2012年6月29日金曜日

自分が出来ること、の巻

今日は防火管理者講習会二日目。
午前中は教室でずっと講義。
午後からやっと外で消化器を使ったりする実地訓練で、眠くなかった。(笑)
お陰様で読みたかった本(小説)をかなり読み進めることが出来た。( ^o^)ノ
昨日と変わらぬ風景

しかし、講義中、外を眺めると入道雲?よくわからんけど、夏の空、良い天気だ。
(こんな良い天気にこんな場所で講義を受けているなんて…学生時代のようだ…)と残念な想いの中にもどことなく懐かしい気分にも浸ってみたりした。
午後4時までの講義ということだったけど、予想通りはやく終わった。
「ちょっと早いけど終わりましょう。」と言われたのが午後3時。
(さすが、公務員だ。残業なしやな!)ってことですね、大急ぎで身支度を整え、帰宅。

帰宅すると、大慌てで着替えた。
慌てなくても天気は変わらないのに。
なぜか、慌てた。

どこに走りに行くかはもう決めていた。
「御斎峠」だ。
Forsquereによると、ボクはもう69回も御斎峠に来ているらしい。
飽きもせず…だ。
他人からすれば「よほど素敵な場所なんでしょうね?イイトコロなんでしょ?」って思うかも知れないけど。
とくに何もないし。
殺風景な場所だ。
記念碑みたいなのがあって何か書いてあるんだけど、読めやしない。(恥)
そもそも読む気もない。
ボクはここに「そんなもん」を求めて来てるわけじゃない。
ボクはここに「トレーニング」に来てるんだ。
こんな殺風景な場所に好んで来るヤツはいないし。
いままで「この風景が好きなんですよ」って登ってるヒトと出会ったことがない。
出会うのはやたら運転マナーの悪いゴルファーという太って脂ぎったオサーンの乗るクルマか、「坂道」を制したい「ロードレーサー」だけだ。
こんな場所を「それ」以外の理由で登るヤツはいないのだ。

いつも斜め下を見て、時折、Garminの数値を見て、黙々と登る。
今日は心拍数をずっと睨みながら(78%ぐらいまでなら…)とか(次の勾配が緩くなるところで72%まで落とす…)とか脳は目まぐるしく速く動いているのに、脚はぜんぜん速く動かない。
ましてや今日は暑かった…
予定以上に踏み込んで、オーバーワークになりたくなかったので、、鳥の鳴き声なんかを楽しもうと耳を澄ましてみても、聞えてくるのは自分の呼吸音だけ。

なぜここへ来たんだろう…?
考えてみた。
(もう、きつい練習をしない、って思ってたし。いまさら慌てて練習したって…)というのはわかっていたけど。
走りたかった。
じゃ、平地を走ればええやん!って思った。
実際、月ヶ瀬あたりをぐるぐる回って帰ろう、とも思った。
けど、やっぱり御斎峠に足が向いた。

「いま自分が出来ることを確実に少しでもやっておこう」という気持ちが働いたんだと思う。
色んな事も考えるけど「なにもしない」という選択肢はやはりボクには無かったんだ、ということだ。
目指す地点があり、そのために時間と努力を積み重ねてきた自負がある。
今年は最初の白浜を除けばよく走れている。
落車もないし、怪我もない。
良い具合にここまで来てる。
チームも良い感じだ。
チームメイトの頑張りで相乗効果が出てると感じる。
@Manma3団長が「この風は良い風」だと表現していたけど、ボクもそう思う。
「向かい風」ではない風が吹いている。
これに乗らない手は無い。

うじうじ悩んだり考えたりして無駄な時間を過ごすほどボクには余裕が無い。
「仕事が忙しいですから…」とか「いやーそこまでするつもりはナイデスから。」とかいうセリフも、他人が使い果たしてくれたので、ボクは使えない。
全てを全力でやりとおし、全てが「自分史上最高」になるようにしか考えようがない。
色んな事に挑戦したいし、色んな「ステージ」を見てみたい。
「困難だ」と思えることに立ち向かえる気力を満たしていたい。

「いま自分が出来ることを精一杯やる」季節がやってきた。
やれることをやる、こんな単純で簡単なことが、ふと気がついたら出来なくなっている。
気を弛めたら、もう出来なくなっている。

やろうやろう。出来なくなるのはイヤだ。
次から次へとレースがやってくる、やろうやろう。
チームメイトと、ともに。
確実に一歩一歩。




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