2019年9月8日日曜日

ツール・ド・北海道 Stage 2 ロードレース

9月8日

午前3時起床。
前の夜はたぶん午後8時ぐらいには寝たと思うので睡眠は十分だ。
4時頃までゴソゴソ部屋で準備してた。
朝になってなんとシマノのパワメがバッテリー切れと表示される。(笑)
なんでまたこんな時に。💦
モバイルバッテリーで充電しながらレンタカーに搭載。
集合場所へ急ぐ。

駐車場に車を停め、トイレに行ったら北原選手と早速遭遇。
その後、いそいそと護送車に乗り込む。
バスの中では多くの選手が静まりこんで座ってた。
既に緊張感が張り詰めている。
見たことあるジャージも居たし、見たことないチームもたくさん。

スタート地点までバスですぐ着くんだろうと思ってたら高速道に乗り、けっこう長時間、、、バスに揺られた。
途中でかなり眠かった。

到着したらすぐバイクを受け取り、スタート地点に置いて、あとはすることもなく。
スタートはたぶん午前7時ぐらい?と思ってたら大間違いで9時だと。(笑)
まだ2時間もここでジッとしてるのかー。(沖縄もいつもそうだけどね)
スタートする20分ぐらい前に遠く離れた場所からやってきたAグループのプロトンがやってきた。
(早えぇ!)
一陣の風のように通り過ぎてった。
先頭集団に有名なチャリダーチームが位置取りしてた、かっこいいね。
その後すぐにアナウンスがあり僕らの出番になった。
先頭から2列目にチームメイトのキッタン選手と陣取った。
レース前に予想してた「勾配がキツくなる場所まではプロトンは様子見状態になる」に備えて、後方から上げるのは難しいと判断して、の結果。

9時ジャスト、定刻スタート。
先導車に続いてプロトンに位置取り完了。
その後、フラッグが振られてリアルスタート、、と同時に北原選手がアタック。
(ええ?!マヂ?)
「様子見モードやで!」って言ってたのにまさかそれを聞いてた北原選手がアタック仕掛けるとは?(笑)
やられたなー。
一気に活性化するプロトン。
予想してなかった序盤からのアゲアゲムードに出遅れてしまう。
一気に吹き上げる心拍数、、、ありゃーこりゃだいぶ想像と違う。
そもそも「ボク向き」のコースではないのは百も承知、可能性は「予想した展開」にハマることだ、と思ってたのに。
いきなりハズしてしまった。
登りまで脚を使わずに行く、という目論見がダメになったので。
走りながら次の作戦を練り始める、さてどうしよう?
番手を下げて50番ぐらい?でプロトンに居座り、どうしようどうしよう?と考える。
あんまり良い考えが浮かばない。
最終的には「出たとこ勝負」になるんやけど。
それはそれで良いとして、そこに至るまでに予想の範囲内の展開にしたい。
無鉄砲な学生チームがガンガンとポジションを上げていく。
オサーン連中はその隙間に入るって感じ。
どんどん後ろから学生が上がってきてプロトンの人数が増えたとき突然それは発生。

「落車ー!」

大声が聞こえたときは既にブレーキを握ってた。
ガシャガシャ
とクラッシュ音。
必死に回避。
フルブレーキでクリートを外し、避難態勢を取る。
左の視界に転けて路面に座り込んでるチームメイトのキッタン選手が映った。
(アカン、転けてる)
最初に浮かんだのが「キッタン、動いてた」だった。
もし、寝転がって動いてなかったら停まるつもりだったけど。
動いてたので「大丈夫やな」と判断し、またクリートをはめてペダルを回す。
プロトンは崩壊状態だったので追いつくのは簡単だった。
先頭は少し速度を落としてたみたい。
ここから勾配がキツくなる峠の手前まではプロトンは様子見モード。
そして勾配がキツくなると一気に千切りあいに突入。
あっさりと千切られる。(恥)
200wちょっとでは登ってたんだけどまったく歯が立たない。
すぐに重量級選手、4人で励まし合って登る。(笑)
少しして北原選手も降りてきて合流。
峠が終わってからの下り坂で挽回すべく必死で登る。
「あともう少し」から何キロも登った気がする。(笑)
(もう少しってどんだけやねん?)と思いつつ。
ようやく何か看板が見えた!とオモタら「KOMまであと1km」だって!😖
(まだ1kmもあるん?)
キツかったなー。
勾配がキツくなる場所までも実は2~3%ぐらいで登り基調でしっかり脚を削られてからの~な感じだったので、気がついたときには脚が重くなっていた。
しばらく登ると北原選手を中心に6人ほどに人数が減ってた。
そのままKOMを過ぎると今度は下り坂。
すぐにスイッチを切り替えて追撃開始。
登りで励まし合い牽いてもらったので最初は待つ感じで降り。
そろそろ良いかな?ってところから踏んで降りる、かっ飛びモードに。
数人は着いて来れず千切れたみたい。
70km/h近くまで出して降りた。
ここから前の先頭集団からこぼれ落ちてくる選手を吸収しつつローテーション回して前をひたすら追い続ける。
5人ほどで始まったローテーションがどんどん増えて10人、、また増えて20人。
増える度にローテーションが上手く回らなくなってちょっとストレス。
中にはローテをしたことがない?感じの選手も居た。
北原選手も同じようなこと考えてたみたいで。
次第に着き切れしていく選手も増える。
吸収したのは30人ぐらい居たはずなのにローテは10人程度。
残りはローテに参加せず、って感じ。
こっちとしては人数多い方が楽なので着いてきて欲しかったけど。
回らないなら要らないので切っていった。
ローテーション人数を減らすと、平坦区間が終わり、また少し登り区間に。
ここが辛かった。
脚を残せておけるほど余裕の展開ではなかったし。
ローテも後半はギクシャクとしかうまく機能してなかったのでけっこう脚を使ってしまったから。
しかし、千切られて置いていかれた選手達に確実に追いついてるのは確認できていた。
気持ちは俄然張り切ってたんだけど、、如何せんもう脚が残ってないっぽい。
なのに北原選手は「勝負だ!」なんて煽ってくるし。(笑)
「いやだっ!」と断る始末。わはは。
前のグループにジョインして6人?程度のグルペットで登り区間をこなす。
みな、そこそこ登れる選手ばかり。
勾配がキツくなるとボクだけが遅れる。
ワット数値を見て踏みすぎないよう、タレないよう、気をつけて一定のワットで登る。
多少、遅れても下りで追いつけるし、そこまで離されるほど登りの距離もなかったので助かった。
この6~7人は最後まで一緒かな?とシナリオを描いてると、もう残り数キロ。
もう誰もローテ回さないし。
余裕もない。
さて?どうなるか?
96.4km地点でアタックがかかり。
数人が飛び出す。
飛びつくのに一瞬躊躇してしまい遅れる。
慌てて飛びつく。
300wぐらい踏んだ、もったいない。
その後、右折。
インターバルがかかる。
また踏まされる。
しばらく小康状態。
97.4km
右端からアタックされる。
これに反応できたのは北原選手のみ。
他はスルー。
まだ2kmある。このアタックは無理、通らない、とボクは判断した。
右折。
少しインターバルかかるも1列棒状。
左折してアタック吸収。
北原選手を躱してさらに追撃。
右折したとき、アタックした選手が先頭を牽いてるのを確認。
(牽かせてる)とオモタ。
なら、追いつけないわけがない、と踏んで後方に張り付き待機。
さらに後ろからのアタックに注意。
しばらく様子見しても北原選手の追撃がないようなので、後ろは捨てて前に集中。
小さな橋を渡るとき、直線で先の方まで見渡せたので目視確認…
(うへっ!登ってる…)
目で見てわかるぐらいの勾配で登りになってる…
(こりゃアカン。前を行く選手達に登りでは勝てない)
残り500mの看板から登りだ…
どう考えても追いつけない。
案の定、後方からヒトリに抜かれ、失速。
いかーん!
焦って踏みまくるもワット出ず。😭
300w程度しか踏めないスプリントでずぶずぶ失速ゴール。(笑)

あーキツかったー

でも稀にみる楽しいレースでしたー!😊

終始、いっしょに走ってくれ、レース中も様々なアドバイスをくれた北原選手と記念撮影。📷
おかげでとても楽しいワクワクが止まらないレースでした、ありがとう。
序盤の集団落車で無念のDNFだったチームメイトのキッタンともゴール地点で再会!
30分しか一緒に闘えなかったけど、コース的にはきっとキッタンの方が好成績だったに違いないだけに落車は残念でした!怪我を早く治してまた遊ぼう!

1日目のタイムトライアルとあわせて2日間、みっちり自転車漬けで楽しめました。
やっぱステージレース、いいな!
また来ようー!
そして闘おうー!
わくわくが止まらないねー!😍

第1ステージの様子はこちら

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