2013年10月14日月曜日

エリジウム

ずっと観に行きたかったんですが、なかなか時間が取れず。
やっと鑑賞に行けました。
まだ上映してて良かったぜ。


事前に仕入れていた情報は「第9地区」のニール・ブロムカンプ監督の作品であること。
主役がマット・デイモン
予告編は他の映画を観てる時に観た、これぐらい。

あらすじ説明は予告編を観れば、ほぼ全貌がわかる感じ。

ジョディ・フォスターも出てます。
が、主役級ではなくギャラの都合なのか?途中退場。
非常に残念。
エリジウム
ちょい役かもしれません
エミネムのマックスも観てみたいね!

さて、感想です。
映画の前半部分は地球に残った貧困層の哀れ?大変な日常を描いてます。
この監督は「第9地区」でもそうでしたが、貧困層を描かせたらピカイチっすね。
まったく「生きてるってなあに?」って思えるぐらい悲しい日常。
この中から這い上がってくるってのは余程でないと無理ですね。
(「第9地区」での貧困層はエイリアンでしたが…今作は人類ですな。)

この監督は差別や貧困ではメジャー級の「南ア」生まれ。
さすがに貧乏描かせたら、、リアリティたっぷりっす。
その代わり、、、富裕層の描き方がイマイチ。(笑)
エリジウムに住む富裕層のライフスタイルの一片とか、少しだけ出てきますけど。
自宅のプールで泳いでるぐらい。
他のシーンはほとんどなし。
「エリジウムに住むリッチピープルってほんとに居たの?」ってぐらい描いてない。
たぶんわからないから描いてないのかな?って感じるぐらい貧困層しか描いてない。
エリジウム
キングボンビー
次にプアーピープル代表のマット・デイモン、、マックスですが。
余命5日になるんですけど、その原因があまりにもお粗末だった。
ちょっと展開ミエミエすぎたなぁ。
エリジウム
つるっぱげ
マックスが思いを寄せる女性「フレイ」はアリシー・ブラガ
観たことあるなぁ、って思ってたら「プレデターズ」で最期まで生き残った女性だったっすね。
もうオトナになってますねー。今作ではお母さん役だし。
エリジウム
成長しました。
マット・デイモンのファンにはガッカリだったと思うのが、この作品のマット・デイモンはあまりかっこいいシーンがありません。
工場で働く前科者で、作業ミスで機械の中に入り、放射線?(何の放射線かは不明)を致死量浴びて解雇。余命5日。
エリジウムにある「なんでも治す機械」で治さないと死んじゃうよって役です。
余命5日の身体じゃ大変なので、身体にマシンが取り付けられて「ロボコップ」化されちゃいます。(汗)
動くたびに「ウィーン、ウィーン」って動作音が聴こえる身体になって大層マヌケに…
挙句の果てには後頭部にプラグが取り付けられて、自分の「脳」を「SDメモリカード」にしちゃいます。とほほ。
その記憶容量57エクサバイト。さすが脳みそ。

なんだかなぁ…ロボットみたいやん…(*_*)
貧困層、、、つらいのぉ…

そして、当初はジョディ・フォスターが悪役でマット・デイモンが倒すのか?って思って観てたんですが、そうではなく。
なんだか見るからに悪役です、ってオジサンにスイッチしちゃいます。
これがイチバン残念だったっす。
ああなると、ふつうの「絵面」っすよ、監督。
いかにも悪役といかにも主役の戦いじゃないっすか?

エンディングも、結局、頑張ったけどマックスが解き放ったのは「医療システム」と「ドロイドによる貧民の制圧」だけですよね?
経済システムそのものには変化がないので、富裕層はそのままだし、貧困層もそのまま。
むしろあの劣悪な貧困地域で病気が治って長生きしても、、どうよ?って思うんだけど。(汗)


スタートからゴールまで一気に流れていくテンポは良いんですけど。
細かいツッコミは入れ放題に入っちゃうし。
「ふーん、、、それで終わりなの?」っていう「納得度合い」なのが残念!!
シチュエーションとか配役とかはすごく魅力的だっただけに惜しいなぁー!








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