2011年5月15日日曜日

ブラック・スワン

アカデミー賞のおかげで前評判がすごく高くなって。
Padme_Amidala5.jpg (403×599)
超美人である。
ボクの期待も「かなり」高かった作品。
かなり観たかった…理由は…
まず、監督がダーレン・アロノフスキーであること。
去年観て結構気に入った作品「レスラー」の監督ですな。
んで主演がなんといってもStar Warsの「パドメ女王」のナタリー・ポートマンであること。
パドメ女王って誰だっけ?っていうヒトに説明するには、一番早いのは「ダースベーダーの恋人」という説明が一番早いかな?もっと言うならルーク・スカイウォーカーとレイアのお母さん、ですね。
とにかく美人。
しかし、Star Warsは2002年の作品。
もう9年が過ぎていたわけです。
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現在29歳だそうです。
いやあ、さすがに10年近く経過するとパドメ女王も劣化してるでしょ?と思ったら…

ほぼ変化なし。(汗)
恐るべしハリウッド女優…

まあ、そんなわけで、かなり期待して観ました。
んでいつものように事前に映画の情報はできるだけ仕入れずに。
先入観なし、の状態にして観に行きました。
知ってたのは「サスペンス?」であることと。
バレエがテーマであること。
それぐらいです。

ネタバレしない程度にストーリーを書くと。

場所はニューヨーク。
ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するニナ(ナタリー・ポートマン)がヒロイン。
これまでにない「白鳥の湖」をバレエ団は企画し、その主演にニナは選ばれる。
大役に選ばれたことによって、生まれるプレッシャーと、ライバルたちとの葛藤。
うーん、そんな感じ。
あんまり書けないデスネ。


…というのも。
サスペンスといっても。
犯人捜しなストーリーではないし。
「大どんでん返し」が用意されてるわけでもない。
もう、始まりから最期まで「一本筋」です。(汗)
んで、その「一本筋」の筋ってのが、とことんまで追い詰められる、という心理描写、、これだけです。(>_<)
「モウヤメテアゲテ!」と呟いてしまう、それぐらい、ニナは追い詰められていきます。
しかし、これも「自分で追い詰められて」いっただけで。
誰かが追い詰めたわけじゃない、、母親の「役に殺される」という言葉が表すように、白鳥に追い詰められたわけですね。
悲しいまでに弱く可憐で美しいニナ。
それとは対照的に自由奔放で美しいライバルのリリー。(ミラ・クニス
ニナはリリーのその自由な美しさに嫉妬のような感情を抱くんだけど、それが自分で何なのかわからない。
不安や疑心暗鬼なんかの気持ちが入り乱れてますます堕ちていきますな。
もうこの辺まで観てたら「ああ、もう観てられないよ!」って、こっちも落ち込んでいきます。(笑)
ものすごい「女性ならではの世界ですね、これ」な感じ。

ネタバレ的になっちゃうけど。
極論から言えば、この映画、、ニナ、、ナタリーの「一人芝居」的な要素が強いですよね。
魅力的な脇役ってのもあまり必要ないぐらい、、それぐらいナタリーの圧倒的な「役者バカ」が観れます。
作品の始まりと終わりでは「うひゃ?!」と思うぐらいニナの顔つきが変わってきます。
同一人物とは思えないぐらい変化しますねー
どんどんやつれて細くなって頬が痩けてくる…目つきまでが変わってくるし…
ああ、こわい!

久しぶりに観終えてからかなり長時間「余韻」を残した作品でしたね。
いろいろ考えたりもした。
結局、「ニナは誰も傷つけていないんじゃない?」と思ったんだけど。
(ああ!そういや、お母さんの指をドアで挟んだっけ?!)ってことで「お母さんの指は傷つけた」ということでした。ちゃんちゃん♪
けっこうエロいシーンもあるんですが。
ナタリーのムフフなシーンが拝めるのか?と期待したんですがダメでした。(´д`)
エロいシーンもそんな下品な心にさせないぐらいの勢いでしたとさ。(TдT)
役者バカ&ダンサー魂!ということですか?これ、、「レスラー」より熱いスポ根ってこと?
いや、根性っていうもんじゃないな!
もっと違う何かだ!でもオサーンは持ち合わせていないモノだな、これ!

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