2011年9月17日土曜日

世界侵略:ロサンゼルス決戦

原題は「BATTLE: LOS ANGELES」です。

もう大変ですから。
とにかく「侵略」「戦争」「宇宙人」「未知の武器」というキーワードが入っていれば「観たい!」となるボクです。
単純にこの思考回路は小学生の頃から変わってないです。
願わくば最初負けてて、挽回して最期にはなんとか勝つ、、みたいな脚本が好きです。

そしてこの作品もそういう期待を持って観に行きました。
場所は大津パルコ。
5番スクリーン、2Dで字幕版です。この作品は3D作品じゃないよね、良かったです。
作品が始まると同時に東京が攻め込まれ、ほぼ地球上の大都市は制圧されてしまいます。
うーん、だいたい30秒ぐらいで、、、、(汗)
米軍は地球を制覇した
そして時系列が遡り、、主役、アメリカ海兵隊の戦士たちの割と在り来たりな「ヒューマン・ドラマ」が始まります。
ストーリーの詳細は書きませんが。
極論から言えば、そんな大したストーリーは「ありません」。
内容の殆どは銃撃戦。
似てるのは「スターシップ・トゥルーパーズ」ですね、あのノリでしょう。
アメリカ人の好きそうな感じの脚本です。
内容の殆どは「Be A HERO!」(英雄になれ!)ってヤツですよ。

しかし、アメリカ人ってのは、とにかく「善悪ははっきりくっきり分けてね」って感たっぷりですな。
この映画を観てても感じたのは…
ずっと昔のアメリカ映画の「悪役」って「日本軍」とか、太平洋戦争の風味でアジア系が悪役にされていた。
その後、ベトナム戦争が対象になって「ゲリラ」とかが悪役の対象になり、ゲリラ戦特有の「見えない敵」とかしょっちゅう映画の悪役に。(プレデターなんかがそう。)
次の悪役世代は「ソ連」に代表される「共産国」がアメリカの悪になり。
つい最近までは「9・11」以降、イスラムなどの奴らが映画でも悪役になった。(アイアンマンなんかがそう)
そしてついにアメリカ軍は地球上の悪のすべてを制覇し、、、敵がいなくなった。
ので。
最終的に「宇宙人」が悪役になった、、、、それがこの映画なんだろう、、、わかりやすい、じつにわかりやすいアメリカ人スピリッツだ!

ボクがヒーロー
日本の映画だと悪役にも3分の理、という感じで適役にもなんかいろいろ事情あるよねぇ、みたいな描写をいれるのが常ですが。
メリケンムービーにはそんなもんありません。
悪役は悪。
アメリカは常に正義!アメリカが常に善!なのである。
相手に与するようなことは絶対にないのだ!

主人公のマイケル・ナンツ曹長(アーロン・エッカート)は退役寸前の軍人。
過去に自分のせいで部下を亡くしている。
そんな彼がこの作品の「英雄」になるわけです。
徹底的に弾に当たらないし、瓦礫が崩れても彼の上には決して落ちてこない、そういうわけです。
宇宙人にも「幾ばくかの理由?」みたいなのがあるんじゃないの?
という日本人的発想はありません。
「人間以外は全部殺せ。」というセリフが凄まじい。
宇宙人の武器も人類が使っているのとほぼ変わらない?ちょっと破壊力が上かな?ってぐらいで良い勝負です。
人類より「ちょっと強い」な感じです。
必死でやれば倒せます、殺せます。
この辺は「宇宙戦争」と違って、「やればできる」な感じになっていて、、見方を変えれば「相手が人類じゃないだけの戦争映画」とも言えるでしょう。(汗)
ネット上では色んな意見が飛び交っていますが、ボクは「あのエンディング」は「オッケー」です。
とてもイインジャナイですかね?
ただ邦題の「世界侵略:ロサンゼルス決戦」の「決戦」ってのは「嘘」になりますけどね。(笑)

なんだかんだ書いてますが。
とってもダイスキです、この作品。
ボクの好きなポイントをほぼ全部網羅してますよ、これ!(^^)
観終わった後の軽い疲労感…うーーんイイ!なんという脱力感!
このノリで「2」もお願いしたい。
できれば、、ちょっと宇宙人に侵略されちゃってて、、「このやろう!取り返すぜ!」ってところから。
んでやっぱり東京は完全に侵略されちゃってる、、っていう皮肉なシチュエーションを入れても可。(^^)/


追記:
途中から出てくるエレナ・サントス曹長(ミシェル・ロドリゲス)は、実に色んな作品に出てる女優さん。
ボクの好きな作品に特に欠かせない女優になりつつあるなぁ。
アバター、マチェーテ、ワイルド・スピード、バイオハザード、など。
ヒロインじゃないし、どちらかと言えばいつも怪我だらけ出血だらけの役ばかりなんだけど。
頑張る女性!って役やらせたらピカイチやんかー!\(^o^)/

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