月に囚われた男

近未来では地球の資源ではなく月にある資源で人類は豊かな生活を営んでいました。
月の資源を採掘して地球にむけて送り届ける、という任務をつとめるサム。
３年契約で月でひとりぼっちで作業をする。
相棒はロボットだけ。

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主人公のサム（サム・ロックウェル）の独り芝居が殆どです。
予算５００万ドル以下の低予算作品。
派手なCGとかもナイデス。
一応、SF映画ですけど。
宇宙人とか出てきません。
監督のダンカン・ジョーンズ（おやじさんはあのデビッド・ボウイ）の渋い才能が光ってますね。

任務終了まであと２週間のところでサムは不思議な光景を目にする。
それをきっかけに雇用主の企業に疑問を持ち始める。
なぜ地球と直接交信できないのか？
愛する妻もビデオレターばかりで直接は話せない。
会社（韓国の企業でしたね）は通信設備を修理しようともしない。
なぜ？

そして、ある日、船外活動中に深刻な事故に遭うサム。
瀕死の重傷を負う。
そしてこれが謎を解き明かすきっかけになる...

何かがおかしい、このミッション、、その隠された全貌が明らかになり驚愕するサム。
普通なら自暴自棄になるんだけど、、「自分に残された契約期間はあと２週間、これが終わったらボクは地球に帰る。」と言い続ける。
帰ってどうなる？と思って観てたけど。
作品はそこまでは描いていない。
エンディングはボクには「ちょっと」満足できなかったかな。
ちょっとアメリカチック、ハリウッド的な終わり方だった。
はっきりとエンディングを書かない方が良かったかもしれないね。

久しぶりに「面白い」ひねりのある作品に出会いました、満足っす。
「...宇宙の旅」みたいな小難しいことはないので楽に観れますよ。