2009年11月2日月曜日

ハンコック

ハンコック エクステンデッド・コレクターズ・エディション [DVD]
B001NK60OQ

この作品を観る前に、頭の中に思い描いたのがニコラス・ケイジの「ゴーストライダー」でした。
どちらもおよそ特撮ヒーローモノを演じるとは思えない俳優さんが演じているわけです。
このハンコックもどうせゴーストライダーみたいな感じでひどい作品なんだろうなぁ、と思ってまして。

今回、観る以前に何度も観るチャンスがあったのですが、全部パスしてきました。

で、いよいよ観るべき作品が無くなってきたので。
「さあーって、そろそろ観ますかね?」ってな感じで肩の力が抜けきったところで観たのでした。
結果...

(はぅ?なかなかええやん、これ。)

ってなもんです。(笑)
まあ、ストーリーは至極簡単。
空も飛べるし、弾丸も跳ね返す、超人がウィル・スミス演じる「ハンコック」さん。
でも、人間社会に馴染めない、ちょっとワルなやつだったりもする。
街に住むヒトはハンコックのことが嫌い。
いくら人助けしても、誰からも感謝されないヒーロー、ハンコック。
そんなある日、踏切に取り残され、命を落としそうになった男性をハンコックが救い、その男性が恩返しにハンコックのイメージアップ大作戦を考える。っていうストーリー。

んで、途中から「いかに好かれるヒーローになるか?」っていう筋から脱線しちゃうんだけどね。(笑)
惜しいのは、このストーリーが脱線しちゃう、ってところだなぁ。
アメリカ人ってのは「どうしてもラブストーリーを織り交ぜなくちゃダメ」なのか?っていうぐらい、半ば強引にハンコックと女性のロマンスを仕立て上げて話題をすり替えちゃうんだ。
あんなわざとらしいラブロマンスを見せられても「は?それがどうしたんですか?」となっちゃうのはボクだけか?
どうせなら徹底的に「ダメなヒーロー、頑張ります」で良かったんじゃないかな?と唸ってしまいましたよ、ボクはね。
キャラ的には、最近のアメリカのヒーローモノに絶対不可欠の「悩めるヒーロー像」っていうのがメインのストーリーだっただけに惜しい。
普通、このお題の脚本なら...
「嫌われてるヒーローが、ひょんなことからみんなに尊敬される。ところが悪の組織に騙されて、またみんなから嫌われるハメに。それでも一人の少女は彼を好きでいてくれた。その少女のために立ち上がる!」みたいな感じで良かったんじゃないかっ!




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