2013年4月21日日曜日

第3回 JBCF 白浜クリテリウム

すっかり「温泉ライダー」に変貌していたボク。
ナッカンの優勝を肴に飲んで酔っ払って上機嫌で午後9時には就寝。
いつもレースの前夜は興奮して眠れずに苦労するのに。
すっかり、レーサー気分はどこへやら?温泉旅行客になってました。(汗)

それもそのはず。
「雨だったら走らない」と決めていたから。
医者からも「危険回避は十二分にしなさい。」と脅されていたし。
ウエット環境で挑戦するほど勇気もなかったし。

そして天気予報は雨だったし…

朝、目が覚めると。

外は晴れ。(笑)

ただし、爆風。(汗)

天気予報、あてにならん。
しかし、この時点でもボクは「走ろうかな?やめとこかな?」の気持ちだった。
午前7時過ぎ、まだ朝食食べてた。
試走時間に間に合わない?んー?それならそれでもいいかな?
というものすごい自堕落っぷり。

午前8時ぐらい。
ようやくレース会場へ。
クルマからバイクだけ引っ張り出し、私服のままヘルメットだけつけて試走へ。(笑)
+イシヅヨシナリ 団長に見つかり「なんちゅう、格好で走ってるんやー!?」と驚かれる。(汗)

予想通りの「爆風」。
推定風速10m以上。
時速40km/h近く吹いてる。
ホームストレートは超速になるけどバックストレートは亀。(笑)
舞洲よりも、「ド真ん中の向かい風」って感じかな?
どんなレース展開になるのか?予想が難しい。

E2レースは午後からなので試走が終わるとやることなし。(笑)
この時点では「走る気50%」ぐらいだった。
監督から「どうする?」って言われて、「取り敢えずゼッケンだけもらいます。」とお願いした。
この時点で「走る気60%」ぐらい。

E3の1組目のレースを観た。

舞洲のように、果敢にアタックする選手が出てくる。
しかし、すぐに飲み込まれる。
これの繰り返しだ。
舞洲のように「逃げ切り」は難しいようだ。
アタックした選手は無駄足になるみたい…

1組目で冷静に脚を残したしんごちゃんが2位に入る。ヽ(^o^)丿
オトコマエや。
E2へヨウコソ!(笑)
Untitled
クレバーな走りだった。
2組目も、同じような展開。
1組目と違ったのは向かい風区間でも「アタック」がかかりプロトンが不安定に左右に揺れてた。
ものすごく怖そう。
あの向かい風でアタックかけるなんてすごいなぁ…
しかし、その甲斐なく、、、すぐに吸収。
逃げは決まらない。

これを観ててボクは(ふむ…走れそうな展開になりそうな予感…)
とこの時点で「走る気100%」に。(笑)

追い風区間は誰でも速く走れるし。
このE3のレースをE2は観てるから、アタック合戦にはならないだろうし。
いけるんちゃうん!?

俄然、モチベーションアップ。(笑)
しかし、そこはそれ、E2ですから。
ボクの思うとおりにはいかないだろうし、ましてや、そもそも速いし。(笑)
鎖骨骨折マンが戦えるのかどうか?
時計回りのコースは右腕にひびくし、8周回もできるのか?
と不安要素もたっぷりあった…

お昼ごはんは食べずに、着替えてウォーミングアップ開始。
まず、固定ローラーで20分アップ。
その後、ストレッチ、15分。
念入りにやった。
そしてまた固定ローラー。

Untitled
ウォーミングアップなう!
ストレッチをやったのは初めてだったけど、良い感じだ。
医者から言われてやったんだけど、これからレース前はやろう。(笑)
スタート前にトイレの順番をガンジーに譲ってもらった、ありがとう、ガンジー。
スタート前、この写真、気に入ってます。 +N Yoricchi ありがとう。
憧れの +イシヅヨシナリ 団長と、またこうやって同じスタート位置に並べたぞ。ヽ(^o^)丿
思い返せば、、、、
広島森林公園にて
この写真を撮ったレースが団長と一緒に走った最後のレースだった。
あれから3年?4年?ずっと一緒のレースは走ってなかった。
ボクが実業団に入ったのも団長に「いっしょにやれへん?」って誘ってもらったのがきっかけ。
なのにずっと一緒の舞台で戦えなかった悔しさがあった。

また同じ場所に戻れたぞ。
嬉しかったぜ。


スタート前も今までに無く緊張しなかった。
やばくなれば途中で降りるつもりだったし。
どこまでやれるか?脚だめし?のつもりだったし。

スタート。

クリートは問題なくいって、すぐ猛烈なダッシュ。
数百メートル走って折り返し、今度は猛烈な向かい風区間。
一気に集団が詰まる。
プロトンは左端に寄り、風よけ合戦。
案の定、すごい牽制状態。
誰も前に出ない。
(予想通り、ダチョウ倶楽部状態やなー。)と思いつつ、集団後方で団長を探す。
団長を発見すると、後方に位置取り。
団長ツキイチ。

リッチーさんも睨みつつ、後方からじっと様子伺い。
そしてまた折り返して今度は追い風区間、超速い。
しかし、これは想定内。
誰でもここは速く走れる。
60km/h近い速度てかっ飛んでりゃ、千切れることはない。
とにかく誰も無理せず、じっとお見合い状態。
誰かが出ようとすれば、すかさずそれを利用して脚を貯める。
4周回目のスプリント賞周回も大きな変化なし。
ここでボクは(あ、これは完走できそう。)って感じた。
予想してた展開になり、高速レースではなく「ダラダラ」とした感じに。
集団内もあきらめムード?誰も仕掛けない?
団長もイライラっぽい。
(誰もいかへんねやったらいったろかっ!)って匂いがプンプン。(笑)
団長に話しかけ、「ナッカン( +智中川 )がアタックしたらええのにねー」って言うと。
団長もふと我に戻ったように「そやねー。」という返事。
これで団長から殺気が消え、その後、団長とナッカンが何やら作戦会議?してた。
(なんか、残り2周でどうのこうの?)ってのは聞こえた。

しかし、周囲は残り周回が少なくなるにつれ、殺気立ってきた。(汗)
あちこちで頻繁にクラッシュ音。
大声が上がる。
怖い。
残り2周回で集団の速度があがる。
これも想定内、、だったけど、ここから頻繁に落車発生。(汗)
バックストレートで5台ぐらいの落車。
逃げる。
最終周回
また速度が上がる。
最期の折り返し、、手前でまた落車発生。(+_+)
フルブレーキ。(汗)
団長は回避。
舞洲のときはこれで折れた。
けど今度は違う。
団長の背中が遠ざかっていくのが視えた。
(追いかけなくちゃ。)
そう思った。
ブレーキしたけど、クリートは外さなかった。
「ちくしょーっ」
声が出た。
(まだ追いつける。)
踏んだ。
集団の尻尾に食らいついた、ところで折り返しに。
最後のストレート、追い風区間。
スプリントか。もう足が残ってないけど…
踏まなくちゃ。
少し前に団長が見える。
踏んだ。
一人抜いた、二人抜いた。
最後にあと二人抜け、、ずにゴールイン、、無念。もうちょい踏んだら抜けたのに。

49位でした…
やっと、またスタートできました。
おつかれさん、無事完走、ゴールイン。

実は6周回終えたところでもう右鎖骨から痛みがガンガン飛んできていて。
ハンドル持つのがやっとでした。(汗)
右カーブで押さえが効かなかったので、随分ふわふわしたコーナリングになってた…
(ラインキープがやっとでしたねー)

平均250Wだった。
まあまあです。絶頂期に比較して90%ぐらいまで戻ってる気がするんやけど気のせいですかね?

順位はともかく、今のボクには「E2レースを完走」するのが大きな課題でしたから。
それはそれで物凄く嬉しいです。
「まだやれる」それが今のボクには最大のご褒美。

次のレースに向けて、また鍛えよう。
いくつかヒントも貰ったし。

まだやれる、またやろう。


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