整理券番号2番。

監督はジェニファー・リンチ。
そう、あのデヴィッド・リンチ大監督の娘さん。

リンチ監督は大好きなので、もうこの時点で「観たい」と思ってました。
サベイランス [DVD]

しかもこのサベイランスにも「エグゼクティブプロデューサーとしてお父さんが名を連ねているわけですわ。
つまりリンチ監督のテイストが感じられるんだろう、と容易に想像できるわけです。
(そういや最近、リンチ監督の呟きを読んでなかった。)
ざっとしたストーリーは。
アメリカの田舎、サンタフェで起きた連続殺人事件。
その事件の目撃者が三人。
ひとりは麻薬中毒の女性。
もうひとりが九歳の女の子。
さいごに地元の警察官。
三人が集められたサンタフェの田舎警察署にFBIから捜査官がやってくる。
捜査官は三人を別々の部屋に移し取り調べを始める。
部屋にカメラを設置し、それぞれの部屋を監視する。
三人の証言を時系軸で追って行く

っていう感じ。
リンチらしい「ドキドキ感」が、仕掛けてあるよ。
観てのお楽しみだ。
観てて感じたこと。
(この映画は犯人がわかっちゃうと面白みがなくなるので、その部分には触れません。)
まず一番に感じたことは、アメリカの田舎の警察官って「ひどいな!」ってこと。

あんな警察官ってマジいるの?いるんなら、ボク絶対アメリカの田舎街には行きたくないな!
次に登場人物の殆どが「どうしようもない奴ら」ばかり。
はっきり言って「九歳の女の子」以外は全部「ダメだ、こりゃ。」って。

あ、あと警察署の事務の太ったおばちゃんも悪い人ではなかったけど、、、コーヒー煎れることに全力を尽くしただけ、、のような気がする...

大どんでん返し!は、、面目ない、、最期までわかりませんでした。
殆どの、犯人捜し映画は途中で「こいつやろ?」って気づくんですが、この映画はダメでした、解けませんでした、参りました。

ってことで、解けなかったという点では「面白かった」です。
さすがにお父さんの映画ではないので低予算な風味が随所で観られました、残念。
(クルマの中でのシーンとか背景の合成がまるわかりだったとか。)
最終的にこの作品でお父さんはどれぐらい力を貸したのか?それによりますねー、娘さんの力量って。
名義貸しぐらいで、殆どが娘さんがやったのなら、次回作も期待しよう。
観終えてからの「不条理とか切なさとか複雑な心境」はツイン・ピークスの「あの感じ」であることは間違いない。
「たたずむ女の子」の後ろ姿がそう感じさせたヨ。
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