2009年5月13日水曜日

ディープ・ブルー

ディープ・ブルー -ブルーレイ・エディション-
アラステア・フォザーギル アンディ・バイヤット
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ディープ・ブルー -スタンダード・エディション- [DVD]ディープ・ブルー -スタンダード・エディション- [DVD]
アラステア・フォザーギル アンディ・バイヤット

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ボクはHDDレコーダーの「お任せ留守録」の登録単語に「映画」や「自転車」だけでなく「ダイビング」というのも入れてます。
滅多にマッチして録画されてる番組って少ないんですが。
NHKなんかの番組で自然をテーマにしたヤツは結構好きなんですよ、観るの。

この「ディープ・ブルー」はそういうボクの趣味趣向にぴったりのドキュメント作品。
映画と言っても俳優は出てこない。
リアルな大自然を観るだけ。

考えてみると。
昨今ではスペースシャトルに日本人が乗り込んで宇宙になんか行ったりするので。
宇宙!宇宙!不思議な世界!なんて感じで人類はまるで「地球はもう隅から隅まで調べ尽くしちゃったよ。」ってな態度ですよね。
でも実は人間は海のことって殆ど知らないんだ。
魚の生態についても謎だらけ。
毎年、新種が発見されてるし。
なぜ、なぜ?が溢れている。

このディープ・ブルーは、魚類だけでなく、ほ乳類も出てきます。
シロクマくん、海鳥も。
鯨やイルカもそうだな。

その残酷なまでの「弱肉強食」な「食物連鎖」を見せてくれます。(汗)
「うへー残酷やなー」と目を背けてはいけません、これが現実なのだから。
人間だって、同じことやってるんだ、日常で目にしないようにシステムを構築しているだけで。
日々、何かの命を奪って、それを食らって生きている。
残酷でも何でもない、食わなきゃこっちが死ぬんだから。

深海の生き物を少し紹介している場面がありました。
こんな深い場所に?
マグマで温められた海水が噴き出している「海底温泉」みたいな場所では実に「けったいな」生き物が居た。
おもしろい。
ボクが潜って見に行けるような深さじゃない。
わかっちゃいるけど観てみたい。
海の中は実に神秘に溢れていてボクはダイスキ。
ダイビングで潜ったときはいつもビデオカメラを持って行く。
ガイドに「ここは流れが速いからカメラは危険です。」と言われても持って行く。(笑)
海の中を観てるのは飽きないし、海の中の生き物が繰り広げる「生きるぜ!」っていうドラマを見るのがダイスキだから。
深い場所には殆ど何も居ないから、せいぜい30mぐらいまでしか潜ったことがないけど。
潜ったことがない人のイメージは「深いところにいけば色んな魚が居るんでしょ?」って思ってるみたいだ。
太陽の光が届かない薄暗いところってもう殆ど何も居ないっすよ。
凄く透明度の高い海でもせいぜい20mぐらいまでが明るくて。
そこからはどんどん暗くなってきて。
生物は極端に減るんだよー。
日光はすごいのだ。

で、たぶんだけど。
人間って卵で言えば「殻」の部分ぐらいしか海を知らない。
そんなに深く潜れないから。
地球の表面の80%が海で。
そのうちの表面のせいぜい「殻」ぐらいしか知らなくて、もう「全部を知った」ような風味で「宇宙」に向かってる。
この辺が人間の愚かさと「滑稽さ」だよな、オモローだ。♪
ディープ・ブルーは、その「一部しか知らない」海を激しく静かに映してます。
大自然好きとアウトドアなヒトは観ておきましょうー♪
インドアで引き籠もりなヒトは観なくてイイデスー(^g^)
そこでそのまま朽ち果ててクダサイ。

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