2012年11月4日日曜日

J GREEN SAKAI 3H ナイターエンデューロ

前述のとおり、あまり盛り上がってこない自分のマインドに抗いつつレース当日を迎えました。
ナイターという夜間にやるレースは初めての経験。
いつもと違い、朝はのんびりと出来る。
目が覚めてからレースバイクの整備とかやり始めた。

今回のレース機材はほぼいつもどおり。
PRINCEにEASTON EC90AERO(前輪)EC90TT(後輪)の組み合わせ。
コンポはDura-Ace Di2で53-39TX25-12Tのギア。
安全のために前照灯と尾灯を装備せよ、とのことでしたので
尾灯はこれ
キャットアイ(CAT EYE) セーフティテールライト TL-LD650 RAPID5
B005VA8XDU
前照灯は持ってくるのを忘れたので会場で販売されてたやつを購入。(恥)
って、これ、普段使ってるヤツと同じやん。(+_+)
ってことで同じのをまた購入したわけです。まあ気に入ってるからいいか。
キャットアイ(CAT EYE) LEDライト ブラック HL-EL130
B000I2KNSY

タイヤはいつものSOYOUPstreamです。
前回の美浜での落車事故で前輪が裂けちゃっていたので張り替えました。
DSC02169.JPG
お世話になってます。
今回はバイクカメラでContourも使ってみました。
数多くあるこの手のカメラでロードバイクに一番適している?んじゃないかな?って思って選びました。(ボクのは並行輸入モデルです。)

ダラダラと準備のできたバイクで近所を散歩してカフェでまったりお茶してた。
最近お気に入りのカフェにて
(寒いからブラックまんまジャージで走ろうかな?)とか考えながらお気に入りのAgattoでカフェイン注入。
なんかまあ実際にはアレコレ考えてはいたんだけど、今はもう何を考えていたのか?忘れた。(笑)
このあと、帰宅してバイクをクルマに積み込み、堺市へ。
午後2時半頃、堺市駅に到着。
ホテルにチェックイン。
スタートが午後7時をすぎるので、ランチタイムをずらし、午後3時頃から昼ごはん。
大好物の卵焼きを食べる。
少し休憩してから午後5時過ぎに会場へ。
IMG_20121103_173601
受付開始
会場へ到着するとキャプテン(@mechahide23 )とヨリッチ(@yoricchi9 )はすでに到着してた。
ほどなく合流後、選手受付に。
受付が終わると試走時間まですることなく、寒さとの戦い。
11月とはいえ日が沈むと一気に寒くなる。
ワンピース&レッグウォーマーか?冬用ジャージか?で悩んでいたけど、ここで「冬用ジャージ」で走ることに決定。
寒いわっ!(-_-;)
アンダーウェアも長袖のシャツにした。(CRAFT製です。)

試走時間開始。
一周2.4kmぐらい?
投光器で照らしてくれてるとはいえ、やはり暗い。
普段も夜道を走ることを避けているので、慣れない。
薄暗い感じ?はどうも怖いなぁ。
レースが始まればどうにかなるのかな?と思いながら数周回走ってみた。
感想は「速いレースになりそう。」ってこと。
アップダウンがなくてきついコーナーもない。
ほぼブレーキなしで曲がれるところばかり。
(こりゃ、速度を乗せた者勝ち的やねぇ。)って思った。
J GREEN SAKAI 3H ナイターエンデューロ
レース前の記念撮影
  • 第1走者 ヨリッチ(@yoricchi9 )
  • 第2走者 ボク(@susamishin)
  • 第3走者 ナッカン(@w14satoshi )
1時間交代。
事前の作戦会議でこう決まっていた。
っていうか、ボクがこうお願いした。(笑)
というのもナーバスしんちゃん状態だったのと、左腰の怪我が心配だったので、勝敗が決するだろうと予測された最終走者は勘弁。
スタート時の混沌もまだ怖かったので回避。
この消去法でボクは第2走者ということにしてもらった。
J GREEN SAKAI 3H ナイターエンデューロ
スタート時のヨリッチ&キャプテン
美浜が終わってからのボクはなかなか練習する時間が取れず。
ほとんどローラーの上でしか乗ってなかった。
実走はほんの僅か。
なかなか上がってこないモチベーションに苦しんだ数週間でした。
(レースに出れば。)という思いが強く。
みんなの笑顔や声援を受ければまたペダルを回せる、という気持ちが強くあった。
そういう意味での出走。
チームメイトには申し訳ないが「いい結果」を出せるような状態じゃないなぁ、とは感じてた。
落車の怪我もまだ完治してない。
トレーニングでも60分を超えてくると、左腰に痛みが走る。
ある理由から痛み止めを飲めなくなったので、痛みは耐えるしかない。
これも不安要素。
走ってる途中で痛くなったらどうしよう?とか、内心はらはらドキドキでした。

申し訳ないがヨリッチには(うーん、早々に千切れてくれたら助かるぅ~)って思ってましたもん!(笑)

と・こ・ろ・がっ!(+_+)

午後7時45分
ローリング・スタートでレース開始。
マトリックス・コントロールで1周終えるとリアルスタート。
一気に加速。
予想通り、先頭集団はすごく速い。
高速レースだな。
数周を終えると大集団がバラけてきて、いくつかに分断。
先頭集団は早くも十数名に絞られ、ぶっちぎりに速い。
全員ソロの選手のようだ。
その先頭集団の後ろにチームエントリーの大集団が。
その中にヨリッチの姿が。
しかもかなり前方で頑張っている。
うーむ、いかんぞ。
こりゃ、ボクも頑張らなければならん。
にわかに「闘争本能」に火を点けられた格好になり、ヨリッチのローラーに乗ってアップ開始。(汗)
ローラー中も耳は実況アナウンスに釘付けだ。
ボクの予想に反してヨリッチは頑張る。(汗)
どんどん順位を上げていく。
そして「現在5位、チームまんま!」のアナウンスが。
「うわー、入賞圏内に入ったわー。」と色めき立つ応援団。
GENさん(@CAAD9er )や監督代行(@i_tomo_RA5 )も応援に熱が入りだす。
J GREEN SAKAI 3H ナイターエンデューロ
監督代行!それは野菜パンです。
ローラーやってても寒くてそんなに汗が出ないし。
実況中継が気になって仕方ない。
なのに、アナウンスは順位のことはあまり話してくれない。
うーん、いまヨリッチ、、何位なんだろ?
そんなことばっかり考えててウォーミングアップに集中できない。
そうこうしてると、、アナウンスが…
「順位は、、現在第3位チームまんま!」の声が!

えー
まずいやん。
表彰台に乗っとるやん。(+_+)
ヨリッチ、、頑張りすぎや。
これでボクと交代して、ボクが順位下げてしもたら、「重大責任」になり、どんな責め苦をうけるかわからない。(T_T)
全裸野外プレイでは済まない、恐ろしい拷問が待っているっ!
(このままではまずい)
8時半に助監督から「そろそろ出番」の指示。
アップを終え、ヨリッチの戻るのを待つ。

(どう考えても「まずい展開」や…)

GENさんから「もうすぐ監督(@manma_mama )と団長(@Manma3)が来る。」との情報も耳に入る。

ヨリッチはまだ3位で頑張っている。
ボクが走って表彰台から転げ落ちたら監督から地獄の責め苦(オプション)を受けるかもしれない。
緊張がボクのカラダを稲妻のように疾走る。

(よし!この感覚やっ!)

この鋭い緊張感!これで走れるっ!
そう感じた、そのとき、ヨリッチが戻ってきた。
エースのナッカンが右足首にセンサーを取り付けてくれてバトンタッチ完了。
(いくでーーっ!)
マインドはアゲアゲになってたっ!
バトンタッチのタイムロスでどれぐらい順位を下げたのか?
走ってるとさっぱりわからない。
そしてヨリッチがいた集団はどこなんだろう?
選手交代のタイムロスで先へ行ってるはずなんだけど…
踏んでも踏んでも先に集団がいない…?
なんでやなんでや?
速度は40km/h以上で踏んでるのに集団が見えてこない。
(おっかしいーな??)
考えてもわからないので、とりあえず、そのへんにいる小集団(グルペット)で少し休憩しては、また加速して先へ行ってみる。
でも集団が見えない。
うーん?
なんでやねん。
4周回目で思いっきりアゲてみた。
それでも前は見えなかった。
(まいった!このまま踏んだら最後までペースを維持できない。)
そう思って踏むのをやめた。
そしたら、後ろから声がした。
「しんちゃん!この集団に入って!!」
コワケン選手!(@KengoKowatari )
(助かった!)
そう思って着いた。
15人?20人ぐらいのプロトン。
ここにいたのか!
なんだ?前ではなく後ろにいたんだっ!(+_+)
どうなってんの?

やっと、安定したプロトンに入ることができ、速度も心拍数も安定。
ローテもしっかり機能してるし、コワケン選手を始め、数人のゲストライダーがこのプロトンをコントロールしてるようだった。
安心して走れる中に入ったので、俄然、落ち着いて走ることができた。(^^)
一時はどうなることか、と思ったけどタイムも周回3分ちょっとで固定。
後続を引き離せるし、プロトン内ではうまく立ちまわる自信があったので、効率的にローテも回せた。
Split
Time
Distance
Avg Speed
Summary1:03:43.940.5338.2
110:29.26.4036.6
27:07.14.2736.0
36:47.94.3338.2
43:12.02.1540.3
53:16.02.1339.2
63:19.62.1438.7
73:12.02.1440.1
83:18.12.1338.7
93:22.02.1538.2
103:17.12.1338.9
113:17.92.1338.8
123:18.22.1438.8
133:18.82.1438.8
143:21.22.1438.3
153:06.92.0238.8
ボクのいたプロトンも周回を重ねるごとに小さくなっていった。
どうやら選手交代でピットインしたら、もう戻ってこれないようだ。(タイムロス)
高速レースはこのピットインのタイムロスが一番の敵かもしれない。
一度、離れたプロトンに戻るのは至難の業だ。


次のボクの集中場所は「ピットイン」。
残りタイムを睨みつつ、少しでもいいタイミングで抜け出してナッカンにバトンを繋ぎたい。
それには「プロトンが一番速度が落ちている時」に抜け出してピットインしてナッカンをコース上に戻す。
このタイミングを見極める。
それにはできるだけボクが前に出てプロトンの速度を下げていくこと。
そして、一番後ろに下がってから最後は踏んで踏んであげてピットイン。
このタイミング。
プロトンの人数が減りだした。
1時間交代が一番多いんだろう。
みんなピットインしていく。
プロトンが小さくなり速度が落ち始めた。
ボクはあらかじめ「あと3周走ります」の合図を出していた。
プロトン内の会話で「おれ、あと2周で入ります。」なヒトが多かったから。
減った時にいっしょにピットインはまずい。
減った時に、残りもう1周、牽いて余裕を開けてから戻る!この作戦。
「ラスト1周!」
ピットの団長に合図を出して、プロトンの前に出て牽きたおす!時間稼ぎだ!
プロトン内のコワケン選手にも「つぎピットインします、ありがとうございました。」と告げた。
最終コーナー回ったら、コワケン選手が前に出てくれて、ピットイン入り口までアゲてくれた。(^^)
思い描いていた通りの締めくくりができた。
ありがとうございました。

チームメイトの待つピットに入ると「しんちゃん、ようやった!いま2位やで!!」とGENさんが。
(おおっ!良かった!これで拷問されずにすんだっ!)(+_+)
なんとかチーム順位を下げず、ひとつアゲてのピットインでした。\(^o^)/
あとはエースのナッカンに託すだけ。
ピットイン直後のボク。安堵の笑顔。
ピットでのチームメイト、応援団は怖いぐらいに色めきだっていた。(笑)
この環境下でウォーミングアップしてたナッカンはさぞかし気が散っただろうな。
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
むしろはやくコース上に出たかったに違いないだろう。

さすがエースのナッカンは1周してくる頃には、プロトンに戻っていた。
そして早くもプロトン先頭付近で陣取り、余裕の戦闘開始。
(あ、こりゃ、ナッカンが勝つな。)って思った。
それぐらい余裕に満ち溢れプロトンをコントロールしてた。
ピットの前を通るたび、応援団がナッカンに大声で指示を出す。
それが全員が全員、違うことを大声で叫ぶので、たぶんナッカンには何も伝わってなかっただろう。
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
応援団もだんだん気づき始め、「こりゃ、@Manma3団長に指示は任せよう。」って変わってきたもん。(笑)
ナッカンは圧巻の走りだった。
さすがチームまんま(@team_manma)のエースライダー。
常に安定してプロトンを支配。
同じプロトン内にライバルがいるにもかかわらず、余裕の走り。
(こりゃ、よほどのトラブルがない限り、いくやろ?)って思ってた。
途中から僕らのチームが暫定1位になり、そのまま周回を重ね、3時間経過。
ゴールラインに集まってナッカンを待つ。
集団スプリントになったけど、余裕の勝負でナッカン、片手を高々と挙げてガッツポーズのゴール。
僕らのチームは優勝した。(^^)
J GREEN SAKAI 3H ナイターエンデューロ
アナウンスで流れる「1位!Teamまんま!」でガッツポーズ
凹んでいたマインドもすっかり盛り上がり。
ご機嫌になったボクです。(笑)
今シーズン2度目の表彰台。
ひとりじゃなくチームメイトで登った表彰台はまた違う眺めでした。(^^)
J GREEN SAKAI 3H ナイターエンデューロ
てっぺん!獲ったどーっ!
J GREEN SAKAI 3H ナイターエンデューロ
どんなもんだい!
遅くまで応援してくれたチームメイトに感謝。
とても楽しいレースでした。

片付けが終わってホテルに戻ったら、もう日付が変わってた…orz
普段ならこんな時間は完全に寝てますわ!!
しかしこの夜は晩飯食ってなかったし。
腹が減ってどうしょうもなくホテルでルームサービス頼もうとしたんだけど、もうサービス終了だった。(TдT)
堺駅前をうろうろして深夜営業してる居酒屋チェーン店に潜り込んで晩御飯。
食べ終わってホテルに戻ったらもう午前2時を過ぎてたっ!
キャ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
夜更かししすぎやーオサーンには無理やーっ!
バタンキューで寝ちゃいましたとさっ!

ああーーーーっ!
おもろかった!!!


動画は現在アップ中。
アップ終了後、順次公開しますねー。
全部アップ完了。


追記
忘れてました。
各界の名士から多くの祝電(ツブヤキ)をいただきました、感謝。
ここで披露させていただきます。(^_^)









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