんまママと記念撮影。
 当初、PRINCEで走る予定だったけど、どうにも変速の調子が良くないので急遽PARISにスイッチ。
急いで準備したので不安もあったけど、変速が抜ける感じ?は大嫌いなので。
ブリーフィングを終え、スタート。
予報では朝には止む予定の雨はいっこうに止まず、降り続く。
(おかしいな?)とも思ったけど、まあ、走ってるうちに止むでしょ?と呑気に走る。
ところが!
大正池を登り始めた頃から様子が変わる。
雨は止むどころか、いっそう強くなる。
しかもミゾレになってきた。
(やばい…)
凍えてきた…
大正池を下り、通過チェックの和束ローソンではレインコートを購入する選手で大パニック。
ボクはここでも判断ミス。
追加装備を購入することなくレインジャケット一枚だけで再びスタートしてしまった。(汗)
多くの選手が上下レインコート、手にはゴム手袋、靴にはビニール袋とものすごい装備を手に入れていた。
ボクは(そこまでする必要ないやろ?)と。
これが大誤算。
和束を越えてからの天気は最悪に。
湯船の公園に近づくともう雪国になってました…
(うわ!これアカンやつや?!)
と判断を変えた時にはもう既に遅し。
ジャケットだけは防水だったけど、あとはもうずぶ濡れ。
そしてもろ出しの頭から首を伝って上半身も濡れてきた…。

体温がどんどん下がりだす。
これはまずい。

ガタガタと震えが止まらなくなった。
それでも先を急いで信楽を終えたら、気温もマシになるんじゃないか?と思い先を急ぐことに。
御斎峠を登り始めた時、ふいに携帯電話が鳴る。
(え?なに?)
慌ててバイクを止め電話を取り出す。
手が震えてうまく取り出せない。
取り出すのに時間がかかり出せた時には電話は切れていた。
履歴をみると勤務先からだった。
(そういえば休日出勤で何人か出てたな?何かあったか?)
不安になった。
しかし待っていても今度はこっちが寒い。
しかたなくまた登る。
電波状態がこの辺は悪い。
入ったり入らなかったりだ。
しかし…
少し進むとまた電話が鳴る。
止まって電話を取り出す。
切れる。
これの繰り返し。
後方から多くの選手に抜かれ、声をかけられる「どうかしましたか?」
「電話がきたんですよー」とか笑顔で返事してたけど笑顔が強張っていたかもしれない。
止まったまま電話を待っても「圏外」でかかってこない。
動き出すと鳴る。
うーん、まいった。
これはなにか重大なことが勤務先であったのだろう。
事故か?怪我か?なんだ?
心拍数があがった。
しかし、止まっていても仕方ないし。
雪がどんどんひどくなる。
この頃には御斎峠はもう積雪5cmを超えていた。
思考回路がうまく働かない。
必死で考えた。
(とにかく御斎峠の頂上まで行こう、あそこはたしか電波が届いたはず。それまでは電話が鳴っても無視しよう。)と決めた。
必死で登る。
もう路面まで積雪が始まっていて、ダンシングしたら後輪が簡単に滑った。
必死で登り、なんとか頂上へ。
(ここなら電波は届くはず。)
電話する。
「もしもし、さっきから何回も電話もらってるんやけど、何かあったんか!?」と話す。
「しょうしょう、お待ち下さい…(保留音)」
(おいおい!?そりゃないやろ?)
豪雪で震えながら、、待つ。
ぶちっ。
電波がよくないので切れる。
またかける。
「しょうしょう、お待ち下さい…(保留音)」
(絶句…死ぬやろ?)
待ち続ける…
もう雪が身体に積もって眠くなってきたわ。
これ、アカンやつやんけ!
と思ってたら電話に出てもらえて。
「あ、すんません。オーダーしてた鋼材が違うのが入荷されてきたんですよねー。まいりましたわ。返品して交換してもらうことにしましたー。」

ガ━━(;゚Д゚)━( ゚Д)━(  ゚)━(   )━(゚;  )━(Д゚; )━(゚Д゚;)━━ン!!!!!

「…了解です…」とだけ言って電話を切り、御斎峠を下りました…

この一件で下半身どころか上半身までずぶ濡れ。
指先が紫色になってDi2のスイッチを押して変速することもままならなくなり。
地元の伊賀市内を走ってるというのにドコを走ってるんだろ?という判断力低下。
(地元なのに道を間違える…)
こりゃ、あかん。
低体温症かな?ハンドリング、ブレーキングも危なっかしい。
このまま走り続けても事故るな、こりゃ?
と思い、決断して加太山に入る前にリタイアを決めました…
これまでブルベでDNSはあるけどDNFは初体験でした。
ナメてましたね、悔しいです。
和束ローソンで他の選手が我先に防寒具を揃えていたのを、大袈裟だ、と判断したボクが甘かったです。やはり先輩方の経験に基づく「備え」は凄かったのです。
リタイアを決めた時、Garminを見て驚いたのが4時間走って80kmとかしか進んでませんでした。
たしかにCP1までは峠越えが多いんだけど、それにしてもペースが遅すぎ。
あのまま走り続けていても時間の問題でしたね。
まったくもってダメダメでした。
平均気温マイナス0.2℃という環境でずぶ濡れで風にさらされて走ると体温がすごい勢いで下がって、、普通に寒いのに弱いのに。
もう思考回路までまともじゃなくなっていたんで危なかったです。
DNF決めてすぐ伊賀ドライブインに行き、無料の「お茶」をもらって熱いお茶に指先つっこんで蘇りました。(笑)
(周囲の家族連れに変人に見られました。)
ドライブインでランチを食べて元気を取り戻し、必死で自宅へ自走で帰宅。
バスタブに飛び込んで1時間、身体を解凍しました。(^^)
バスタブに1時間入るって思い起こせば何年か前の「石見グランフォンド」の「異常気象事件」以来ですね、あのときも5月なのに気温4℃まで下がって雹まで降って低体温症になったなぁ…
あのライドもキツかったけど、今回のもそれに匹敵するぐらいキツかったです。
たぶんボクの自転車ライフでワースト3に入るキツさですわ。(T_T)

時間が経つとともに悔しくなってきまして。(笑)
リベンジします。
走力だけじゃないな…ブルベは…
自然環境を深く読み、装備を常に最適にコンフィギュレーションする!
今回、これを学びました。
一歩先を見て装備を「躊躇なく」変更できないとダメや。
走力だけじゃ今回みたいなことになるわ、猛省。