今年は第1回と同じ距離「ショートコース」になりました。(12kmという表示だけど実際には10kmぐらい。)
ボクは例年通り、前日に彦根で宿泊。
前日は念入りにバイク整備。(&洗車)
サドルやホイールをヒルクライム用に交換して、いまボクの持てる機材で最軽量セッティングに変える。

7.06kgまで軽量化。
これがいまんとこ最軽量です。
彦根のホテルではすることが無くて。
いつも通り、なかなか寝付けなくて苦労した。
朝、5時起床。
6時過ぎにチェックアウトして外に出ると「土砂降り」

(うへえーかなわんなー)
と思いつつ、重要レースなのでDNSする気もなく電車に乗って関ヶ原へ。
7時15分ぐらいに関ヶ原に到着。
ちょっと早めに着いたので身体が冷えてたのを温めるために周辺を走ることに。
国道とかを走ってるとバイクを積んだクルマが続々とやってくる。
そうこうしているうちに携帯電話がなった、チームメイトが会場入りしたんだ。
慌てて会場へ。
キャプテンに電話して、無事合流。
キャプテンが前日受付を済ませてくれていたので(感謝)超楽に準備開始。

まんまGMのローラー台をお借りしてのウォーミングアップ。
黙々と淡々と心拍数をあげる。
なかなか130まで来ない。
雨のせいで身体が冷え切っていた。
30分ぐらい回し続けてやっと130を越えてきた。
40分後、アップ完了。やっと軽く汗が出てきて、脚と心拍数とがシンクロするようになった。

(脚は良い感じに仕上がってる)と思った、良い出来映えだとおもう。
集合時間になり、2kmほど走ってドライブウェイ入り口へ。
去年はこの入り口でも散々待たされた記憶があるんだけど。
今年はチームメイトといたせいかすごく早く感じた。
あっという間にスタートタイムになり、スタート位置へ進む。
例年ならこの時間がけっこう長く感じてどきどきしたんだけど、今年は「どきどきする暇が無い」って感じで。
並んで~はい、いくよ~それ!!スタート!!
みたいな感じで「あ?え?もう行くの?」みたいなスタートでした。

でもまあ、出遅れることもなく。
クリートも「かちっ」とうまく入って良いスタートできました。
伊吹山は今年で3度目で、そこそこコースも覚えてきたつもり。
スタートしてすぐにきつい勾配の箇所がある、長くない距離で。
ボクは今年は「ダンシングしない」という作戦だったので。
「軽いギアで回す」を自分の頭の中で「言い聞かせ」ながら走っていた。
10%勾配になるとどうしても腰を上げてダンシングしそうになるけど、押さえた。
(腰を上げない)必死で守った。
広島でtanuさんにアドバイスをもらってから。
トレーニングでパワーメーターを睨んで、座って漕いでも出力を維持できる練習を積んできた。
ダンシングすれば一瞬出力が上がるけど、すぐ疲れて下がる。
それならシッティングのままで出力を維持すればトータルではシッティングのほうが速く走れる、というトレーニングをこの1ヶ月間続けてきた。
今日は徹底的にコレを貫いた。
他の選手にダンシングされて、一瞬抜かれても、我慢してシッティングで淡々と登れば、抜き返せる...
事実、そうだった。
やはり重心の位置を後ろにすればパワーロスを減らせるのは事実だ。
まあ、イイコトばかり書きましたが。
実際には6km過ぎたぐらいで、もう「パンパン」になってまして。

霧雨?みたいな状態の中を走ってるとアイウェアのレンズが曇りだし。
元々、視界が10mぐらいしか見通せないのにレンズが曇って2m前もわからない状態に。
慌ててアイウェアを外し、ポケットにねじ込む。
前方を見ると「たった一カ所だけあるちょっと下り坂」のところに来てた。
慌ててアウターに入れて踏む。
ここで最速の時速40kmを記録。
このたった一カ所の下り坂を終えるとゴールはもう近い。
「ゴールまであと500m!」と声が聞こえる。
ここでゼッケン千番台のヒトに抜かれる!
(なんやとー!抜き返す!!)
とここで封印していたダンシングを開始!
(うぉおおりゃーーっ!)
抜き返した...
ところが、このダンシングで下半身のパワー残量を使い果たし。
がっくりとサドルの上に尻餅状態。
(あ、、あかん、もう腰があがらん...)
見ると「あと50m」の看板。
(す、スプリントせな、、、あかん、、、)と心でわかっていても身体が言う事を聞かない。
もうサドルと尻が接着剤でくっついたようだ、あがらない。
抜き返したヒトにまた抜き返される...イヤだイヤだ...ペダルを回すしかない...
バイクはペダルを回さないと進まない乗り物や!
揺すっても、腕で振っても、ぜったい進まないのや!
と、自分に言い聞かせ、踏む。
心拍数181bpmをマーク。
心臓が吹っ飛ぶぞ。

ゴールイン...
ひぃぃぃぃ。

ゴールしてから動けなくなり、、係のヒトが、「そこで止まってちゃ危ないぞ。」とボクの背中を押してくれて、、なんとかコース外に出た...
た、、、たすかった、、、、

ゴール、、15分後ぐらいのボク。
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