2010年4月4日日曜日

ハート・ロッカー

なんちゅう緊張感!
えっと、、上映前にiPodを入れるポケットがなかったので手に持ったままでぼーっとしてたら。
そのまま映画が始まった...
タイトルコールなし。
「CMかな?」と思ってたら、本編だった...。(汗)
んで、、、終わるまで、、ずっとiPodを握りしめたまま...観続けてた...
リアルな「生死の境界線」を描いた作品ですなー、面白いです。(悪い意味ではなく)

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公開中の映画なので詳しくは書きませんが。

第2次世界大戦頃まではアメリカ軍ってのは、いつも敵は敵国の軍隊だったわけで。
それ以後の戦争は、軍隊とは戦っていないんだよねー。(厳密にはそうは言えないんだろうけど)
いつも、民間人(っぽい軍人とか)と戦ってるわけ。
20世紀の間にアメリカ軍は地球上で最強の軍隊になっちゃったので、他の国の軍隊が逆らうわけがない。
21世紀のアメリカ軍の最大の敵(最悪?の敵)は「民間人」ってことだ。
ハート・ロッカーでも、敵はすべて民間人(の格好をしている)。
誰がいつ撃ってくるか?わからない。
もっと酷いのが「無理矢理、身体に爆弾を巻き付けられて、爆死してくる」という「人間爆弾」。
これには参った。
カミカゼではないわけか。
舞台はイラク。
いやがる民間人を襲い、身体にプラスティック爆弾を埋められたり、巻き付けられて、アメリカ軍を襲う。
ひどい...
また、ほんとに普通の人たちが、アメリカ軍を標的に爆弾テロを繰り返す...
むうーマジ?これ?って思った。
ハート・ロッカー

この映画の主人公は「ジェレミー・レナー」。(「28週後...」にも出てたね。)
ウィリアム・ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)は「死にたいのか?」と思えるぐらい「死」に無頓着。
同じチームのサンポーンとエルドリッジは時にはウィリアムを「殺したい」ほど、危険に思っている。
普通、爆弾処理班の映画だと、かっこよく時限爆弾を爆発1秒前とかに解除する?そんな映画だと想像してたけど。
このハート・ロッカーは違った。
爆発しちゃう。(--;)
死んじゃう。
主人公は勘違いし暴走する。
挫折しそうになる。
リアルに、精神を追い詰める。
任務解除まであと数日、、だというのに。
サンボーンの「無駄死にしたくない。せめて息子が欲しい。」という台詞に心動かされるウィリアム。
でも...
ハート・ロッカー


「ダークナイト」と同じで「エンドロールでタイトルコール」ってやつでした。
「物語はここから始まる...」ってヤツですね...

観終わって感じるのは。
イラク戦争にしてもアフガニスタンにしてもアメリカ軍は「民間人」と戦ったら絶対に「勝てない」ってこと。
負けないけど勝つこともない。
泥沼に陥り、殺し合うだけ。
最新の化学兵器を使っても、相手が敵か味方か識別できないなかで、そんなハイテク兵器は役に立たないってことだよね。
結局、ウィリアムがやったみたいに防護服に身を包んで、ひとつひとつ、、、こんがらがった配線をひもとき、淡々と処理していく...爆弾も人間の心も感情も...淡々と...
そういうことだな。
よくわかった!


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