2008年12月19日金曜日

ゾディアック

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アメリカ合衆国サンフランシスコで起きた連続殺人事件の犯人の呼び名=ゾディアック
第1の事件は1968年と言うからかなり古い。

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/0c/Zodiac-logo.jpgなぜこのゾディアックがこれほどまで有名になれたのか?
それは徹底的に「劇場型」な犯人であり、マスコミ受けする人間像だったからだろう。
新聞社「タイムズ・ヘラルド」に手紙を大量に送りつけ、暗号を新聞に掲載させたり。
「自分を捕まえてみろ」と警察を挑発したり。
21世紀の現代にはよくある「凶悪犯」の犯行なんだが、それらはみなゾディアックが「先駆者」であり、ゾディアックがすべての悪の始まりだったのかもしれない。
事実、ゾディアックは結局捕まっていないし。
犯人は色んな説があるけどいまだ不明だ。
ゾディアックからの手紙を受け取る新聞記者をアイアンマンのロバートダウニーが演じている。(ポール役)
ゾディアックから命を狙われているのでは?と感じたポールが日に日におかしくなり、最期には記者を辞め、精神的に追い詰められていく。
またポールの同僚のロバート(ジェイク・ギレンホール)は最初、ポールを助けようとするが。
徐々にこの事件に浸かっていき、「ゾディアック・マニア?」とまで言われるぐらいになってしまう。

この「ゾディアック」という映画は事件のミステリーを解き明かす、といった視点より、このロバートや、ポールなどのヒューマンドラマとして仕上がっている。
(最後まで観るとちゃんと謎解きもしてるんだけどね。)
連続殺人事件の犯人を追ううちに家庭が崩壊していくロバート。
自分の精神が崩壊していくポール。
自分が変な容疑者?にまで墜ちてしまい「もうゾディアックには近づきたくない」とロバートに謎解きを託してしまうデビッド捜査官。
皆が皆、「ギリギリ」で犯人、ゾディアックを追いかける。
数少ないヒントで徐々に犯人に近づくロバート...

結末はあっけない?ものでした。
しかしあくまでこの映画の結末、ということで、実際には犯人はいまだ捕まっておらず未解決事件なのでした。
真実がこの映画の通りなのかどうか?ボクにはわかりませんが。
映画通りなら良いね!って思うよね。

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