2011年5月16日月曜日

レポゼッション・メン

原作が「マッチスティック・メン」と同じなんだって。
そういやタイトルがよく似ているぞ。
原題は「REPO MEN」。
作品中では「回収屋」と訳されてましたね。
336631_003.jpg (450×330)

主演はボクの記憶に残ってるのは「シャーロック・ホームズ」のワトソン君だったジュード・ロウ
それと名脇役のフォレスト・ウィッテカーですね、この役者は渋いです。

レポゼッション・メン 【Blu-ray ベスト・ライブラリー100】
B004V33UCW

簡単なストーリーは。
近未来、人工臓器に交換することで長生きできるようになった都市が舞台。
高額な人工臓器を販売する「ユニオン社」の「回収屋」として働くのが主人公のレミー(ジュード・ロウ)。
回収屋ってのは人工臓器のローンが払えなくなった人物から人工臓器を取り外して回収してくるのが役目。
作品冒頭の説明で「クルマのローンが払えなくなったヤツからクルマを取り上げるのと同じ。」というわけです。
でもそんな仕事を妻は良く思っていない。
「回収屋を辞めて販売員に」とお願いされるも。
収入は回収屋のほうがずっと良いし。
子供の頃からの付き合いの相棒(フォレスト・ウィッテカー)もいる。
ところがある日の事件以来、妻はいよいよ別居、子供とも会えなくなる。
そんなときに人工心臓の回収作業にてAEDを使用したら誤作動して、レミーの心臓が黒こげに。(汗)
哀れ、レミーは人工心臓を使うことになってしまう。
まあ、回収屋稼業さえしっかりやってれば良いでしょう、って思ってたら。
レミーの心境に変化が。
結果、回収作業がうまくいかなくなり、レミーは今度は回収屋から追われる身になるわけです。
レミーの心境の変化に大きく関係したのが全身が人工臓器の女の娘「ベス」(アリシー・ブラガ)の存在が影響してるわけ。
「狩る側」が「狩られる側」に、っていうシチュエーションは他の作品にもありますが。
(マイノリティー・リポートとかね)
この手の作品の特徴は「狩る側」が絶対的有利な立場であることですな。
このレポ・メンでもスキャナーみたいなので調べたら身体の人工臓器が「ローン払えてません!」って反応しちゃうわけですから。(汗)
逃げたってダメってこと。
人工臓器を取り出すシーンとかけっこうグロいシーンもいくつかあるので注意です。
(痛そう、というだけでエゲツナーってほどではないですが。)

前述の通りシチュエーションは「マイノリティー・リポート」に似てますけど。
あの作品のようにハッピーエンドにならないんだよね。(汗)
作品の最期の3分ぐらいで「大どんでん返し」を喰らってアンハッピーエンドに真っ逆さまに突き落とされます。(>_<)
落とされ方は最近観た「エンジェル・ウォーズ」に近い風味かな。
ああいうオチで落とされたけど、けっこう好きな部類の作品です。(^^)
映画の全てがハッピーエンドだとそれはそれでつまらないもの。
世の中、そうそううまくいくストーリーばかりじゃない、ってこと。
うん、そういう感じでラスト3分を観たら、けっこう良作だったんじゃない?この映画!って思えてきますよ。(^^)
好きです、こういう感じの裏切られ方。(マゾか?)


0 件のコメント: