2013年9月5日木曜日

パシフィック・リム

六本木ヒルズで鑑賞。
観たかった作品なんだけど、なかなか時間が取れず、やっと観れました。ヽ(^o^)丿
まずなんといっても、冒頭からぶっ飛び。
「なぜ?」「どうして?」は一切割愛。
「宇宙人が攻めてきた、しかも怪獣(カイジュー)を使って、海からやってきた。」の一言で説明終わり。すごいぞ。早い。
あっという間に人類は大ピンチになる。
そこで考えだされたのが人類の英知を結集して造られた巨大ロボ「イェーガー」(ドイツ語で狩人らしい)。
この説明も短く、人間が二人乗り込んで操縦するのだっ!で終わり。端的に説明されすぎっ!(汗)
ついてこいよー!って感じで最初の5分ぐらいで全説明が終了するのである。
パシフィック・リム
話についてこない奴は失格だ!
そして、カイジュー(怪獣)が進化していき、最初はイェーガーが勝てたんだけど、だんだん勝てなくなってきて。
最近じゃ、連敗だぜ!な時代になって。
兄弟でイェーガーを操縦してたんだけど兄貴が殺されちゃって弟だけが生き残る。
この弟が主人公だ。

イェーガーが勝てなくなった人類は、何を思ったか?ロボット戦略を諦め、巨大な壁を建造し、怪獣の都市への侵入を防ぐ、という計画に人類の存亡を賭ける、という暴挙に出る。
イェーガーは新たに製造されなくなり、組織は大ピンチに。
組織のボス、スタッカー(イドリス・エルバ)は弟、ローリー(チャーリー・ハナム)を組織に連れ戻し、再びイェーガーを操縦させて戦おうとする、、、っていうストーリー!!


感想!!

正直、豪華な俳優陣!とは思えない作品だったけど、内容勝ちで面白かった。
監督のギレルモ・デル・トロはヘルボーイを創った監督なのでロン・パールマン(ハンニバル・チャウ役位)をキャスティングしたんだよね、きっと。知ってる俳優は彼ぐらいだった。

まず、完全に日本の怪獣モノを意識した作品で、マジンガーZなんかに興奮した僕らの世代は、涙モノの作品でしょう。
巨大ロボットを人間が操縦して怪獣を倒す、というシチュエーションは昭和世代の男子は全員憧れたはずです。
この作品も、「細かいことはどうでもいいわ、存分に楽しんでくれよ。」的な作品になってて、怪獣が大暴れして、そこに巨大ロボが超かっこ良く登場して戦う、だけで鳥肌です。
あとはどうでもいいです。
パシフィック・リム
細かいことはどうでもいいのだ!
そもそも、香港に後半登場した怪獣は羽が生えて空を飛び回っていたのに、なぜ人類は「壁を建造」して怪獣の侵入を防げる?と思ったのか?ツッコミそうになりましが、そんなこともどうでもいいのです。
たぶん、組織のボス、スタッカーのモデルはスラムダンクの赤木キャプテンだと思うんですよねー。
こういう性格のヒトじゃない?
精神論まで「ジャパン」な感じなこの作品でしたが…
ひとつだけ残念な箇所が。
それは「アイアンマン3」でも書きましたが、この作品でも見受けられる「道具とヒトとの繋がり」が日本人とアングロサクソンとはぜんぜん違う。

我々、日本人はロボットであれ、武器であれ、愛用する道具には「自分の魂」が宿る、と考えているのだよねー。
なので、マジンガーZでも兜甲児は、自分の分身のようにマジンガーZを大切にするのであーる。
間違っても、イェーガーの末路のように、爆弾の代用になんかしないのである。
仮に爆弾代わりにしたとしても、かなりの葛藤を演じるはずである。
ところが、この作品でもイェーガー操縦者たちは壊れてしまうイェーガーに対して何のリスペクトもない。
さっさと修理して、また戦うぜ、といった感じである。
パシフィック・リム
戦うのみ!
最終的にはイェーガーの犠牲のおかげで人類は滅亡せずに済むのだが。
そんなセリフはどこにもなく、ただ「勝った、勝った。」で大騒ぎするだけ。
この辺は実に残念である。
日本をよく研究したと思えるだけに惜しいなぁ、、、と。

しかし!
ロボや怪獣の「巨大」感は圧倒的でした。
似たようなので「トランスフォーマー」シリーズがありますが。
あれの数倍「でかいわ!」って感じがしました。
音もすごいし、とにかく「でかい!」「大きい!」「重い!」って感じがパネェっす。
映像もとにかく「対比」させまくりで「ヘリコプター」「クルマ」「船」なんかをわざわざ映り込ませて怪獣の大きさを感じれるようにしてましたねー、ああ、、、大きいわーー ダイスキ!


エンドロール後、、10秒ほど、、ヘルボーイがクローズアップされますが、、必要か?あれ?(笑)

40歳代以上の男子は観るべき作品であーる!間違いない!!







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