2017年11月12日日曜日

ツール・ド・おきなわ 2017

レース前日譚はこちら

11月12日 いよいよ今年最後のレース「ツール・ド・おきなわ」だ。
多くのアマレーサーがこの沖縄を最終戦にしていると思うし。
規模とレベルも最終戦に相応しい「熱いレース」🔥だと思う。
っていうか個人的には沖縄が国内レースではダントツだし、他のレースは沖縄のためのレースといっても良いぐらい、って思ってる。つまりアマチュアロードレースは『ツール・ド・おきなわとそれ以外のレース』って思ってる。
それぐらい思い入れがあるのです。
ですが、今年は前述の通り「夏の三連戦」ですっかり腑抜けてしまいました、めんぼくない。
そのせいで最初から「今年は苦戦する」と覚悟はしてました。💀
「やる気」はあるのですが「身体がついてこない」という状態でしたね。
台風などの天候不順にも参りましたしねー。(10月の週末って☔ばっかだった。)
http://www.tour-de-okinawa.jp/
今年でなんと第29回!

いつも通りの朝の時間

オクマリゾートの朝は早い。
朝は4時半起床。
バスタブに浸かって身体を温め。
ダラダラと支度。
何歳になっても起きてから最低90分は必要な身体は治らない。
5時になってようやく朝食会場へ。
大勢のライバル?たちとバイキングの朝食を喰う。
変な空気が朝食会場に流れてる。
やはり緊張感が漂っているなぁ…
5時に喰ったら、その後はゴールまで喰えない、つまり午後まで喰えない。
喰っておかないと大変なんだけど、いまいちの食欲。
パンを無理矢理、流し込んで、あとはヨーグルトとフルーツばっかり喰ったけど、、不安なのでいくつかのパンをポケットに入れて持ち帰りスタート地点に持っていくことにした。
部屋で着替えて、最終準備をして午前6時20分ぐらいに集合場所のホテル駐車場へ。
バイクをトラックに積んで、そのまま護送車?選手運搬用バスへ乗り込む。
たぶん7時前にオクマを出発。
護送車に乗り込む後ろ姿

レース開始まで

いつもながらこのバスの中は独特の張り詰めた空気が漂う。
あまり話し声は聞こえず、みな押し黙っている。
そのうち海が見えてきて、綺麗やなーと眺めていたら眠くなってきた。
なんか風が強そうだし、外に出たら寒そうやんー、とか考ながらウトウトと。
半分、居眠り仕掛けた時にスタート地点「奥共同売店」に到着。
バスから降ろされ、バイクを探しに行くと、バイクより先にチームメイトの軍曹を見つける。
軍曹は見つけたけどバイクが見つからず、ボクのバイクを積んだトラックがまだ来ていないことがわかったら、もうすることがないので軍曹とずっとお喋り。
「今年はアカン」から始まる挨拶は、例年と違い、切羽詰まったものでしたけど。
半ば「諦めの境地」に入っていたので。
体重はこれまででイチバン重い沖縄だけど、重い分、踏んだらええねん。」と話してた。(笑)
たぶん軍曹に言ってたというより自分に言い聞かせてたに違いない。
過去、最重量級で来ちゃいました
待ってる間、ずいぶん寒かった。
軍曹とずっと「寒い、寒い」って言ってた。風が強い。
「これ、追い風やねー」
「ゴール前だけ向かい風になるかな?」
って話してた。
松岡くんが挨拶してくれた。
梅田さんとも挨拶。
そして岩瀬チャンピオンも現れて挨拶。
役者が揃ったなーって感じでちょっと緊張してきた。
1度だけ軍曹と最初の登りの部分だけ試走する。
ずっと曇ってて暗かったんだけどスタート前には晴れ間も見えてきた。
風が少し弱くなった気がするけど、、止むことはなかった。
国際女子のレースがスタートし、Under39のレースが始まり、その後に並ぶことに。
トイレに行ってたら、もうOver40が並んでて出遅れたけど、シード選手の特権で前に並ぶことには成功。😊
やはりシードは有りがたい。
今年の目標は公言はしてなかったけど、実は「シード権死守」でありました!😅
(持っていったパンは結局ひとくちも食べず、そのまま捨ててしまった。😖)

スタート

10時10分頃から並んで待機。
バラバラと他のカテゴリー(市民140km)の選手が走り抜けていく。
数人だったら良いけど大きなプロトンが来た時にスタートだったらどうなるんやろ?って心配してたらスタートになった。(笑)
たぶん数人の別カテゴリー選手が抜けた直後かな?
ちょっと不意を突かれた感じになったんでクリートを掴むのに手間取った。
でもクリテリウムとかじゃないし。
ここで1秒ロスしても関係ないので落ち着いて掴んで踏み始める。
すぐ「奥の登り」だ。
黙々と登る。
試走でも走ったし。
いつもながら「ローリングスタートだ」と言ってるのに、、あの登りを先導車は時速30km/hぐらいで登っていく。(笑)
そんな速度で登れるわけがない。
先導車がプロトンを千切ってどうすんねん?とジッと見つめながら登る。
どのタイミングでリアルスタートになったのか?わからなかった(これも例年通り)けど。
しばらくなんだか?動きがなくて、お見合い状態がだった、いきなり速度が上がって、、、んでたぶんそのときがリアルスタートだったのでしょう。(笑)
相変わらず、こんな感じのアンニュイなスタートでした。😊
(これはこれで好きです。)


速度が上がって、ようやく心拍数もヒートアップ。
(いよいよかな)
と思って踏み上げると。
予想はしてたけどやっぱり重い。😓
昨年より4kg以上重い身体は予想以上に鈍い。🐷
300w以上で踏んでいるんだけど遅れていく。
ものすごく焦る。
藤田選手が、声をかけながら上がっていく、しかも片手で他の選手のサドルを押しながら。💦
(すげー)
そこまで違いを見せつけられたら恐れ多くて近づけない。(笑)
最初の登りでイチバンキツい箇所をすぎ、前を見たらたぶんおよそ100人?は居たかなぁ?
去年だとずっと先頭集団に居れたのに。
今年はダメだ、苦戦は覚悟した。
ここで千切れたら終わってしまうのは十分理解しているので、勾配が緩くなる箇所で必死の追撃。
先頭集団の尻尾にさえ捕まっていればまだ何とかなると信じてた。
チームメイトの軍曹の位置もわからないし、岩瀬選手の位置もわからなかった。
もう少し頑張れば登りは終わる…
この辺はもう何度も走ってるコースなので、、どれぐらい頑張れば道がどう変わるか?は覚えてる。
登りが終わって平坦になり今度は少し下りになり加速する。
下りは重い分、速い。(笑)
軍曹が上がってきて集団左前方に位置取る。
その少し後方からしがみついて上がっていって、また平坦になってプロトンの速度が落ち着いて、、ようやく一息。😖
ここまでで残れなかったらもうレースは終わり。
今年も残れて良かった…神様ありがとう。

奥の登りは279W 10:46 で登る。
(ちなみに2016年は 259W 10:44)
体重のせいが明確に。
今年の方がワット出てるのに遅い。(恥)

惨劇


例年ならここからダム登りまでは「平和な時間」。
みんな談笑したり補給したりする部分なんだけど。
今年はちょっと違う雰囲気。
プロトンが速い。
うーん、休憩なしなの?
軍曹に「調子はどう?」と話しかけると「まぁまぁ」という自信たっぷりな返事。(笑)
「ボクはアカンわ!」と正直に伝える。😓
最初の登りで千切れかけた、、なんて言えなかったけど、恥ずかしくて。😖
右手に海岸線を眺めながら、、速いプロトンで耐えていると。
(なに?なに?)
よくわからなかったけど何かあったか?
幾人かの立哨が旗を振り、注意を促している。
しばらく走ると右端に倒れている選手が!
しかもヘルメットしてない、、むき出しの頭部から出血し、アスファルトが血まみれになってる。
(落車事故か!しかもヒドそうだ!!)
怖い。
幾度かヒドい落車事故にあっているボクはすぐ縮み上がった。
プロトン内も激震が走ってたみたい。
横を走る選手に「ひどい怪我のようだ」と話しかけると「ヤバそうですね」と応える。
みんなビビってる。
そしてトンネルをいくつか通り抜ける。
いくつ目かのトンネル内で今度はいきなりの落車だ。😖
ハッキリ言って、、、殆ど見えてなかったです。
明るい場所からトンネルという暗い場所に入ってすぐだったので。
まだ目が慣れてない地点で、、、何にも見えない。😬
でもトンネル内で「うわー!」と「ガシャガシャ」音は聞こえた。
「落車ーーー!」
大声が。
でもトンネル内で声が乱反射して、、、いったいドコ?
見えないし、聞きたくないサウンドだけがあちこちから聞こえる。
フルブレーキ。
暗闇で蠢く物体が右端に見えた!
右側で落車か!?数人転けてる?
後方でも発生してる?
とにかく回避!フルブレーキ!!
ボクの脳は「逃げる」だけを指示してた。
左のクリートを外した。
止まる覚悟だったけど、たまたま左側にいたおかげで巻き込まれずにそのまま回避できた。
これはホントにラッキーだけだった、何の技術も駆使していない。
千切れかけたので、その後は必死で踏んだ。
600wぐらいで前を追いかける。
(軍曹は?)
チームメイトを探す。
少し前に見えた、イエロージャージ。
軍曹は無事。
これでいくつかの集団にプロトンは千切れたみたいだけど。
まだ速度は落ちない。速い。
集団内で「ひとり逃げてるヤツが居る」と情報が流れる。
「ヒトリだから大丈夫、逃がしておけ」
みたいな会話が聞こえる。
風は追い風。
逃げも居たし、追い風なのでプロトンはずっと速いままだった。
辛いな…
レース開始から30分も経たないうちに、ボクはズタズタに疲弊してた。
正直、心は折れかけてた。
二度の落車を目撃し、かつ、重くて登れないし。
このまま普久川を登っても?
いけるんか?
軍曹のアシストを精一杯やってDNFしよかな?って思ってた。
そんな弱気なこと考えていると、、右端から岩瀬選手が上がっていくのが見えた。
いつも通りやな、普久川ダムの登り前に先頭に上がっておくつもりやな。
軍曹は気づいていない。
すぐ軍曹の背後にいって大声で「右!右!上がっていった!目を離すな!」と伝える。
軍曹も右端を見て確認したようだった。
すぐさま位置取りを右側に開始し、プロトンを駆け上がり、追跡開始した。
そこまで確認したボクは「アシスト完了」と仕事を終えた気分で位置を下げた。(笑)

普久川ダム


先頭集団、、前から50番手ぐらいかな?
速度が上がる。
100kmレースだと普久川を越えた時の順位が殆どゴールの順位だと思う。
それぐらい重要な登り。
登り終えた時「どの集団内に残れたか」がその後のレースを左右すると思ってる。
去年は登り終えた時、失敗してて、前の集団に追いつけず、すごすごと後ろからの集団に吸収されてた。
今年はどうなる?重いし!😖

徐々に勾配がキツくなる。
プロトンの密集が激しくなり、位置取り合戦。
ボク的には端は走りたくないし、真ん中のセンターライン付近も凸凹してるからイヤだし。
そのイヤな箇所だけ避けて位置取る。
300w付近での攻防。
シンドイ。
千切れそう。
前半は300wで3分ぐらい耐えたら、また平坦になって、また300wで3分って感じのインターバル走。
こんなの大嫌いだ。
2~3回は耐える。
何回目?からかわからないけど急にキツくなる。
この辺が限界値なのか。
作戦的には「イケるとこまでシッティングで登って、どうしようもなくなったらダンシングで凌ぐ」ぐらいしか考えてなかった。すぐダンシングしてたし。(笑)
それぐらい「手がなかった」いや「足がなかった」、、、打つ手なし、打つ足もなし。
もうダダ下がりに落ちる。
前を見ると、、、まぁ、ざっと100人?100番手ぐらいまで下がったのかな?
よくわからないけど。
口惜しかったけど、去年のようには登れない、、登れてない、、たぶん。
キレが悪い。
300wキープが辛くなってきた頃、、、遙か前方で戦っているはずの岩瀬選手に後方から背中を叩かれた。
おかげでちょっと混乱した。(笑)
その後はもう無我夢中で踏んでた。
ちょっとシンドクなりすぎて記憶が無茶苦茶になってて。
KOMを過ぎてからの下り坂を別の箇所と勘違いしてしまい。
(完全に脳がおかしくなってた。)
その後の補給地点でボトルを出されたとき(えーー?!まだ1度目の補給箇所だったのー?)と心が折れそうになった。(情けない)😖

普久川ダムの登りは257W 21:15 で登る。
(ちなみに2016年は 269W 19:55)
1分以上、去年より遅かった。😓🐷

アップダウン区間


普久川ダムが終わると右折してダウンヒル。
ここから大幅に順位を上げることは難しい。
逆に落とすことはある。
個人的にはここからは「抜かれない」ことが大事なのと。
前へ追いつこうとする意思のあるグルペットに入る」ことが最重要課題。
最悪は「ひとりぼっちで走る」こと、これは避けなくては話にならん。

下りきると学校坂
ここも実はヤバイ区間。
普久川で使い切ると、この区間で順位を下げてしまう。
ダウンヒルはボクは苦手ではないので、目一杯飛ばして少し順位を上げる。
まぁ、そのぶん、学校坂で抜かれるんだろう、と思いつつ。
下りで稼いでおかないとなぁーと必死。
時速70kmを越えて、、たぶん10人ぐらい抜いたかな?と思ったら学校坂。😓
もう右膝が痛いし。
登れる気がしなかった。
学校坂は228W 19:12 で登る。
(ちなみに2016年は 228W 19:01)
ここでも体重増の影響が…😓

学校坂を過ぎると、細かいアップダウン区間。
個人的には「米軍基地反対」の場所(そんな感じの看板とかテントとかある場所)を過ぎたら、、下り基調になって高速区間になると記憶している。
ここから必死でタイムを稼ぐ。
ぶっ飛ばし、、、もいいとこで、ほぼノーブレーキで堕ちていくように坂道を下る。
いつもながらレースでなければこんなコト、絶対しないなーと思う。💦
次にマークしてたのは補給地点前にある2段になってる急な登り。
ここもグッと負荷がかかって辛い。
登り切って降りて、、また登りが始まった場所で補給地点。
ここでもしっかりボトルを受け取った。
暑くなかったけど。
パワーバージェルを2つ喰ってスポドリで流し込んだ。
ミネラル不足で痙攣するのが怖かったから。

正直、羽地ダムまでは淡々と走るつもりだった。
他のカテゴリのプロトンが抜いていったりするときに乗っていって抜ける選手もいたけど。
結局、先で捕まってたので。
無駄足だと思ってた。
頻繁に抜けたり、また吸収したりしてたけど。
結局、この区間はずっと同じメンツでグルペットしてたと思う。
この区間で前のグルペットにジャンプできるとは思えなかったんで。
しっかり脚を回復させて羽地で勝負するつもりだった。
そうこうしてるうちに海岸線が見えてきて。
ちょっとした入り江みたいなのが見えたら、、まもなく勝負の地点、、羽地だ。
ボトルの中身を少しずつ捨てていった、少しでも軽くしないと…🐷

羽地ダム


羽地ダムの嫌いなとこは、走ってる最中に眼前に登り区間が見えてくるとこだなぁ。
前を見上げると「あああ、、いまからアレ登るの?」ってウンザリする。
それと歩道でたくさんの応援を受けるので、実力以上に踏んじゃって、、、踏みすぎて、、オールアウトしちゃう感じ。
よく蛇行しちゃう選手が多く発生するのもたぶんそんな理由だと思う。
そんなことを考ながら登り始める
ここまで脚を回復させることに集中してきた。
たぶんここまで20人ぐらい?のグルペットで辿り着いたと思う。
(同一カテゴリーばかりではないと思う)
ここからは風とか関係ないし。
20人も引き連れていく気もないので、一気に上げて千切る。
左前に青いジャージの選手を前にしてペースを合わせる。
心拍数160ぐらい、、余裕あり。
まだイケる。
右からヒトリに抜かれた。
追撃する。
コイツ速いな。
でもまあいい。ここまで来て脚を残す必要ないし。
必死で追いかける。
なかなか追いつけない。
離されていく。
よく見たら別カテゴリーの選手だった。
おかげで飛び出た格好になった。
これはこれで良いか。
もうすぐトンネルかな?トンネル出たら右折してアタック場所やなーとか思ってた。
何人と勝負せなアカンのやろー。
そう考えていると後ろから選手数人に追いつかれた。
今度は同じカテゴリーの選手がいた。
20人のグルペットから残ったのはこのメンツか。
いったん後方に下がってメンツをチェック。
どいつがどれだけ脚を残せてるのか?しっかり見てた。
そのままトンネル突入。
右に曲がる。
よし、ここで追いつこう。
ものすごい声援の中、思いっきり踏む。
400w超で踏みまくり登りの最後で追いつく。
この中で同じカテゴリは2人だけだった。
20人ほど居たけど、もう千切り終えてたみたい。
さっそくマーク開始。
もう先頭交代とかするつもりないので、観察のため後方張り付き。
2人のうち1人はもういっぱいいっぱいな感じ
たぶん一緒に走れないだろう、と判断。
一気に抜いてもうヒトリの選手に張り付く。
下りはボクの方が速いので前に出る。
前方に選手がいたけど別カテゴリーだったので無理して追いかける必要なし。
マークすべきは残ったヒトリだけやな、と判断。

羽地ダムは243W 6:53 で登る。
(ちなみに2016年は 238W 6:30)
やはり出力は上がってるのにタイムが下がってる。😓
体重のせいやな…😢

名護市内戦からゴールへ


羽地ダムから下り坂に入ると3人で走ってたけど、予想通りヒトリは居なくなってた。
ボクは殆どパワーを使わずに前に着いて行ける。
下りなら体重増はむしろ好都合だ。😁
前の選手も別カテゴリー選手を前に牽かせて羽地を終え名護市内へ。
いよいよ最終戦
左折して大通りへ。
国道に出ると「ああ、やっと終わる」と安堵した。
今年は何だか長い気がして仕方ない。
イオン坂で仕掛けた方が良いのか?考えてると。
後方からチェーンの音が聞こえてきた。
何人か後ろに着かれた、気がする?
同じカテゴリーなのか?わからない。
わからないのにイオン坂で仕掛けるのは得策じゃないな、と判断。
後ろが何者なのか?わかるまでは動かない、動けない。

イオン坂を登りはじめ、少し速度が遅くなると後ろにいた選手2人が前に出てきた。
耐えきれず抜いてきたか。
ゼッケンを見ると別カテゴリー。
なんだ、別か、スルーかな。
ってオモタ。
どうしたもんか?って考えてたらアタックかけられた。💦
(ぬぉ!ヤバイ!)
完全に意表を突かれた。
そうか、前に2人増えたから、それに乗っていこうということか。
必死で踏んで追いかける。
下りになれば追いつける。
必死で追跡。

イオン坂は246W 1:28で登る。

ようやくスリップストリームにイン。
もう離せへんでー。
もう一度、前方の選手がもう居ないか?確認。
後方も確認。
よし3人だけだ。
うちヒトリ、先頭は別カテゴリーだ。
抜きにかかる。
前を牽かせる。
さすがにここで代われとは言ってこない。
ここは3~5mぐらいの向かい風区間。
勝負だし交代することはない。
牽かせてOK。
後ろもいない。
しきりにボクを気にしてるみたいだけど、こっちも勝負なので気配を消すようなことはせず。
ギンギンにプレッシャーかけて走る。
左からいきなり抜かれる。
気づかなかった、ゼッケン確認、、別カテゴリーだ。
前に出て牽いてくれるのか?ありがたいね。
向かい風が強くなる。
残り距離の表示ばかり気になる。
またアタックかかる。
抜かれた選手を抜き返す。
ロングスプリントするん?
残り1kmからアタックかけてきた。
いやーそれは悪手やな。
もたんやろ?
案の定、捕まえたら落ちたんで、すぐさま残り500mでラストアタック。
ぐんぐん踏んで残り200mで、もう後ろから追ってこないと判断。
そのままゴール。
 
スプリント区間は246W 1:28で駆け抜けた。
ゴールスプリントだけが去年より速かった。😊
(去年は229W 1:36だった)
ふぅ…
無事ゴールできた…
いつものことで、ゴールできたら自然に笑顔になるボク…
妙に嬉しい瞬間でした。
(結果を知るまでは…)

ゴール! 今日までそして明日から

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今年は残念な結果に終わりました、シード権を失いました、素直に悔しい。

過去の成績から比較すると。
  • 2015年 3時間24分28秒083 34位
  • 2016年 3時間16分28秒416 45位
  • 2017年 3時間14分57秒815 71位
で、年々、ボクは最速タイムで走ってる。
それでも順位は逆に年々下がっている。😖
風とか天候で一概には言えないけど、レース全体のレベルが上がってきてると言えるのではないか?と思ってるわけです。
オサーン、、恐るべし。

でも、なんだかんだ言っても、、今年は「完敗」でした。
去年は頑張ったのに悪かったのでものすごく悔しくて気が狂いそうになったけど。
今年は「無理もないわ」って思ったんで、、笑って負けましょう。😓
ゴールしてから軍曹に会って、「どうや?」って訊いたら「アカンかった!」って言うし。

ボクよりあとに岩瀬チャンピオンがゴールしてくるし。(笑)

梅田さんはまた開口一番「チェーン外れたー」って言うし。😀
みんなで「落車、怖かったなー」とか何かもう盛り上がってずっと話し込んでた。



ふと我に返ると、、猛烈に腹が減ってた。
食券を使ってカレー喰って。(チームまんまの掟)
腹ごしらえ。🐷🍛
いつもはシャワーを借りて汗を流してから帰るんだけど、今年はそんなにグチャグチャでもなかったのでシャワー借りずに帰路へ。
駐車場までの間でNobuくんが話しかけてくれた。
鎖骨骨折からすっかり回復したみたいで良かった。😊
同じカテゴリーのレースを走ってるって知らなかったなぁ。
そういやレース中に話しかけられたっけ??😅
また宮古島でも闘いたいなぁ。🚴

パワーや心拍数の数値は

ということで、ほとんど「今シーズン最高値」を出せてます。😊
ちなみに90分の最高値は世界戦で出した204Wが最高値でした。😀💪
体重も過去最高値でしたけど、パワーも過去最高値だったのですよねー。(笑)
重すぎたなー。😓🐷

2015年で初めて50位以内にランクインして。
去年もギリギリ50位以内。
そして今年は圏外に落ちました。😓
これはこれで良いと思っています、良い刺激です。🔥
この年齢になって「よーし!見てろよー!」って気持ちになれるのは「幸せなこと」だと思いますわー。💖
同世代のオサーンの殆どが何の変化もない職場と家庭の往復だけで人生の時間を消化しているというのに。
ボクは自転車のおかげで子供のときに味わった「敗北」をまた味わい、それに抗おうとし挑戦をしようとしています。
わはは、なんて楽しいんだ。
もはや「ツール・ド・おきなわ」は「自分との闘い」だ。
誰と争うわけではないな、自分と(自分の年齢と)闘うんだ。👴
そう覚悟した今年のレースでした。残された時間は決して長くないな!💦
沖縄が終わると。
2017レースシーズンが終わり。
ボクはシーズンオフに入ります。😊
何度も書いてますけど、ボクはアスリートではないので。
シーズンが終わったら普通のオヂサンです。運動嫌いだし、寒いの大嫌いだし、運動音痴だし。
ゆっくりしたいです。
我慢してた食べ物も食べたいし、お酒も楽しむぞー。🍺
来年もやって来よう、沖縄。😀
またよろしくお願いします!!