2014年6月17日火曜日

第7回ツール・ド・宮古島2014

第7回ツール・ド・宮古島参戦記

午前4時に目覚ましをセットしましたが。
結局、殆ど寝てないと思います。
寝たのか?寝てないのか?ぜんぜんわからないんです。
神経が高ぶったまま横になってる?ので。

4時から5時まで、色々と身支度を整え。
5時になったら周辺を走りにいこうと思ってたんですが。
日の出時間がぜんぜん遅い。
しまった本土と違って遅いのだ。
なんと日の出は5時45分でした。(汗)
しかたなく薄明るくなった5時半にホテルを飛び出てウォーミングアップへ。

20分ほど走って、スタート会場へ。
次のミッションは「できるだけ前からスタートする」でした。
7時10分スタートで6時には並びに行きました。
それでももう地元チームの方々は並んでて30人ぐらい?は待ってました。
ボクも2列目に並んでスタートを待ちます。
6時半にもなると大勢の選手でいっぱいになりました。
正直、沖縄でこのスタート位置の失敗で落車してるんで。
宮古島でも前から出たかった。
ウォーミングアップは犠牲にしてでも前から出たい。
宮古島は最初2kmはパレード走行なので、そのときがウォーミングアップでいいわ、って思ってた。

7時10分。
先頭に去年の2位、3位の選手をおいてスタート。
いつからこんなことになったんだろう?(笑)
おかげでマークする選手がわかりやすくてありがたい。
ゼッケン1番、2番を常にマークしてりゃいいのか。

最初の2kmはパレード走行。
しかし、信じてはいない。
アマレースだからね、ぜったい割り込んでくるはずだ。
ガンガン、後ろから上がってくる。
はやくリアルスタートしてくれないと危険や!って思うぐらい混雑してきたとき、リアルスタート!!

一気に駆け出す。
レースは100km。
ボクなりのレースの組み立て。

  • イントロ→スタートから池間島まで。自己紹介区間?
  • ダラダラ→池間島から東平安名崎まで。中だるみ区間?
  • メガソーラー地帯→海宝館からドイツ村まで。チギリアイ開始!
  • 攻撃地帯→下地球場からゴール手前の左折まで。


この4つ。
おそらくこの形でレースが進むはず。

イントロ区間
先頭は去年の2位チームが引っ張ってる。
リアルスタートになってからすぐ登りになってて、以前ここで落車発生してるから、慎重にイチバン右端から登る。(左側は遅い奴で前が詰まる。)
登り終えたらいっきに下る。
すごい速度で引っ張ってる。
時速60km越えてた。
ここで完全にふるいに掛けられて、ついてこれないヤツはレース終了。(笑)
早くも半分になった。
ボクは先頭集団内、20~30番ぐらいで位置取り。
ざっと周囲を見渡して選手をチェック。
観察してると向こうもこっちを観察してた。(笑)
ここは「自己紹介区間」。
(オレはこれぐらい脚持ってるぜ。)って感じ。
沖縄のチームが多くてあと地元チームが少し、去年のリーダーチームが3人。
みな余裕たっぷりだ。

20分もすればプロトンは落ち着き始めて。
やっと休憩?タイム。
それまでアベ40kmぐらいで来てたのが落ちてアベ30kmぐらいに。
風が強いし、前で牽く意味が無いので早くもマッタリモード。
ぺちゃくちゃお喋りしてる選手も多い。

最初のボトル渡し区間に来ても、ボクは例年の通り最初のボトルは取らない。
あくまで危険回避で右端に逃げる。
案の定、修羅場のようにボトル受け取りをミスる選手たち…
危なくって仕方ない。

湿気が高くて苦しかったけど、ギリギリまでボトルは取らないつもりで走ってた。

そして「ダラダラ区間」に突入。
ここは南下する区間だけど、南風で速度が上がらない。
何度かアタックする選手が出るものの、すぐに捕まる、の繰り返し。
また160kmレースの千切れた選手が左端を走ってて、右車線にはクルマが走ってくる、という「デンジャラス」な環境。
ここでは大きくレースは動かないと思ってた。
そしてそれはその通りになった。

時折「遅すぎるよ!もうちょっとアゲて!」とプロトン内から声が出るぐらい上がらない。
千切ってきた選手がまた追い付いてきてプロトンが肥大してくる始末。
ボクはと言えば(ここがチャンス)とばかりにボトルの高津久スペシャルスポドリを飲んでPowerBarをムシャムシャ。
むせた。(笑)
咳が止まらない。(汗)
隣の選手から「風邪っすか?」と言われる始末。(泣)

上がらないプロトンに嫌気が差したのか?
幾度かのアタックののち、エースナンバーの選手がアタック。
これはさすがに驚いた。
こんなに早くエースがアタック?
逃げ切り狙うの?マジっすか?
ボクはすぐにエースのチームメイト、ゼッケン2番の選手をマーク。
協調して逃げるか?と思ったから。
しばらく2番の右横で観察してたけど1番の逃げは2番も予想外?みたいな雰囲気だった。
単独行動なのか?

これはさすがにプロトンはマジになった。
追いかける。
速度が上がる。
見える範囲なので追いつくだろうとは思ってたけど。
いまいち積極的に追いかけるメンツが居ない。
ヤバイかな?と思い始めた時。
何があったのか?エースがいきなり単独落車。(*_*)
ええ??先頭で?いきなり落車??
これでマークするべき選手がいなくなってしまった…

この落車以降、プロトンは目立った動きがなくなってしまった。
ボクも様子見になったし。
牧場のある箇所の登りをうまくこなせばあとは平坦。
誰も動かないまま最東端の東平安名崎を折り返していよいよ「チギリアイ」区間へ。


2011年は海宝館を左折してすぐの下って登ったところで落車したんだった。
二の舞いは踏むまい。
目一杯踏んで先頭から5番目以内で下りに突入。
折り返して登るところは右端いっぱいを登り前との衝突を避ける。
プロトンは予想通りここで容赦なく速度を上げて最終選考会に。
どんどん千切れていく。
ボクも過去に何度もここで千切れてきた。
今年はここを乗り切るために練習を重ねてきた。
何度も繰り返されるアップダウン。
そのたびに減っていくプロトン。
最後まで残れたら…昨夜考えた作戦を実行するのみだ。
必死に食らいつく。
やはり登りが得意な選手はここでガンガンアタックしてくる。
何人か?少し先に逃げてるみたい。
だけど、追い上げる脚なんかない。
ここは「残ればよし」としか思っていない。
スプリンターらしき重量選手は千切れていく。
残らないと話にならない。
最初は300wぐらいで出しきらないように登る作戦だったけど、とてもそんなワットじゃ残れなかった。
途中でもうGarminは見なくなった。
出しきっても良いんでとにかく先頭集団の尻尾に捕まってさえいれば良いと…

ドイツ村が見えてきてようやく集団が緩んだ。
(残れた…)
初めてメガソーラーチギリアイ区間を生き残れた…
(よし!これで見えてきた!)
そう思った。
ここまでほぼイメージどおりのレース展開だったし。
サバイバルをくぐり抜けることが出来たわけだし。
もうここからは「やったらやった分だけ儲けもの」だと思った。

下地球場ぐらいで先頭を少しだけ牽いた。
これは「先頭集団内で自分をアピール」するため。
ゴールしてから「あいつ、一度も牽いてないぞ。」っていうクレームを避けるためだ。(笑)
少し牽いて交代を即し、後ろに下がる。
これで「先頭集団で頑張ります」の意思表示ができた。

平良に近づくと、ガンガン集団がピリピリしてくる。
散発的にアタックが出る。
すぐにブリッジされて吸収。
もう集団は「最後はスプリントや。」と覚悟を見せ始めた、その時。

スプリントのための位置取りか。
集団の速度が「ぐいん」と上がる。
時速50kmを超えた瞬間、、ボクの左斜め前の選手がいきなり右へ斜行!!
「おいおいおいおい!!!!」と大きな声で叫ぶボク!
相手は気づかずに斜行を続け、ボクの前輪に後輪をハスる。
「ガシガシガシガシ」とホイールの弾ける音。
ゴムの焦げる匂い。
ボクの身体は宙に浮き、左側からアスファルトに叩きつけられた…

けっこう冷静で。
(後続車に轢かれるんじゃないか?)と後方を確認し。
身をかがめ、アタマを抱え込んで衝突に備えた。
幸いにも、みな、ボクを轢かずに回避してくれた。

GPSに記録された落車の位置データ。
転がってます!

時速50km超で吹っ飛んだのに左半身擦過傷だけで済んだので、まあ「よし」ですね。
起き上がって、周囲を見ると、「メカニック」と書かれたクルマが停車して、中からホイールを持った人がボクのそばに走ってきてる。
「大丈夫か!?走れるか?!」と叫んでる。
ボクは「大丈夫です!まだ走れる!」と応える。
身体よりバイクをチェック。
前輪がムチャクチャになってた。
タイヤがリムテープから剥離。
回転しない。
無理やり剥がして、前輪を借りて交換。
1分から2分ロスかな?とか、わりと冷静。
再び起き上がって走りだした。

メカニックのクルマが前を牽いてくれる。
ありがたい。
必死で踏む。
こんなんでレースが終わるなんて。
悔しかった。
唇を噛み締めながら走った。
沿道から声援をもらった。
「あの人、血が出てるわー転けたんやねー」なんて声も聞こえる。
ちくしょーちくしょー転けたんやないわいー転かされたんやー
心のなかで叫びながら踏んだ。
5人?ぐらい抜いたけど焼け石に水。
プロトンは見えない。

ひとりぼっちでゴールイン。

また今年もダメだった…

記憶をたどると。
この宮古島のレースは良いことがない。

第1回大会 エントリーするも仕事のためDNS
第2回大会 完走。36位?
第3回大会 パンク 90位ぐらい?
第4回大会 集団落車
第5回大会 台風で中止
第6回大会 鎖骨骨折のためエントリーせず

凄まじい戦績だ。
まともに走れたのは第2回大会の1回だけ。
そして第7回も落車で幕を閉じました…

ガッデム!!!

ゴール後、斜行した選手から謝罪を受けました。
めっちゃ悔しかったけど、ここで悪態つくのも大人げないと思い、「レース上のことですから仕方ないです。」と言い切ってあげました。(^^)
内心、はらわた煮えくり返ってましたけど。(笑)

でも自分でも「自分発の集団落車」を起こしたことがあるので、、、ほんまに、、、仕方ないことですけどね…(*_*)

左半分、擦過傷だらけです。
肩、腰、脚、やられました。
バイクはフレームは無事ですが前輪がフレてますね。
でも速度の割には軽症だと思います。

あまりにも悔しい結果でした。
過去、イチバンの走りをしてたと思います。
アップダウンに耐える練習を重ねてきてその成果も見えていただけに震えるほど悔しかったです。
月間1700kmもアップダウンしてきたのに…ああそれなのに…

来年、もっと強くなって戻ってきます。

あの最後の5kmは、優勝したカレがものすごいアタックを仕掛けてきてたので。
もし落車してなくても、自分が思い描いていた展開には持っていけなかったでしょう。
あとでレースのことを聞いたら、「走り続けていても負けてたな。」って思いました。
まだ足りない、ということです。
転けてなくてもせいぜい20位ぐらいだったでしょう。

もっともっと練習して。
残り5kmからのペースアップからでもアタックかけられるような脚にしないとアカン。
さらに頑張ります!!


リザルトはこちら

新聞の一面に右肩だけ写りました。(笑)
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