2014年11月12日水曜日

第26回「ツール・ド・おきなわ2014」

ツール・ド・おきなわ 第26回大会に参加してきました。

今年で5回目の参戦です。
前回の大会からカテゴリを100km市民レースにしました。
今年も100kmレースにエントリーしました。
今年から100kmはカテゴリが別れて39歳以下とそれ以上、、つまり「オサーン」に分けられたのでした。
泣く泣くオサーンカテゴリにエントリー。
去年は初参加で色々わからないことが多くて苦労した面がありましたが。
今年は2年目なので要領、コツ?は理解して参加したのでした。
関空からフライト
まず空路は関空発を選択。
二度と伊丹からは飛ばん!
そして沖縄での滞在先は那覇市をやめ、北端のオクマリゾートに変更。
これだけで身体にかかる負担を大幅に軽減できる。
(那覇市滞在だとレース当日は午前3時起床でないと間に合わない。)
ロードレースはあらゆる事象に対して対応できないと、それらが全て自分のハンデキャップとしてのしかかって来る。
頭の中でのシミュレーションとかとても大事。

11月8日

朝起きたら雨。
試走は「一応するつもり」だったけど、雨なので中止。
いくつか、工事で片側通行の箇所があったはずなのでそこだけ見たかったのでクルマでコース見学に。
雨は途中、小ぶりになったりまた降り出したりと。
不安定な天候だった。
下見を終えたら名護市で受付を済まし。
宜野湾までいって「沖縄そば」を食べて、この日は終了。
腹いっぱいで晩御飯は食べなかった。

大好きな「うみちか食堂」で食べました。
安いし美味いしボリュームたっぷりやで!

夜、ようやくバイクを組み立て雨天用にセッティングを変更。
ブレーキシューをブラックプリンスに。
チェーンオイルも雨天用に。

この日はこれで終了。
午後9時過ぎには寝ちゃったぜ!

11月9日 レース当日

午前5時起床。
これだけでも那覇市に泊まった去年と比較して2時間の余裕。
これは大きい。
9時に寝たけど何度も目が覚めてるんでそれほど睡眠は深いとは思えなかった。
目が覚めた時、外の音で雨の音が聞こえてたので正直、雨天レースは覚悟してた。
けど、起きたら、雨は止んでいた。
午前5時半、バイク運搬車にバイクを預ける。
その後、ホテルで朝食。
これも去年と違って余裕あり。
たっぷり朝食を食わないとゴールするまで食えないのだ。
午前7時、移動車でスタート地点へ移動。
オクマリゾートから奥共同売店のスタート地点に。
7時半ぐらいに到着。
到着したらもうボクのバイクはハンガーに吊るしてあった。
待機中
寒かった。
霧雨?のような中、1時間、何もしなかった。
スタート予定時間は午前9時半。
アップ開始は1時間前で十分だったから。
8時半ぐらいからモソモソ動き出した。
まず左肩をグリグリ回す、鎖骨が痛い。
気温が低いと可動域がさらに狭くなる。
(だいじょうぶかなー?これ?)と思いつつ必死で揉みほぐす。
その後、バイクに乗って最初の登り坂を登って心肺機能のチェック。
1度の登坂で84%まで吹き上がり、2度目には91%越えてた。
心臓は調子いいみたいだった。
アップ後、降りてみると、驚愕の出来事が。
アナウンスでなんとスタート時間が変更になっていた。
当初、最初に40歳以上の組がスタートする予定だったのに、39歳以下の組が最初にスタートすることに変更された。
しかも!!!
UCIレースが北風強風でスローペースらしく。
僕らのレースそのものが30分もスタート時間を変更されてしまった。
こうして僕ら「40歳以上レース」は9時半スタート予定が10時に。
30分も遅くなった。
これは「足切り時間も30分延長される」のではなく、、関門の足切り時間はそのままなのである。(汗)
これはなにかのトラブルでバイクから降りると、ほぼリタイアになる、ということを意味している。
ワントラブルでもうレースが終わる…
300人のオサーンたちに緊張が走る…
「Over40の選手は並べ!」と言われてバイクを集合場所に並べる。
シード選手のすぐ後ろの位置を捕れた。
いろいろ考えたんだけど、去年は新参者だったので後方からスタートしたけど、今年は2年目だし、前から出れば出るほど安全だ、ということもわかったので前から出たかった。
天候から考えてみても「プロトンの中に居ないとまともに走れない」のは確実だと思える強風。
積極的に走らないとすぐに消されそうだと思った。
スタート数分前
今年は比較的、落ち着いてた。去年はガチガチに緊張してたけど。(恥)
39歳以下がスタートすると、コース上に出てスタートを待つ。
10分後、スタート。
最初は1kmのパレード走行。
でもコースはいきなり登りだ。
ぜんぜんパレードじゃない、最初からもうガチやん。
トップ集団にどこまで食らいつけるか?と思ってたらパレード走行が終わるといきなり登りとは思えない速度でリアルスタートになった…
(こんな速度で登れるかいな?!)と呻き声が出そうだった。
いきなり心拍数ぶち上がり。
あっという間に300人を越える大プロトンは破壊され60人ぐらいに絞られた。
(は、、、はやい!)なんというセレクションの早さ。
この時点で後ろのプロトンにいたらレースは終了だ。
必死で食らいつく。
速い、速い速すぎる。
千切れそうになる寸前でなんとか登りが終わり、、、先頭集団への復帰をはかるため作戦開始。
周囲を見渡し、すぐ何人かで小集団を形成。
ひとりでいる時間を短くしないと終わってしまう。
平坦区間で必死のローテーションで先頭集団に戻らないと…
ここは先頭嫌いのボクでさえ積極的に前に出て牽いた。
しかし僕らの20人ぐらいの小集団はなかなか活性化しない。
どうやら半分ぐらいは追いつくのを諦めたみたいだ。
このグループのリーダー的存在の選手が「おい!このままだとここでレースが終わってしまうぞ!頑張って回そう!」と大声を出す。
ボクも異論はなかったので必死に先頭を牽いた。
結局、ボクは大した脚力も無いのにここで無理をし脚を使いすぎてこのグループ内のローテーションに残れなくなってしまった。(恥)
(しまったな!後ろの選手が得をしただけだったか!)と猛省した。
うまく利用されたのか?まいったな!
しかしまだ諦めないぞ、次の登り区間で落ちてくるヤツいるはずや!
ひとりで走る時間を短くするために10分前に出た「39歳以下レース」の選手と混ざりながら休んでアゲて突き進む。
また10人ぐらいのグループになって走っていたら最初のトンネル内で千切れて落ちた選手が、、、
いきなり真っ暗のトンネル内で斜行!!
(ウワァァァ!!こいつなんやねん?!)
「どいて!どいて!」と大声を出す。
とうぜん、他からもいっせいに怒声がトンネル内に響き渡る。
「おらーーーっ!死ぬ気かーーーばかー!」とか
「死んでしまえー!」とか
思いつく限りの罵詈雑言を浴びせかける。
なんとか誰も落車せずに躱せた、、、ほんとうに怖かった。
この出来事はボクにものすごい緊張とプレッシャーを浴びせかけた。
(おいらの鎖骨、、まだ治ったばかりやん…)
こわい…

平坦区間が終わり、二度目の登り区間。
普久川ダムへの登り、しんどい…
去年は後方からのスタートだったので、この登りでは気分よくガンガン抜いて登れたけど。
今年は同じカテゴリのレーサーを抜くのは難しかった。先にスタートしたカテゴリの千切れ選手は抜けたけど。
申し訳ないけど10分遅くスタートしてるボクにこの登りで追いつかれてるようじゃ、完走は無理。
今年はそれぐらい厳しいレースなのだ。

最初の補給所でボトルを受け取った。
というのも予想に反して天候が回復し気温が上がってきてたのだ。
ダムへの登りはもうスチームサウナのように蒸し暑かった。
ボトルをしっかり受け取り水分を確保しないと脱水症でレースが終わると思った。

ボトルは日本の場合、左手で受け取らなければならない。
「スポーツ!スポーツ!」と叫びながらボトルを受け取る。
(スポーツドリンクをください、という意味。)
ボトルを受け取った…
「うぎゃーーーーーー」とボクは悲鳴を放った。
ボトルを渡してくれた女性が「ひぃい!」と怖がった。
そうだった…ボクの左腕は鎖骨骨折で可動域が極端に狭く後方にはほとんど動かなかったことをレースで忘れてた。(笑)
「いったーい!痛い!」と叫びながらボトルをしっかり握りしめ、、、ダムの登りを終えた…

このあと、右折して基地のある道路をひた走る、アップダウン区間。
まだ路面は少し濡れてたのに、、もう下り坂。
怖い、危ない。
立哨がたくさん居て「速度落とせ」の指示が飛びまくる。
カーブごとに誰かが倒れてる…(汗)
落車してるみたい。バイクがバラバラになってる選手もいた…
(こりゃ危ない)そう思った。
下りで数秒ぐらい遅れても取り戻せるし。
ここで終わりたくなかったので無茶はせず、前の選手にだけくっついて走る。
離されても無理はしなかった。

基本的に100kmレースは南下するコース。
北風だったから走りやすいと思ってたんだけど。
実際にはそういうわけにもいかず。
強風は大変だった。
平坦区間は独りで走るとかなり苦痛。
誰かと走る、そして登りになると散り散りになる、の繰り返し。


50km過ぎた地点で前を走る選手から「あと何キロで補給地点かわかりますか?」と質問される。
「わからないです、いま50kmぐらい過ぎたところしか。」と答える。
「そうですか…ヤバイです、、補給をミスって水がなくなりちょっと脱水っぽいっす。」と訴えられる。
早朝の天候不良が嘘のように、この頃は晴れていて路面もドライになり、ぐんぐん気温上昇。
最初の補給地点はまだ寒かったんでボトル取らない選手も多かった、、取らなかった選手はかなりキツイだろう。
「すみません、誰か水ください。」とその選手は苦しそうに訴える。
ボクは当然聞こえないフリ。
(それも含めてレースやろ。)と思う。
その選手はどんどん下がっていってグルペットの後ろでも訴えてた。
彼も必死だ。
そしてなんと「いいですよ、このボトルあげます。」という選手が居た!(ようだ。)
見ていないけど、そういう会話が聞こえた。
なんと奇特な選手だろう、いいヤツもいたんだな。(恥)

2度目の補給地点。(YOUTUBEでは1:10:20あたり。)
ここでもそつ無くボトルを取りたい。
空のボトルを投げ、新しいボトルを受け取る。
これだけのことなのに、普段やってないんで難しい。(笑)
しかも左腕の可動域が後方には曲がらないときたもんだ。
必死の形相でボトルをもらいました。
やっぱり二度目も「いててて」と唸った。

また黙々と走ってると、今度は後ろから先導のバイクが抜いていった。
(あれ?他のカテゴリの先頭集団?)
時間的に早いのでどの集団が来たのか?わからなかった。
大きな集団ならこっそり乗せてもらって時間稼ぎしよかな?と卑屈な手段を考えてたら。
ど真ん中から「ガツン」ではなく「すいすいー」とピンクのゼッケンの女子選手、、金子選手が抜いていった…とても着いていける速度ではなく、、あっという間に見えなくなった。(笑)
YOUTUBEでは1:29:00あたり。)
集団でもなくぶっちぎりだったんで、、、近づきがたいオーラだったなぁ…
去年は女子レースに抜かれることはなかったんだけど、、そもそもスタート時間が1時間違うはずなのに。
どうやら今年は僕らオサーンレースだけ時間が30分遅れて女子レースは定刻でスタートしたんだろうなぁー。まあおかげで後ろ姿だけでも見れたなぁ…(笑)

高岡選手、森本選手、と外人?選手の3人の強烈な速度でのレースも間近で見れた。(笑)
YOUTUBEでは1:33:52あたり)
とんでもない速さだった。こっちは「あっという間もなかった」という感じだ。(汗)
あの地点だと全体の180kmぐらい走ってきてからだから、まったく信じられないわ。
追走集団がなかなか来なかったのでレースはあの3人で決まりだな、って思った。(実際そうなった。)

このあと、大嫌いな羽地ダムへ突入。
昨年もそうだったけど、ここの登りは「全部使い切ってからの仕打ち」なんで…
大変ですわ。
あちこちで脚が攣って降りてる選手を見た。
ここで勢い良く登れる選手はホンマに強い選手。
ボクのように二流だとここはまったくダメ。
フラフラになって登るしかない。
幾人かに抜かれ。
順位をかなりサゲたと思う。(わからない)

そして下ってきて、名護市内へ。
ようやく帰ってきたぞ。
一緒に降りてきた選手に「もう一箇所、登りありましたよね?」と言われたけど。
ここまで来たら最後のイオン坂は「どーでもいい」わ!って思ってた。
えいや!で登ればね…

片側二車線の広い道路に出てからは、グルペットの中で走るのが怖くて。
(ここまで来て落車とかイヤやし。)
まあ、言ってみれば、順位を争わず、まったりゴールまで行くのか?と思ってたんで。
(去年はほぼそんな感じだったから。)
小集団から抜け出て、道路の一番右端に行って様子を見てた。
YOUTUBEだと2時間27分ぐらいから)
中央分離帯あたりで「みんなどうするのかな?」と見物。
登りが終わる頃、「争うのね」と理解した。
っていうか、ボク、ノンビリしすぎて遅れてるし。
小集団の人数が思ってたより多く、また同じカテゴリのオサーンレースの選手も多かった。
ノンビリしてたらかなりまた順位を下げてしまうことが判明!
(こりゃ、アカン!)
必死の追撃開始。

…ここからはFacebookに既に書いたとおりの展開で…

まず別カテゴリの選手のケツにくっついてジッと待機。
様子見してると、Team 〇〇の選手が目に入る。
(こいつ!宮古島でヤラれたチームのヤツや!)とさっそくマーク。
そうこうしてたら右から「ガツン!」と最強カテゴリ210kmの選手ふたりに抜かれる。
(まあ別カテゴリやしええやろ?)とスルーしたら意外にもグルペットは逃げを許さず追いかける。
仕方ないのでボクも追いかけた。
でも追いつかない。
ここで脚を使わされても後ろの選手が喜ぶだけやし。
また後ろに下がってしばらく他の選手の影で休んでチャンス待ち。
残り1kmきっても先行する二人に追いつけないしどうやねん?って思ってたら右からまた〇〇が仕掛けてきたんで(逃がすわけないやろ!)と躊躇せず追尾。
チラリと「残り500m」の看板が見えたのでスプリント開始。
逃げてた二人も捉えてグルペット内優勝!(笑)
ゴール後、「追いかけたけど抜けなかった!」とみんなから言われてちょっと鼻高々になってました。(笑)
ゴールライン超えるとき「うりゃ!」って叫んでゴール!!!
グルペットですよ
Tour de Okinawa 2014
ALLSPORTSで購入。カッコいい写真だぁ!
終わった!終わった!
まず「無事に走れた。」という安堵でイッパイ。
ゴールする他の選手と「お疲れ様」の言葉を交わし合い、労をねぎらう。
「楽しかった!楽しかった!」と連呼するボク。
無事で終れればレースほど楽しいものはないな。
ゴール直後の笑顔
ゴール後はしばらく飲んだり食ったり。
暴飲暴食しました!
落ち着いてきてスマホでリザルトを確認。
「70位」でした。
3:40:16.882というタイム。
去年は3:55ぐらいなので15分も短縮できた。ヽ(^o^)丿
順位も154位?ぐらいから70位にジャンプアップ!
満足な結果でした。

仲間も無事ゴールしたことを確認できたので、混雑してたから会うのは後にしてホテルに戻った。
戻ってすぐお風呂へ。
さっぱりしてから、再び名護市へ。
夕焼市場で「軍曹祝勝縮小会」に参戦。
飲んで喰った!!
DSC07283.JPG
大好きな仲間たちと
最終リザルトを見ると予想通り160人しか完走していなかった。
レースに出走したのは301人。(未出走も多かった。)
約半数がリタイア…
去年は30%ぐらいがリタイアだったと思ったんで今年の「30分スタート遅延」は選手には「地獄」だったんだろう。
遠い南の島まで来て「DNF」で終えるのはかなり辛い…
UCIレースのルールで「他のレースとの混走を認めない」というのがあり、プロレースが完全に通り過ぎてからでないと、僕らアマチュアのレースはできない。
このためプロのレースの展開次第でアマは色々な制限が生まれるのです。
プロレースの「余力」で僕らは「走らせてもらってる」わけなんで文句も言えないわけですけどね。
あれだけの公道を止めて走らせてもらえるわけですから。

とにかく、無事終われて良かった!
来年に繋がる走りでした。
49歳でもまだ頑張れば「自分史上最強最速」を達成できるんだな!嬉しす!
来年はリザルト1頁目(50位以内)に名前を刻みたい!刻むぞ!!

ご声援、ありがとうございました!



追伸:岩瀬選手、優勝おめでとうございます!スタート地点で話しかけてもらえて光栄でした。