2012年1月6日金曜日

ボーダー

邦題「ボーダー」で原題「RIGHTEOUS KILL」です。
直訳すると「正しい殺人」とでも?
要は「悪いやつを殺してどこが悪いねん?」的なヤツですわ。
そこから判断すると邦題「ボーダー」は「境界線」っていう感じっすかね。
まあ、正義と悪の境界線は?っていう含み?そんな風味でしょう、きっと。
相変わらず邦題のセンスはよくわからない。
年齢的にはもうとっくに「お爺ちゃん」な ロバート・デ・ニーロアル・パチーノが主演。
ボクはアルが大好きでして。
若い頃のチンピラ風味はもうハンパなく好きです。
そしてあとから知ったんですが、この作品には現在の若手チンピラNo1のジョン・レグイザモが、すばらしいチンピラ役で出演してました、すばらしい。
新旧チンピラ俳優共演、といったところでしょうか。
そこにデ・ニーロの「ギャングのボス」の絡み、、ああ、、もう完璧でしょう。
といっても!!
この映画は刑事モノですから!!(笑)
チンピラといってもみな刑事だよっ!

大まかなストーリーは…
ターク(デ・ニーロ)とルースター(パチーノ)のコンビの初老刑事、、いや、、ベテラン刑事が織りなす物語…
逮捕しても釈放されてしまう凶悪犯にいらだちを隠せない二人…
ある事件で偽の証拠品をでっち上げて、凶悪犯を刑務所送りにしてしまう。
この件をきっかけにタークとルースターの周囲で、凶悪犯が殺されていくという事件が多発。
タークに容疑がかけられペレス刑事(レイクザモ)が執拗に追いかけ回す。
時折、挟み込まれるタークの「自白ビデオ」。
すべての状況がタークが殺人犯であるように示している。
相棒のルースターは「そんな馬鹿なことがあるかい!」とペレス刑事に食って掛かる。
そこにタークの愛人カレン(カーラ・グギーノ)がルースターに…

そういうストーリーです。
いわゆる「犯人捜し」的な映画だとは思うんですが、簡単に犯人は解ります。
なにせ消去法でいくと「デ・ニーロ」が犯人でない以上、残りはもう…。(;´∀`)
そういう意味で「推理モノ」として観るとちょっと物足りなすぎますので注意。
この作品はあくまで「オサーンの渋さ」を観るべきですね。
デ・ニーロのオサーン(現在68歳)なのに女ヤリまくり!な羨ましさタフネスぶり、カッコイイです。
パチーノは、もうオサーン通り越えてオジイチャーン(現在71歳。)なんですが、それでも「やんちゃ小僧」の雰囲気を匂わせてこれまた素敵です、こんなオジイチャーンになりたいものです。
ボーダー
素敵なオジイチャーン二人組
実はアル・パチーノは背が低く、短足で遠目は格好悪いんですよね。
なので映画だとどの作品でも「顔のアップ」のカットが多く、全身を舐めて写すカットってのが少ないように思ってます。
なのでこの作品でも全身のカットってワンカットかツーカットぐらいしかない。
しかも短時間です。
見逃さないようにしましょう。(笑)

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