やっと鑑賞に行けました。
まだ上映してて良かったぜ。
事前に仕入れていた情報は「第9地区」のニール・ブロムカンプ監督の作品であること。
主役がマット・デイモン。
予告編は他の映画を観てる時に観た、これぐらい。
あらすじ説明は予告編を観れば、ほぼ全貌がわかる感じ。
ジョディ・フォスターも出てます。
が、主役級ではなくギャラの都合なのか?途中退場。
非常に残念。
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ちょい役かもしれません |
エミネムのマックスも観てみたいね!
さて、感想です。
映画の前半部分は地球に残った貧困層の哀れ?大変な日常を描いてます。
この監督は「第9地区」でもそうでしたが、貧困層を描かせたらピカイチっすね。
まったく「生きてるってなあに?」って思えるぐらい悲しい日常。
この中から這い上がってくるってのは余程でないと無理ですね。
(「第9地区」での貧困層はエイリアンでしたが…今作は人類ですな。)
この監督は差別や貧困ではメジャー級の「南ア」生まれ。
さすがに貧乏描かせたら、、リアリティたっぷりっす。
その代わり、、、富裕層の描き方がイマイチ。(笑)
エリジウムに住む富裕層のライフスタイルの一片とか、少しだけ出てきますけど。
自宅のプールで泳いでるぐらい。
他のシーンはほとんどなし。
「エリジウムに住むリッチピープルってほんとに居たの?」ってぐらい描いてない。
たぶんわからないから描いてないのかな?って感じるぐらい貧困層しか描いてない。
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キングボンビー |
次にプアーピープル代表のマット・デイモン、、マックスですが。
余命5日になるんですけど、その原因があまりにもお粗末だった。
ちょっと展開ミエミエすぎたなぁ。
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つるっぱげ |
マックスが思いを寄せる女性「フレイ」はアリシー・ブラガ。
観たことあるなぁ、って思ってたら「プレデターズ」で最期まで生き残った女性だったっすね。
もうオトナになってますねー。今作ではお母さん役だし。
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成長しました。 |
マット・デイモンのファンにはガッカリだったと思うのが、この作品のマット・デイモンはあまりかっこいいシーンがありません。
工場で働く前科者で、作業ミスで機械の中に入り、放射線?(何の放射線かは不明)を致死量浴びて解雇。余命5日。
エリジウムにある「なんでも治す機械」で治さないと死んじゃうよって役です。
余命5日の身体じゃ大変なので、身体にマシンが取り付けられて「ロボコップ」化されちゃいます。(汗)
動くたびに「ウィーン、ウィーン」って動作音が聴こえる身体になって大層マヌケに…
挙句の果てには後頭部にプラグが取り付けられて、自分の「脳」を「SDメモリカード」にしちゃいます。とほほ。
その記憶容量57エクサバイト。さすが脳みそ。
なんだかなぁ…ロボットみたいやん…(*_*)
貧困層、、、つらいのぉ…
そして、当初はジョディ・フォスターが悪役でマット・デイモンが倒すのか?って思って観てたんですが、そうではなく。
なんだか見るからに悪役です、ってオジサンにスイッチしちゃいます。
これがイチバン残念だったっす。
ああなると、ふつうの「絵面」っすよ、監督。
いかにも悪役といかにも主役の戦いじゃないっすか?
エンディングも、結局、頑張ったけどマックスが解き放ったのは「医療システム」と「ドロイドによる貧民の制圧」だけですよね?
経済システムそのものには変化がないので、富裕層はそのままだし、貧困層もそのまま。
むしろあの劣悪な貧困地域で病気が治って長生きしても、、どうよ?って思うんだけど。(汗)
スタートからゴールまで一気に流れていくテンポは良いんですけど。
細かいツッコミは入れ放題に入っちゃうし。
「ふーん、、、それで終わりなの?」っていう「納得度合い」なのが残念!!
シチュエーションとか配役とかはすごく魅力的だっただけに惜しいなぁー!
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