2009年12月25日金曜日

やわらかい手

ヨーロッパ映画、、舞台は英国ですね。
「IRINA PALM」というのが題名、邦題が「やわらかい手」というわけで。
邦題の方は映画の内容、、核の部分を表現してるわけですね。
やわらかい手 スペシャル・エディション [DVD]
B001AX11NQ


正直言って、最初は「地味な映画やな」って思って観てましたけど。
いやいや、なかなかどうして。
良い作品でした。ハート



やわらかい手@ぴあ映画生活ロンドン郊外、、かなり田舎っぽいところに住む「マギー」おばさん。(おばあさん)
旦那に先立たれ未亡人なんだけど。
かわいい孫のオリーの病気のことが気になって仕方ない。
ある日、医者にオリーはオーストラリアの病院にいって手術を受けないと死んでしまう、と告げられる。
手術費用は無料だが、渡航費用、滞在費用がない。
息子夫婦は途方に暮れる。
かわいい孫のためマギーは費用を何とか用立てようと走り回る。
でも自宅も既にこれまでの病院代で抵当に入れており貯金もなく頼るアテもない。
そもそもマギーはこれまで職歴もなく、平凡で何も知らない「未亡人」なのだ。
簡単に大金を用立てられるわけがない。
マギーは途方に暮れて街をさまよう。
そこに目に飛び込んだのが「接客係募集、高給」と書かれた張り紙。
マギーは藁をも掴むつもりでそのポスターのお店に入り面接を受ける。
しかし、そのお店はなんと「風俗店」だった。
マギーおばあちゃん、、ウブだからね、何も知らないんですよ。(^^ゞ
え?!こんな穴から男の人のアレが出てくるの?
それを手で...きゃあ、わたし、そんなことできません!と店を出ようとするマギー。
その後ろ姿に店のオーナーのミキの「週に800ポンド稼げるぜ」の台詞!
マギーは一晩悩んだ。
翌日、マギーはミキの風俗店に訪れた。
そうマギーおばあちゃんは「男性を手で絶頂に導く」仕事をする覚悟だった。
そもそも仕事なんかこれまでしたことのないマギーおばあちゃん。
やるからには真面目にやってしまう。(笑)
そもそも天性の「ゴッドハンド」の持ち主で、その「やわらかい手」は徐々に評判になる。
数日後には店で一番の人気になってしまうマギーおばあちゃん。
「もっと稼がないと、、お金が要るのよ。」とオーナー、ミキに訴える。
ミキは考えた結果、マギーに「イリーナ・パーム」という芸名をつけ、大々的に宣伝を始める。
マギーおばあちゃんの人気に火がついた。
ミキの風俗店は満員だ。
マギーおばあちゃんの右手が「腱鞘炎」になってしまう。
「右手がダメなら左手があるだろ?」とミキ。
黙々と働き続けるマギー。

しかし、そんなマギーの変化を家族や友人たちは、、怪訝そうに見ていた...
ついに息子はマギーの後をつけ、自分の母親が毎日どこに出かけるのか?調べようとする...


さあ、オモロイ。
続きは観てね。
あらすじだけ読むと「卑猥な映画」と勘違いするかもしれませんが。
決して卑猥などではなく、そういうシーンもマギーおばあちゃんの可愛さで卑猥に見えません、逆に滑稽な感じに仕上がってますね。(笑)
ちょっと意外な方向にストーリーが進みますが、良い映画だと思います。
また主演女優もいいね、マリアンヌ・フェイスフル
きっと若い頃は可愛らしかったんだろうなぁ、と容易に想像できますし、なんて可愛いおばあちゃんなんだろ?って思いましたね。
ヨーロッパ映画らしくBGMは何とも不思議な?感じでした。
ツイン・ピークスのそれのようにギターを「ぽろろん♪」と爪弾く感じの寂しいBGMでしたけど、画面とよく合ってましたねぇ。

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