2009年9月14日月曜日

グランフォンド茶臼山

鈴鹿の敗退からモチベーションが上がらずにフニャフニャしてたんです。
この茶臼山も、当初「DNSしちゃうかな?」って思ってたんですが。
まあ、天気がよけりゃ気持ちよさそうだし、走りますか?って感じで参戦を決意。
その他の「裏目的」として、恵那から明和鉄道に乗ると、辿り着ける「極楽駅」というところに行ってみました。(^。^)
極楽駅
無人駅でした...
極楽駅
「行ってみたい!」と思った人にアドバイス!
事前に位置をチェックしてから行った方が良いですよー。
実際にはかなり分かり難い場所にあります。
国道を走っているとコンビニの裏手にあるので見えません。(笑)
20mほどのホームがあるだけの無人駅なので、全然それらしい趣はありませんぜ。(^g^)極楽駅極楽駅極楽駅極楽駅極楽駅極楽駅

極楽駅からさらにえっちらおっちら愛知県目指して南下すること20kmぐらい?でスタート地点に到着。
グランフォンド茶臼山スタート地点 by you.
今回はパンクすることなく、スタートの1時間前に到着できました。(^。^)
グランフォンド茶臼山スタート地点グランフォンド茶臼山スタート地点
「うわー、自走で来たんですか?」と問われましたが。
他に手段がないんですよね、このスタート地点だと。(笑)
ボク、運転できないし、クルマも持ってないから。

(社会人失格ですか?

8時ちょうどにスタート。
今日のコースは大きな峠が3つ。
10%超の登りが延々と続く茶臼山高原コースなんだそうです。
(ブリーフィングで聞いてビビった。)
鈴鹿のセッティング(フロントはコンパクトではなくノーマル52T)のままで来ちゃいました、クランク交換めんどくさかったから。
スプロケだけ12-25Tにしては来たものの。
39T-25Tで登れるんかなー?と不安を抱えたままスタート!!
グランフォンド茶臼山 at EveryTrail

Map created by EveryTrail: GPS Trail Maps
スタートしてすぐに最初の峠コースが登場。
まだ汗もかいてないのに!って感じだけど。
ボクは既にスタート地点まで40km近く走ってきてアップ完璧だからさ。(笑)
登り区間に入ると、他の人は苦労してたみたいだけど、ボクはがんがん登れた。
スタートは後方から出発したけど、この登り区間でかなりごぼう抜きに出来たと思う。
おそらく前から20番目?ぐらいまでは順位を上げることが出来たように思う。
この登り区間が終わると、当然、一転して下り坂。
ここで凄いことが発生。
勾配10%の下り坂を走っていると、後方からもの凄いスピードで後続が抜きにかかってきた。
個人的に「アマチュアレースで下り坂で勝負に出るな。」というの守っているボクには「信じられない行為」だった。
一応、ボクでも下りなので時速50km程度は出てたとおもう。
そんなボクを抜いていくわけだから、60km以上の速度で飛んできてるわけだ。
いくら登りで抜かれたからって下りで攻めちゃいけないとボクは思うんだ。
ボク自身、まだレースに出始めた頃の3年前、登りで抜かれて、下りで取り返そうとぶっ飛ばして、曲がりきれずに落車して酷い目にあった経験があるのだ。
それ以来、「いくら登りで負けても下りで攻めない。登りの悔しさは登りで晴らす。」と心に刻んでいる。
案の定、抜いていった20代のライダーがボクの目の前でスリップして激しい落車。
いわんこっちゃない、前日の土曜日は大雨だったんだぞ、落ち葉は濡れていて、それが路面上に散乱してるんだ。
厚み2センチのタイヤなんで一発でバランスを失う。!
バイクは横倒しになってクイックから火花を光らせて吹っ飛んでいく。
ライダーは悲惨なことにヘルメットのロックをちゃんとしてなかったのか?転けた瞬間にヘルメットが吹っ飛んでいって、頭が丸裸に。(T_T)
ボクは抜かれて20m後方を走っていたけど、彼は路面を10m以上滑っていき、道路の真ん中でストップ。
ボクは必死で「彼を轢いちゃいかん」と必死の回避。
ブレーキかけると自分も吹っ飛びそうだったので、ノンブレーキでハンドルと体重移動だけでなんとか彼の頭上1mぐらいのところ走り抜けた。
(うぉーやべーーー)
そのまま走り抜けて50mほど下ったところで停車。
他のライダーも駆け寄ってきて事故者に声を掛ける!
「だいじょぶかー!!」
返事がない。
やばーー気絶してるー!
ボクも近寄ろうと走っていった。でもその前に、このまま後続からクルマでも来たら全員、撥ね飛ばされる、と思ったので。
あとから近寄ってくる他のライダーに「こっちはいいから!後続に知らせて!クルマを止めて!!」と大声で叫びました。
事故者に近づくと意識が戻っていた、けど、目の焦点が合ってない。
頭を激しく打っているので意識がもうろうとしてるみたい。
2人でなんとか事故者を路肩へ寄せよう、と担いで動かしたら「痛い、痛い」と唸ったので。
(ありゃ、骨が折れてるかな?)と思いました。
が、道路の真ん中で寝かせてるわけにもいかないので、無理矢理移動。
ここで救急車を呼ぼう、ということになったのですが。
山奥だったので、当然のようにボクのソフトバンクは圏外ばりばり。(T_T)
役に立ちませんな。(DoCoMoにMNPしようと思ったわ。)
他の方がなんとか通話できたので救急車を呼んでもらって、ボクはその場を離れました。
(既に10人以上のライダーが集まっていたので、何にもできんのにいても仕方ないと思ったから。)
この時点で(あー今日のレースはタイムトライアルでは無くなったなー)って思ったので。
ロスタイム20分ぐらいあったね、事故で。

このあとブラジル人ライダーの2人組とグルペットで走り。
その後、5人ぐらい?の日本人グルペットに入れてもらい。
この5人で茶臼山の峠の入り口近くまで行きました。
峠の入り口で登りのペースが違うのでグルペットを解散。
登りはけっこうボク、ペースが速い方でいけるので、淡々と登りました。
でもノーマルクランクだったので、、、途中から「シオシオノパー」になってましたけど...
茶臼山高原
入り口から頂上までずっと10%が続く、、ってのも結構、珍しいですよね、茶臼山。
最後の方で15%がちょっとありました、これはさすがに凹みました。

そしてここでボクはまたひとつ大失敗。

なんと!
昼食会場のチェックポイントを「通過」してしまったのです。
気がついたのが「次のチェックポイント」でした。
このままだと「リタイヤ扱い」になるそうなので。
泣きながらUターンして戻りました。(死)
これでまた数十分のタイムロス。
この時点で「あーー今日はもう順位なんかどうでもいいわー、もう好き放題、走ろう」に変わっていました。(笑)

茶臼山を降りたら、最後の峠を越えたところで、仕掛けてみました。
(うぉーーーりゃーーーー!)
ぶっ飛ばしをやってみました。(笑)
4~5人ぐらいが着いてきました、気づいてました。
(千切る!千切る!)と自分を奮い立たせ飛ばしまくりました。
ここでこの日の最高速度「時速67.8km」をマーク!!
(よっしゃ!ついてこれまい!)と後ろを見ると、100m?200m?ぐらい離した!
(おしっ!千切りきる!)とすっ飛ばした!
しかし、後続も結構脚力あるひとたち!みるみる追い上げてくる!
(ああーーあかんかーー千切れんかー)
そして何度もボクは後ろをチラチラ見て(ねえーー先頭交代しようよー)とシグナルを送ってみたけど。
無反応。(笑)
そりゃそうだな、千切りの走りをしてて、千切れないとなってから「交代して」と言ってもダメよね。
こうなりゃ、行けるところまで行くか!いつも男のケツばっかり見てるから、たまには青空を眺めながら走るかっ!って覚悟しました。
ここからはアベレージ40km程度で牽きまくりでした。
うひょーーー気持ちいいーー!
前は誰もいません。
速い人たちはとっくにゴールしてるだろうし。(事故や引き返したりで遅れてるから)
まるで先頭走者の気分です。(笑)
たまに後ろを見て(着いてきてる?)を確認しながら「ぎゅいーーん!」と生まれて初めての「鬼曳き」ってのをやってみました。(^。^)

ゴール手前15kmぐらいで脚が回らなくなりボトルの水も空っぽになりました。
(もうダメだな)と悟り
後続のライダー達に「もうダメです、抜いていってください」と声をかけました。
すぐに2人のライダーに「おつかれっす、ありがとう」と言われて抜かれました。
さらに2人に抜かれましたが、この2人は今度はボクを牽いていってくれました、感謝。
ヘロヘロになりながら牽いてもらってなんとか4時間9分で100kmをゴール。(^。^)
ゴールのサインをしてるときに「鬼曳きでしたね!ありがとう!」と声をかけてもらいました、感動。☆
なるほど!これが「アシスト冥利」ってやつね!すごい気持ち良い!(笑)

なんだかんだ「モチベーションがいまいち」とか言いながら。
参加してよかったなー楽しかった。
ハプニングはいろいろあったけど、良い走りが出来たらそんなのは吹っ飛ぶんだね。(^^)
落車した方は、どの程度の怪我だったのか?訊いてませんが、軽傷であることを祈っております。
しばらくは自転車は怖いだろうけど、ぜひ、また一緒に走りましょう!と祈ってますね!

ボクに新たなモチベーションを与えてくれた茶臼山でした!おおきに!
またやる気、出てきたよっ!

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