2009年10月14日水曜日

REC/レック

何故か人恋しくなる物悲しい秋は「ホラー」がよく似合う季節。(嘘)
少し前に観たクローバーフィールドとよく似た手法で制作されたホラー映画「REC/レック」を観ました。
REC/レック スペシャル・エディション [DVD]
B001F9R75G



ハリウッド映画ではなくスペイン映画でして。
字幕版で観たんですが、スペイン語はまるっきりわからないので、吹き替え版(があるのなら)で良かったかもなぁ、とも思った。(観終わってからね。)
英語だと多少でも原語で観た方がいい、と思うんですが、さすがにスパニッシュはねぇ...

ストーリーはテレビ番組制作中の女性レポーターが「消防署の一日」みたいなドキュメンタリー収録中に巻き込まれる「奇妙な」そして「恐ろしい」事件。
テレビカメラがその一部始終を録画する、っていう感じ。

いわゆる「脅かし」的手法が随所に使われていて。
(御化け屋敷手法っていうかな?暗闇からいきなり出てくるっていうアレね。)
心拍数がいきなり160ぐらいまで跳ね上がりそうですが。

子供にインタビューして飼い犬の「マックス」の話題がわざとらしく出た時点で「ははぁん。☆」とは思いました。
でもね、思いついても事件には何の影響もなく。
まったくもって解決されませんね。(汗)
さすが欧州映画だなぁ、と思うのはこの「エンディングへの帰着心の無さ」ですね。
ヨーロッパの映画に多く観られるヤツで「物語の終わりは必ずしも終わらない」ってやつ。
この「手法」はハリウッド映画を見慣れているヒトには「なんじゃ、そりゃ。」って思うでしょ。

恋愛映画でさえ結末はハッピーエンドでないことの方が多いヨーロッパではホラー映画でさえも「何の解決策も見いだせないまま」終わってしまう...
一応、因果関係?原因までは明らかにされるんですけどね。
それにしても「」ができるわけですか...

ちなみにRECで出てくる人たち?をゾンビと決めつけるのは早いのでは?とボクは思ってますので、敢えて「ゾンビ」とは書きません。
なぜなら死んでから生き返っているのか?定かではないからです。
死体が蘇っているのではなく、生きているときに伝染してクリーチャー化しているわけです、RECでは。
ゾンビ哲学者のボクとしては、やはり何年も前に死んだ死体が腐乱した身体でむっくり起き上がるのを「ゾンビ」というカテゴリーにしてるわけで、RECではまだその状態ではありませぬ。

」でゾンビなのか?どうなのか?はっきりするかもしれませんな。
だって、この「1」ではあまりにもエンディングが...?


http://www.k4.dion.ne.jp/~matamata/LOVELOG_IMG/REC2.jpg
この娘とかどうなったんだろ?って思うじゃないですか。

」では封鎖されていたマンションに突入部隊が入っていくみたいですね...
楽しみだ...観よう...
ハリウッド映画の「大味な制作」に「ちょっとね」と思い始めていたボクにはうれしい映画ですな。
とくに特撮に関しては「お金を湯水の如く使えば良い作品」とでも言いたげな「制作費ン十億円」とかそういうのに辟易してきてる感もあるしね。


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