2008年12月30日火曜日

スティーヴン・キング 痩せゆく男

ダイエットに興味のあるヒト!観ると...
「こわいよ!」(笑)

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コメディか?と思って観たら。
ホラーでした。
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

弁護士ビリーさん、体重が135kgと少々おデブサン。(笑)
妻からは「あなたの身体が心配なの」と毎朝、体重を報告させられ、ダイエットに勤しむもまったく効果無しだ。(笑)
こんなヤツはごまんといますな。
しかし、ここからが悲劇。
ビリーさん、あるマフィアの弁護を引き受け、その辣腕で無罪を勝ち取る。
その勝利を祝う夕食会でお酒を飲んで妻とクルマで帰宅途中、妻とクルマのなかでチョメチョメしながら運転中、ジプシーの老女を轢き殺してしまう。
こ、こりゃ、やばいわってんで。
ビリーは警察署長、判事に頼んでこの事故を揉み消し、老女はお店で万引きをして逃げる途中、、とかいう強引に無罪になる。

無罪放免になったビリーに、この老女の父親(なんと106歳)が近づき「痩せろ」と囁きながら頬を撫でられたっ!これが呪いの始まり。
この瞬間から135kgのビリーは「がんがん痩せていく」のである。
見事なやせっぷり。
数日で20kgも痩せていき、どんだけ食べても時間とともに痩せていく。
最初は「よかったね!ダイエットの効果が出てきたね!」と周囲も喜んでいたんだけど。
次第に不気味になってくる...
1日1万2000キロカロリーを窃取しても毎日数キロ痩せてしまう。
このままだと数週間で消えて無くなってしまう勢いだ。
妻も不安になり入院をすすめるも身体には異常は無し。
そんなある日、なんと!
老女を跳ねた罪を揉み消した、判事、署長も呪いをかけられていたのだった!
署長から「呪いを解かないと死んでしまうぞ。」と言われ愕然となるビリー。
判事はなんと呪いでトカゲにされちゃうし。
署長は顔が醜く変形してるし。
ビリーの「痩せる」ってのが一番マシかな?(笑)
でも体重が50kgを切ってからのビリーの変貌ぶりは怖かった。
もはや呪いのせいではなくビリーのどす黒い人間性だけが表に現れてきて怖かった。
なるほど、脂肪で包まれていた人間は「温厚」そうに見えるんだけど、実は脂肪という着ぐるみを着てるわけね?(笑)
脱ぐともっとも醜い人間の本質が見える、という意味の作品なんだね、素晴らしい。
かなり名作だと思います、単なるホラーで片付けるのはもったいないかな。
エンディングも良い「仕舞い方」だと思いますぜ。
センス良い仕舞い方ですよね。

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