2017年9月10日日曜日

ツール・ド・北海道 TOUR DE HOKKAIDO 2017

ツール・ド・北海道に参戦してきました。😀

9月10日

そもそもニセコクラシックロードレースで予選通過して南仏まで行くなんて思ってなかったんで。
例年通りに6月時点で北海道にいく予定を組んでました。
んで前述の通り、急遽南仏に行くことになり。
戻ってきて10日後にまた北海道に行く!なんていう強行スケジュールになったわけです。
南仏アルビで燃え尽きて戻ってきて。
時差ボケ大魔神と化し、ようやく日本標準時に戻ってなんとか日常生活が過ごせるようになった途端、北海道へ
まぁ、美味い魚食べて帰ろう、ってぐらい気負わずに来ました。😀
んで数々の失敗を経てレース当日の朝、目覚ましで午前4時に起床。
起きて外でに出てホテル近くのコンビニで朝ご飯を購入。
雨がポツリポツリ降ってた。😭
不安定な天気だと聞いてたけど、、寒いぐらい。
函館競輪場

ホテルに戻ってアームウォーマーだけ追加。
脚部はそのままで。
ホテルから出て自走でスタート地点の函館競輪場へ。
既に路面はかなりウエット。
走ってると小雨もきてもうジャージが濡れちゃう。
途中で一緒にスタート地点を目指して走った女子選手がものすごく嫌そうに雨を呪っていた。
6時過ぎに競輪場到着。
雨はちょっと激しくなってた。
さっさと車検を済ませ、出走サインも済ませる。
開会式の7時まで屋根のある場所で避難。
寒くて震えてた。
開会式が始まっても屋根のある場所から出るのが嫌だったのでずっと避難したまま。
ようやく雨が止んだのでスタート地点に並びに行く。
自転車を置いて、待ってるとまた雨が激しく降り始めゲッソリ。
必死で屋根のある場所へ引き返す。
(もうスタートまでここから動かんぞ)と誓う。
スタートの8時近くになると雨が止んだ。😀
いっきに青空が広がる。
ああ、幸せだ。
気温がようやく上がり始めた。
バイクを持って並び出す。
あれー?道路に出ないの?ココから出るの?みたいな場所で待機させられる。
「スタート1分前!」
ああ、そうですか、こんな場所から出るのですか、危ないやろなー、と思いつつ神経集中。
ここからはビデオでどうぞ。
スタート、、、と同時に後方でガシャガシャと接触の音。
後ろから突き押される。
(やっぱりな)
こんな位置からスタートさせたらこうなるやろ、と思いつつ、クリートぶち込んで駆ける。
(何がローリングスタートやねん)
ぼやきたくなるぐらい目一杯踏み込まないと前が見えない。

空は青空が広がってるんだけど路面は水たまりだらけのウエットでレース開始。
全走者からの水飛沫が目一杯顔面に飛んでくる。
あっという間に口の中まで砂だらけ。
なかなかのコンディション。
プロトンの速度はそれほど速くならない。
国道を走ってる間にプロトンの尻尾を捕まえて、脇道に入る頃には集団中程で位置取り完了。
あとはこのポジションでしばらく様子見やなぁー。
前日の試走で前半の35kmは比較的道幅も広くなったり狭くなったり、さらに、登ったり下ったりだったので。
脚の調子も良くないから前に出ないで集団の中程で溜めていく予定でしたので。
プロトンも速くなかったから楽だったんで、着いていくだけにしてた。
途中、1度だけ、アタック?らしい動きを見たので、先頭付近まで出て行ったのですが。
すぐ戻ってきたらしく「何じゃそりゃ?」な感じで沈静化。
周囲を見ると、半分以上が学生選手?っみたいだったので。
(学校の名前の書いたジャージが多かった)
学生さんって余裕あるからなのか?意味がわからない動きをするのは理解してたので。(笑)
ああ、そういうことなんだろうなぁ、って思って深読みせずにスルー。
取り敢えずこっちは50歳を過ぎたオサーンなので、余裕はゼロ。
無理せず、無駄なことはしないでじっくりと走らせてもらう。
予想通りの「KOM前の勝負」までまったく動かず。
(しかし登りでトラックと観光バスに進路を塞がれてプロトンから失笑が出たこともあった)
KOM前の登りで集団は崩壊。
登れる選手だけであっという間に逃げられる。
でもここは慌てず、しっかり後方からでも着いて登って単独走行にならないように、常に前には風除けが居るようにしながら、、登ってKOMを過ぎてから目一杯飛ばして、なんとか先頭集団に追いつこうとしたけどーーー!
ダメだった。(笑)
追いつけない。
うーん、でもまあこれも想定内。
すぐにグルペットをつくって追撃開始。
「前にどれぐらい居るの?」と言っても誰も何も答えない。
もう一度「前に何人?!」って言うとSAKATANIさんが「定かではないが2Group前にいる」と情報をくれる。
この時点で「あれ?この集団、前に追いつけるかな?」って疑心暗鬼。
SAKATANIさん以外、前にいる選手のことに気を遣っていなかった。
30人ぐらい居たけど、選別されるやろなーって思って走り続ける。

国道に出て海岸線へ
作戦通りここからは積極的に前に出ていく。
目標は活性化させて先頭集団に追いつくこと。
ここからゴールまではほぼ向かい風のはずだから人数が多い方が有利のはず。
慌てて前を捕まえる必要はない。
捕まえちゃうと人数の多い集団の中で休憩されて復活させちゃうからね。
ゴール手前で捕まえたいなぁ…と考えつつ。
コントロールしてみる。
SAKATANIさん情報だと先頭集団は学生さんが多いとかいうことらしい。
こっちは30人ぐらいかな。
明らかにスプリンターっぽいのが数人いる。
前はできるだけ学生さんに牽いてもらいたい、若いんだから。(笑)
こっちは限りある体力を大切にしたい。
少しだけのアップダウンで前に出て牽いてみる。
30人ぐらいなのに後ろから追いついてきて?ちょっと多くなってる?
こっちが追いつきたいのに、逆に追いつかれてたらアカンなぁ、とか思いつつ。

人数が増えてちょっとキツい。
密集度が上がってきて危ない匂いがしたので「危ないよー」って声をかけて数秒後に目の前でハスられて落車発生。😖
必死の回避。
右前で転けた学生さんをもう少しで轢きそうになった…けど数センチで踏まずにセーフ。
助かった…踏んでたらボクも転けてたな…
その後、後方でガシャガシャと落車の音、、、何人か転けたな…ナンマンダブ。

前がなかなか見えないんで焦ってきた。
オフィシャルのバイクが来て「前との時間差30秒!」と教えてくれた。
残り距離から考えて追いつけるとオモタ。
何人かの学生選手が飛び出した。
気持ちはわかるけど2~3人じゃ追いつけないぞ。
すぐにまた吸収される。
焦らなくてもいいからローテーション回して、、、追いつけば良いのに。
いっこうに纏まらない。
みんな気持ちばっかり焦って基本的なこと忘れちゃってるみたい。
追いつけないなら、頑張っても意味がないってことを。
さっきの落車で追走は20人ぐらいに減ってたので、ここは20人で力を合わせないと追いつけないのに。
まったくそんな気配がない。
仕切る選手も居ないので(あ、こりゃダメかも?)って感じ始めた。
すぐに考えて、、この中にいても追いつけないので、、、頃合いを見てこの中から飛びだそう、、もしくは飛び出す選手に着いていこう、と考えた。
勝機はそこしかないなぁ、と覚悟。

しかし。
うまくいかないときはうまくいかない。
市街地に入ってきていよいよゴールが近くなる。
数人のアタックが決まらず抜け出せない。
最後の小さな登りで集団の先頭に出て、次のタイミングで飛び出す。
ひとりでも前にJOINを試みる。
誰か着いてきたら回して前を目指そうとする。
でも通行止めのはずのルートにがんがん自動車が入ってきてる。😖
(うぉーめちゃ怖い!!)
ロードレースの中に一般乗用車多数。😬
ぶつかったら死ぬなぁ、と思い、無理なツッコミができない。
「怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い」と叫ぶボク。
集団で走ってないと単独だと自動車と事故りそうだ、、と諦めて戻る。
戻ったらもう集団ゴールは覚悟したので、側に居た学生さんに「集団スプリントだから気をつけて」と注意を即す。
この学生さんが大声で「みんな!集団スプリントだからライン守って気をつけて!」と叫んでくれた。
そして、ゴール手前の交差点で再度、飛び出してみる。
でももう脚が残ってなくて最後まで踏み切れず。
最後の右カーブでも流れ込んでいる乗用車にビビりながらストレートに侵入してスプリント開始。(笑)

(キツいなー!!)って心の中で叫びながらゴールライン通過!!!

(ふぅーーーーーーっ!)

無事に戻れました。😊

泥だらけになりました

まぁ、無事なら良いでしょう
総合で19位。
カテゴリー別で7位でした。😊
まぁ、調子悪いとぼやきながらのレースだったので「良し」でしょう。
後で聞いてみると、やはり函館市内中心部の通行止めは無理があったみたいで。
「通行止め」の表示を無視してがんがん入ってくるクルマが多数あったようです。😖
よく大事故がなかったことですねぇ。

函館は空港と市街地が近くて、レースが開催された場所も近く。
全体的にコンパクトに纏まっていて、移動が楽だったし良かったです、そこは気に入りました。沖縄とか空港から名護までめちゃ遠いしー。😬
でもはやりレース中の進入車は止めて欲しいな、いくら市街地でも危なすぎる。
お互いが後味悪いことになるのでね。

そんなわけでレース後のブログは、この次のエントリーを読んでね。😊

さて帰ったらしばらくお休みして次は「ツール・ド・おきなわ」や!!